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かにの泡ぶく


2006-12-01 ぉおお気づけば師走。

_ もう師走かい。

なんだか、歳をとるほどに一年経過する体感時間が短くなっているような。確定申告の準備で格闘したのって、二、三ヶ月前だったんでは・・・? 気のせい?

_ スキーシーズン到来。

しかし、気象庁の予想は「暖冬、少雪」だと。確かにねぇ。だってさ、横手山ですらまだオープンしていないんだもんね。

自作アンプの試聴ナンバーを広瀬香美中心に据えて、脳内テンションを高めている師走の初日です。

熊の湯が既にオープン済みっていうのははやり、マシーンのパワーってことなのかな。

_ 風邪ひいたか?

今日、仕事でクライアントのオフィスへ出かけるべく自宅を出ようとした間際、なにやら寒気が(ダイソーヘッドフォンはしてません)。

風邪ひいたのかな?

今日は酒飲んで早めに寝ることにしよう。

_ 2SK170データシート見ていて気が付いたこと。

入力容量が30pFもあるのか! しまった。迂闊だった。ノーチェックだったよ。いつも、低周波では2SK30Aばっか使っていたから、入力容量全然検討してなかった。

それでか。思っていたほど高域が伸びなかったのは。とは言っても-3dBポイントが100KHz以上だからまぁ問題ないのだけど、でも、この回路構成でいけば平気でNHK第一放送波ぐらいまでは行っても全然不思議でなかっただけに、疑問に感じていたことは確か。

うーむ、また作り直しか。


2006-12-02 公園でお散歩。

_ 三ッ池公園でお散歩。

毎年秋には昇仙峡方面に紅葉見に行くのですが、今年はいろんな事情もあってちょっとタイミングが合わず。でも、なんにも見ないのは悔しいので、家族で近所の三ッ池公園にお散歩がてら行ってきました。
さすがに平野部といえども完全に出遅れ。でも、またそれもよいもんです。

のんびりお散歩。娘は一輪車のってあっちいったりこっちいったり。
都市部の人工的な公園は、もちろん大自然にはほど遠いですが、それでもコンクリートジャングルのなかにあってとても素敵なひとときをもたらしてくれます。

_ きのこの収穫。

先日買ったしいたけ原木。本日第一回目の収穫とあいなりました。
しいたけ自体を味わうために、いつものシンプルなオーブンバター焼きで食べてみました。

わざわざ言うまでもないんですけどね、マジ美味しいです。
菌床に比べると味が濃いですね。とても美味しいです。

そうそう、本日さらに原木を2本追加で購入しました。これで原木合計3本です。タイミングをずらして栽培して、比較的コンスタントに収穫できるようにしよっかななんてね。

_ 2SB22/D30ヘッドフォンアンプその後。

昨晩寝る前にふと、思うところあってですね、いくつかの部品の特性取りをしました。そしてまた、アンプは本日ばらばらにされて、2SK170の入力容量対策を含め思うところの特性測定結果を反映して組み立てなおしました。今度こそ、今度こそまずは一段落できるのではないかと思いますが・・・

詳細はデータをまとめて、明日にも改めてご紹介したいと思います。

もうすぐ大人のJAZZTIMEの時間ですから・・・ね。

_ 不思議な現象。

2SB22/D30ヘッドフォンアンプを試聴時、はじめに聴いたCDをしばらく時間経過後にまた聴いたりしたときに『あれっ? 音が随分変わった』って感じることがあるんです。はじめは、トランジスタが暖まってきていい感じになってきたのかと思っていたのですが一旦電源切って冷えたあとでも、元の音には戻らないんですね。で、また、しばらく聴いていると、音が変わっている。『気のせい?』とも思ったのですがこれってもしやゲルマTrのエージング効果?

なんせ、下手すれば30年以上仮眠していたかもしれない彼ら。寝起きにいきなり聞かされたのは正弦波や方形波といった味もそっけもない信号。彼らもそんな音を聞きたくてこの世に生まれいでたわけではないでしょう。

何十年もの眠りからさめ、正弦波や方形波の試練に耐えて、ようやく彼らも素晴らしい音楽信号を増幅する機会に巡り合えたわけですから、はじめは緊張していたとしても不思議ではありません。

確実に音が変わっているんだよなぁ。しかもより艶やかに。

さっき手直ししたばかりの部品定数にまた気になる箇所を発見してしまって、直したくてたまらない気持ちなのですが、しばらくこのまま聴いていたほうがいいのかもなぁ。


2006-12-03 壊すために作っているのか俺は・・・

_ 2SB22/D30ヘッドフォンアンプさらに進化。

昨晩『今度こそまずは一段落できるのではないかと思いますが・・・』なんて書いたにも関わらず、昨日の改造が与える予期せぬ副作用を発見してしまいました。

読みが甘すぎ・・・>俺。

試聴していて、ライブ録音モノの場の雰囲気感の低下ならびに、チェロの表現が痩せてしまったのを感じたのです。ちょいと看過できないレベルの副作用でしたので原因をいろいろ考えていましたら昨日カップリングラインのインピーダンスを下げたことによる副作用で、カップリングコンデンサの容量不足で低域のインピーダンス上昇が発生していたのでありました。とは言え、影響は20Hz以下の超低音域。ヘッドフォン再生であればあまり気にしないでもいいかなって思える帯域なのですが、しかし、それをわかってそうしたのではなく、意図せず発生したスペックダウンなわけです。結果的には気にしないでもよさそうな帯域ではあるのですが、でも、この場合結果オーライというのが実に気に食わないので、躊躇なくアンプの分解を決意します。

あとですね、積層セラミックコンデンサは、100オーム程度のローインピーダンスを駆動すると高調波歪発生しまくりだってことも、実測で判明しましてですね、これらの対策を取る必要もあって、これの対策もついでにやってまおうということで。

でも、でも、でもですね、本当に今度こそ、『今度こそまずは一段落できるのではないかと思いますが・・・』。

それらの対策を講じてまた組みあがったアンプを試聴するに、やはりやっただけの効果は明確に確認できます。また、自分の心の気持ちとして、作ったものに現状考えられる最善を尽くし、一点の曇りもない状況で鳴っている音というものは、聴いていてもまさに爽快なわけです。

だからこそ、ちょっとでも気になる点があると即修正したくなってしまうのですが。

音はかなりブラッシュアップされて、相当によい感じになってきております。と、思います。

今回の試作ゲルマTrヘッドフォンアンプとしては、取りあえずはこれでFixしてもいいかなって思えるぐらいまでに来ていると思っているのですが、でも、また、試聴を続けるうちになにがあるかわかりませんので、もうしばらくは、油断せずに聴き続けたいと思っております。

_ 入力段の考察。

SEPPはエミッタフォロワの組み合わせなのでゲインはありません。0dBパワーアンプであればSEPPのドライブ段をいきなりソースフォロワで構成してもよいのですが、K501のような比較的ハイインピーダンスなヘッドフォンを駆動することを考えると、ライン入力に対して電圧利得が少しは欲しいです。

ということで今回2SK170をソース接地でドライバ段に起用して、ゲインを期待したのです。これはこれで特に問題なく成功だったと思っているのですが。

実は昨日、このFETの単段アンプの特性をいろいろ調べてみたのです。

その結果、普通のソース接地回路で負荷をドライブした場合、負荷のインピーダンスを相当低くして重負荷にしてもですね、入力インピーダンスにはほとんど(全くと言ってもよいぐらい)影響が無いってことがわかったのです。

ま、等価回路で考えてみれば自明なんですけどね。

ってーことはですね、[2SK170] - [SEPP] という、3石構成でのアンプでも条件が限定されますが充分動きそうだな〜なんて、思っていたわけです。

ただ、ひとつ気になる点は2SK170の入力容量です。

前段(前置機器)には、現代の半導体アンプ出力しか繋がないぜっていう保証があれば、入力インピーダンスを20Kオームぐらいにしてしまえば30pFに打ち勝てるだけの高域特性が得られますし、かつ、入力カップリングコンデンサを無くすことができるというメリットも生じます。

が、前段(前置機器)に真空管プリのコンデンサカップリング出力繋げるかも・・・なんてことを想定しちゃうと、入力インピーダンスを250Kオームぐらいに上げたくなるのでそうすると30pFの影響が無視できなくなります。

現状私が進めているヘッドフォンアンプは、ご丁寧にも2SK30Aのソースフォロワで受けて、そのあとに2SK170に渡してます。ここ数日、いろいろ実験検討試行錯誤していて、この2SK30A要らないかなぁ・・・なんて思うこともあったのですが、でも、やはり、いろんなことを考えちゃうと、入れておきたいし、気分的に外せない。前段(前置機器)には一切の影響を与えず、見かけは仮に50Kオームであっても内部的には高インピーダンス入力で受けるというのが私なりのひとつの流儀となっております。

ということで、やはり今回もこの重鎮には、居てもらわねばならないようです。

_ 2SB22お宝画像。

その界では有名な「ゲルマ屋本舗」さんから、超貴重な「正真正銘の2SB22」お宝画像を頂戴しました(ゲルマ屋本舗さん、ありがとうございます)

 すげぇカッコいい。

 純正の放熱フィンを身にまとったその姿は、なんとも風格がありまさにPA用ゲルマニュームトランジスターとしての存在感バリバリです。

    その後の彼ら。普通のメタル缶を経てなんであんなチューブの姿になってしまったのでしょうか・・・それも時代の流れというやつなんでしょうかね。

 あまりにもお宝なので、ご紹介させていただきます。サムネイル先には少し大きな画像がリンクされております。心して拝んでくださいませ。



 貫禄あるなぁ。品番も刻印ですよ、刻印。素晴らしい。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ゲルマ屋本舗 [放熱板付をやめちゃったのはコストの問題だと思います。 コスト掛けてPc値を稼がなくても、上位規格に2SB405/2S..]

_ 青木 [もったいないですね。放熱板つきオリジナルの2SB22/2SD30どっかに各4個ぐらい在庫ないかしら。保守部品流通在庫..]


2006-12-04 月初めの月曜日。

_ 請求書発行の日。

かにこむの業務は、特に契約で定めない限りは月末締めです。で、これも特に契約で定めない限りは翌月第一月曜日、もしくは5日までのどっちか早いほうを請求書発送日としております。

というわけで今日は午前中に請求書発送業務。昼過ぎから外でお仕事な一日でした。

街中がきもちざわついているように感じるのは、年の瀬だからですかね。新聞の折込広告にも、金箔入り日本酒一升瓶がお目見えする季節になりました。


2006-12-05 結局再度分解。

_ 娘が発熱でダウン。

実は昨夕から具合がヘンになってですね、夜になって発熱(38度ちょい)。今日は学校休ませました。

聞けば「前の席のxxくんもインフルエンザでお休みだし、後ろの席のzzさんもインフルエンザでお休み。隣のqqさんも・・・」ってわけで、どうやら教室内ウイルス蔓延状態のようです。

私も先日来、警戒態勢をとってはいますが・・・なんとか乗り切りたいところです。雪っこ呑んで今日も早めに寝よ。

_ 2SB22/D30 SEPPヘッドフォンアンプまた分解。

もうね、基板もかなり痛んできちゃっているのでいっそのこと、もう一個作ろうかって思っちゃうぐらい何度も部品変更している2SB22/D30ヘッドフォンアンプですが、結局またまた気になる点が発生してですね、定数変更です。

事情はこうです。

一昨日の日曜日で、ほんとうにもうこれっきりこれっきりでしばらく大丈夫だろうバージョンになったかと思ったのですが、その日の夜に気合い入れて聴き始めた途端、なんとも言えぬ軽い違和感を覚えたのです。でも、アンプによるものか、体調によるものか、気分によるものかわからないぐらいわずかな違和感です。気にせずにそのまま聴き続けても全然平気ですのでそのまま聴き続けます。

その後しばらく(3時間ぐらい)聴いているとなんと! 頭が痛くなってきたのです。部屋が寒かったので『風邪でもひいかた?』と思ったのですが、一旦ヘッドフォン外すと頭痛は解消。その後また聴いていると頭が痛くなる。どうやらこの音が原因で頭が痛くなっているらしいと思うようになりました。

寝る前にリビングでウイスキィ呑みながら考えました。頭が痛くなる前と後とで変更した点は、カップリング回路の低域カットオフを低くしたことぐらいです。

・・・・・・・・・・

そういうことなのか?

ヘッドフォンってのはその振動板が鼓膜の直近にあります。これが、なんらかの信号(音楽信号かもしれないし、ノイズかもしれない)によって超低周波数で動いていたとしたら、その聴こえないレベルの空気振動が鼓膜を駆動して、精神的な不快感というか苦痛というか疲労感を生じさせている可能性はあります。

ウチには残念ながら、音楽を鳴らしているような動的条件で10Hz以下を子細に測定できる環境(スペアナ等)がありませんので確証は得られないのですが、どうもそんな気がしてカップリング回路の低域カットオフを少しだけ上げてみました。頭が痛くなる前と現状とのちょうど中間ぐらいの周波数にです。

上げたと言っても、-3dBポイントが11Hzというレベルですけどね。20Hzまではフラットです。ちなみに、頭痛くなる版の低域カットオフ周波数は、計算上では1.5Hz、ウチの測定環境は測定下限が10Hzなのですが、10Hzまではほぼフラットというものでした。

今回試聴しているヘッドフォンは、未だにダイソー\210-ヘッドフォンです。これがまた開放型で、とにもかくにも\210-ですからね、まだ救われていたような気がします。そこそこ高級な密閉型だったりしたら、ダイレクトに鼓膜が空気駆動されるわけでして、そう考えるとヘッドフォンアンプって超低域は意図的にカットしといたほうがいいのかもしれません。

これは頭痛とは関係なく今回のヘッドフォンアンプ設計時に思ったことですが、日常の生活で感じる50Hz以下の低域って、鼓膜からの情報よりも身体で感じる音圧情報のほうがかなり優勢だと思うのです。だからヘッドフォンで50Hz以下は軽んじてよいとは全く思わないのですが、積極的に再生すべきはせいぜい20Hzぐらいまでで、それ以下の超低周波数は振動板の移動に伴うドップラー効果で高い周波数に変調をかけてしまう恐れもあり、積極的にカットすべきなのかもしれないなぁとも思います。

ドップラー効果はともかく、頭痛問題は本当に推測の域を出ないのですが、とにかく新版回路で早速試聴開始です。

_ 試聴その後・・・

全然平気です。3時間連続で聴いてみましたがとてもよい感じ。回路構成としては取りあえずこれで行きます。もう数日、ひたすら試聴しまくって問題ないようであれば回路図ご紹介したいと思います(たいしたもんじゃないですけど)。

バイアス回路変えたので、昇温試験またしないといけないのですがこれは今週中にはなんとか完了させる予定です。

_ 備忘録:いろんな部品の特性。

今回のアンプに関連して、ダイオードの順方向電圧降下特性と、いろんな受動部品のTHD(高調波歪率)を測定した結果をここに格納しておきます。見てもあまり面白いものじゃないですが、ご興味あるかたはぜひどうぞ。

_ 広瀬香美の声は高調波が出やすい?

音を再生しながらリアルタイムでスペクトラムを観測しているとなかなか面白いです。

YMO(イエロー・マジック・オーケストラなんて注釈しないといけない時代だよね今は)は『これ完全に遊んでいるだろ』っていうように賑やかで楽しいダンシングが見られますし、ギレリスのピアノは全部の音がきっちり同じレベルで鳴っていたりして『これ神業』なんて改めて感動したり。

そんななか、私の好きな広瀬香美。CDには絶対入っているはずのない22KHz以上にかなり強いスペクトルが観測されます。

『さすがゲルマTr。失われたアナログ信号を復元しているのか』なんてことはあるはずなく、単に高調波が出ているだけなんですが。

でもなぜか不思議と、広瀬香美の声(しかもハイキーな部分)で顕著に出現します。

う〜む、世の中面白いですね。

_ 試聴のCD。

主に試聴に使うCD達
 「どんなCDを試聴に使っているですか?」という質問をいただきましたので、簡単ですが試聴CDをご紹介したいと思うのですが・・・

 いえね、改めて試聴用って、決めてないです。ほんと、手持ちのあらゆるCDを聴くのですが、でも、回路チューニング中に主によく聴くCDというのは確かにあります。

 というわけで、今、まさに作業デスクの上にあるCDを並べて撮ってみました。左側から聴いていくことが多いです。マンハッタン・ジャズ・オーケストラまで辿りつけるとかなりいい感じってところでしょうか。だめだめな回路定数だったときは、広瀬香美までたどり着けません。
 これらCDをとっかえひっかえ。で、落ち着いて聴けるレベルになると、また左から順に、とにかく聴き込みます。仕事の最中でも、休憩の最中でも、暇さえあればとにかくヘッドフォン頭にかけて聴いてます。 そんなふうにひたすら聴いていると、真剣に聴こうと思って聴いているときには気が付かなかった面が見えてきたりして、なかなか面白いものです。

 BGM代わりに微小音量で再生していて気がついたリニアリティーの悪さとか・・・ね。


2006-12-06 お外でお仕事。

_ お外でお仕事。

寒いですね、はい。

お外のお仕事は、スーパー極秘案件でミッションインポッシブルなことばかりですので、全く書けるネタがありません。

こんなにも書いちゃっただけで、暗殺されちゃうかも・・・なんちて。

街はすっかり冬景色。いつもの照明もクリスマスモードになってとても綺麗なんですが、ああ着色されちゃうと色温度狂って困るんですよね。


2006-12-07 今日はとても寒かった。

_ シリコンTrでのSEPPヘッドフォンアンプ実験。

2006年12月9日追記:2SK30ファミリーの品番表記を、2SK30Aと2SK30ATMを明確に分けました。今回のアンプで使っている石は、ゲルマTr版も含めて現在どこでも売っている2SK30ATMです。もちろん、2SK30Aでもなおよしです。

2SB22/D30のゲルマTrSEPPは回路の目処もつき、取りあえず一段落しました、はい。一昨日より一切の回路変更無しで、平和に試聴・・・すでに鑑賞ですね・・・できてます。問題ないです。いいです。満足です。少しでも気になった点があれば即解決策を検討し、即実施するという極めてアグレッシブなスタンスでチューニングしたという自負もあり、現状出てくる音は大変鮮烈かつ痛快で艶かしい、私好みの音となりました。

でも、次回再度ゲルマTrSEPPを作るとしたら、以下の点に留意したいと思います。

・右左ch回路を基板ごと分離する。

過去にご紹介した写真を見ていただければわかると思うのですが、今回の基板実装は一枚モノのユニバーサル基板のド真ん中にアースラインを取って、その両脇に完全線対称でステレオ回路を実装するという方法を取りました。これは見た目大変に気持ちよい実装なのですが、今回実測でチャンネルセパレーションが40dBしか取れませんでした。まぁ、40dBという数値は私としては『これでいっか』と思えるレベルなのでよいのですが、頑張れば60dBまでは行けます。電源ラインのデカップリングを強化すればもうちょい頑張れるのですが今回電池駆動ってこともあって電圧は0.1V足りとも無駄にしたくありません。そのへん天秤にかけて、今の値になっているのですが左右共通アースラインをやめて、いっそ左右独立電池電源とすれば、デカップリング無しで即60dB確保可能かと思われます(そのかわり単三16本使用。ランニングコストは変わらず)。次回はそのへん考慮したいですね。
そんぐらいかな。しいて言えば基板をガラエポにして、ボリュームも少しは高級のにしたいかな。でも、現状の紙フェノール基板に消費税込\315-の汎用二連VRでも、充分良い音(私好みの音)してます。部品の品質も確かに重要ですが、それと同じかそれ以上に、魂の入れ方がモノを言うってところでしょうか(なんちゃって)。

というわけで今日は、ゲルマTr回路製作で得られたノウハウを踏まえて今でも入手容易なTrを使ったシリコンTrSEPP回路の実験と実装を行いました。

実験は(ここでは紹介しきれてませんが)すでに何度もBB上で実装し、試聴しているのでだいたいの方針は脳内で完成しています。ただ、今までは、ゲルマTrのアンプの終段をシリコンに置き換え、バイアス回路を変更するぐらいで・・・と考えていたのですが、今回のゲルマTrアンプのチューニングを踏まえ、もう少し大きな変更を行うことにしました。

まぁ、同じような回路をもう一つ作るのも面白くないってのもあるのですが(比較のためにはそれが必要ではあるのですが・・・)、2SB22/D30のゲルマTrSEPPでは、NFBのかけかたで納得できる音に落とし込むまで相当すったもんだしたので、今回はNFB無しで行きたい(終段がエミッタフォロワの癖になに言っていると突っ込まれそうですが、局所NFBは有りってことで)と強く思いました。
そして、私の趣向ですが、初段にはどうしてもできれば極力可能な限り絶対に2SK30ATMを使いたい。2SK30A、ATMとはかれこれ四半世紀以上のつきあい。高周波用で初めて買ったFETは2SK19でしたが、低周波用ではじめて買ったのは2SK30A。その後ATMになりましたが今でもまだまだ現役で売られています。こんな古い相棒の2SK30A、他に良いデバイスがあればそちらに移行しても良いのですが不思議と代替する気になれるデバイスに今のところ出会ってません。

これらを踏まえて考えてみますと、2SK30ATM一段のみでSEPPをドライブするという回路が浮かび上がってきます。

2SK30ATMは順方向伝達アドミタンスがあまり高くないので電圧ゲインが稼げず、バッファ回路以外では単段で使われるってことはあまり無いのですが今回の場合、Non NFBであればこの低ゲインはむしろ好ましい特性です。一方、ドレイン電流をあまり流せないのでドライバ段としてパワー大丈夫か? という心配もあります。しかし今回、ヘッドフォンアンプってどんな相場で動くものかってことは先のゲルマTrアンプでかなりわかりました。はじめは実効出力100mW目標で作りましたが、実際作ってみるとそんなパワーは全く不要で、実効10mWで充分ってことがわかりました。となれば、hfe100以上期待できる現代版シリコンTrを終段におけば、2SK30Aでも充分いけるだろうとも思えます。

つうわけで今日は、一個50円以下で容易に入手できる 2SB562/2SD468 を終段に使ったSEPPヘッドフォンアンプを真剣に実験してみることとします。上でも書きましたが、BB上でですがすでに試聴は結構していて、この石安くて汎用なわりにはかなりイけそうだって感じていた石です。まるで2SK30ATMみたいですね。

_ というわけで2SB562/2SD468のSEPPヘッドフォンアンプ試作。

2SK30A単段ドライブってのはいままでやってみたことないので、まずはBB上で基礎データ取りです。
今まではゲルマTrの換装で、以下のような構成で試聴していました。

[2SK30ATM ソースフォロワ] -> [2SK170 ドライバ] -> [2SB562/2SD468 SEPP]
            ↑                                            ↓
            +←←←←←←←← 軽~い NFB ←←←←←←←←+


それを今回、以下のようにしました。

[2SK30ATM ドライバ] -> [2SB562/2SD468 SEPP]


NFBも無いので回路は超シンプルです。見た感じとても良い音がしそうな感じです。

2SK30ATMは、Vds:4V弱、Id:3mA程度で動かした場合、ソース接地でおそらく電圧利得2倍弱程度でしょう。Non NFBには好都合なのですが、とは言えSEPPでゲインを期待できないので、このアンプの全ゲインはこの2SK30ATMにかかっています。ヘッドフォン駆動用に仮に 1Vrms必要とした場合、2SK30A入力に 0.5Vrms 以上必要となり、ゼロバイアスでは正常に信号を処理できなくなります。よって、少しだけ、自己バイアスでゲートをマイナスオフセットさせることとしました。

次に問題となるのは、SEPP段へのバイアス電圧生成法です。

今回はシリコンTrなので、Vbe:0.6V 程度と、ゲルマに比べて3倍ぐらい大きいです。これが二個分ですから、最低1.2V のバイアス電圧を生成する必要があります。1.2V なら10D-1相当を2個直列でOKなのですが、できればもうコンマ数Vバイアス掛けてAB級動作に持っていきたい。とはいえ、10D-1を3個では大きすぎる。1.4?1.5V ぐらいの定電圧が欲しいんですよね。


『はてどうしよう・・・』

と部品箱眺めながら悩んでいるとふと目に付いた発光ダイオード。そういえば大昔、FMワイヤレスマイク作ったときにコンデンサマイクの電圧生成用に発光ダイオード使ったなぁ。バリキャップの基準電圧生成にも発光ダイオード使ったっけ・・・ってことで、部品箱に転がってた発光ダイオードをいくつかピックアップ、順方向電圧降下を測定してみました。

発光ダイオードの光って、綺麗ですよね。私は、最近のクリスマスツリーに使われているような高輝度のものより、ここで光っているような昔の発光ダイオードの光・・・なんとなく落ち着いているけど極めて冷静な感じの光が好きです。


測定結果は、緑が1.9Vとやや高く、赤いのは1.5?1.6V程度。デカイのも小さいのもそう大差無く、色で特性がおおまか決まるような感じです。赤がなんとも絶妙にナイスな電圧なので、あの金ブチの赤を使うことにしました。しかし発光ダイオードの足が金メッキって、どういうことなんでしょう・・・?



回路設計をラフスケッチして、まずはBB上で基礎データ取りです。

電源電圧12Vですが、単三8本なので電圧降下を考慮すると8Vぐらいまで動かしたいのはゲルマと一緒。しかしシリコンの場合はバイアス電圧1.5Vとゲルマより0.9V高いこと、2SK30ATMはドレイン電流が最大6mAぐらいまでしか流せないという事情から電圧設計がかなり厳しいです。が、なんとかAKGのK501(150オーム負荷)でも10mW出力確保できる電圧スイングは確保できそうです。でも、Idss選別必須かな、これじゃ。出たとこ勝負でも、いけるかな・・・?

オシロで正弦波入れてみると、うまく行ってます(実はいきなりうまく行ったわけでは全く無く、はじめは全然うまくいかなくて2SK30ATM単体でのバイアス特性や裸ゲインを測定したりするのに2時間ほど費やしてしまいましたがそれもまた楽し)。

お昼ごはんブレイクをはさんで午後からもういきなり基板実装です。

_ というわけで2SB562/2SD468のSEPPヘッドフォンアンプ基板実装。

ゲルマTrで、今後は左右ch完全分離にしたいとか言っておきながら早速また左右共通アースラインで実装です ^^)。まぁ、私てきにはチャンネルセパレーションは40dBあればOKってのもあるのですが、それ以上になるべく同じ動作環境で左右chが動いて欲しいってのがありましてね。その場合、物理的に近づけるのが一番じゃないですか。見た目も『ぉおおステレオアンプだ』って感じになりますしね。

回路構成は異なるとは言えゲルマTrヘッドフォンアンプで散々苦労しましたし、過去BB上で充分な基礎データ取りと試聴をしてきましたからね、何の迷いも無く部品を実装していきます。『今回は石が一個減ったからスペース楽勝楽勝』などと思いながらゆとりを持って実装していったら最後のほうで若干窮屈に。ま、そんなこともありますわね。いつものことです。

部品配置はほぼ回路図通りなのですが、やっぱ、NFBラインが無いってことは見た目にもすっきりして美しいですし、部品の配置と繋がりが理路整然としていて気持ちいいですね。



早速通電です。

バイアス生成用の発光ダイオードが実に妖艶な光を放っております。いい感じです。ケースで隠してしまうのがもったいないぐらい。透明アクリルケースにしようかしら。全電流は22mA。片chに11mA流れてます。内訳は、2SK30ATMに3mAぐらい。終段に8mAぐらいですね。これで動作はいい感じのAB級です。

ここまで出来ると居ても立っても居られなくなり、基板をミノムシクリップだらけにしてヘッドフォン接続して早速試聴してみます。

『・・・・・・・・』

素晴らしい音です。いきなり素晴らしい音です。無調整でこれですか、そうですか。って、ゲルマTr版のノウハウが反映されているので、見えないところで調整されているのですが。
まだケースに入れてない、ミノムシ空中配線なので近所の給湯器が作動するたびに「きーん」というノイズが入ったりと賑やかな状態ですが、この音はかなりイけてます。現代風な音って感じ。つか、現代風ってなんなんだ? 自分で言っといて意味がわからん。こう、なんつうか、客観的な音です。そのまんま鳴っているって感じ。ゲルマTr版には無い音です。音に情緒が感じられないっていうんですかね。いや、悪い意味じゃないですよ。すごく良い意味で言ってます。『あれ、ここ歪んでるじゃん』と思ってアンプのバイアス調整がヘンなのか? って思ってよくよく聴いてみるとアンプが歪んでいるのではなくって、録音信号が歪んでいるんです。ゲルマTr版の場合、同じ場所を聴いてみると確かに歪んでいるんですが、その歪みに気が付く前にすでに演奏に感情移入しちゃってて、歪みがあまり気にならないのです。これはこれで素晴らしく良いことなのですが、今回のシリコンTr版は、その歪みにも気が付くみたいな客観性、淡々とした冷静さがあります。Coolな音があるとすれば、これがCoolな音だと言っちゃえるような音。

いやはや驚きです。現代版シリコンTrしかも汎用品。全く侮れません。

でもこれは、シリコンTrの頑張りももちろんなのですが、それに加え回路構成(石が一個少ない)の違いと、なんと言ってもNon NFBだってことが効いているような気がしてなりません。

となると、これと同じ構成のゲルマTr版を作ってみたくなるのですが・・・

それはまた今後の課題ってことでここはひとつ。

今日作ったシリコンTr版もケースに入れなくちゃなのですが、ケースどうしよう。もう真鍮板半田付けすんの面倒だしなぁ。今週末にでも、出かけたついでにダイソーで探してみよっかな。

本日のツッコミ(全35件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ えじそんぷらざ [まさかこんな事になるとは思っていなかったので、抵抗すら1本ずつ購入していたため、パーツ待ちです。 1本10円しても地..]

_ 青木@管理人 [私もヘッドフォンアンプ試行錯誤中は、毎週2日はサトー電気通ってました。 普通の1/4Wの抵抗等はまとめ買いしているん..]

_ 青木@管理人 [006Pってあくまで体感ですが、アルカリでもたらたら使って400mA/hぐらいな感じですよね。これで計算すると、#0..]

_ 青木@管理人 [えじそんぷらざさんご紹介の2SC1815のピン配がミスプリだったWeb。作者のかたに連絡してなおしてもらいました。 ..]

_ えじそんぷらざ [5/20のIdss測定の件ありがとうございます。少々Busyにて手が止まっていますが、ボチボチやっていきます。 他に..]


2006-12-08 さすがロシアン。

_ そんなのってあり?(Russian Hack)

mixiのガソリン飲む怪獣(ガソリンスタンドルート36を襲った怪獣です)の名前さんの日記(公開範囲は狭いのでリンクしません)で知ったのですが、EOS Kiss Digitalには、ロシアンファームなるロシアの人が勝手に開発してKiss Digitalの機能をフルに発揮できるようにしちゃったファームウェアがあるらしいんです。

本件については巷では、「キヤノンはなんでわざわざ機能を殺しているんだ」という、まるで昔のMSのOSに対するような叱咤が飛び交っているようですが、それはそれでまぁ今回は触れないとしてですね、私が驚いたのは、Wasiaという人はどうやってデジカメのファームを開発できたのか? ということです。

早速Googleで調べてみますと、今ではWasia氏だけでなく、アメリカのほうでもHackされている(USファーム)らしいですし、なんともすごいことになっております。

デジカメの開発に関わっている私からすると、なんらかの情報が無いと、いくらなんでも無理だろう(しかもEOSなんてDSPや下位FWのAPIすごくたくさんあるだろうしレジスタマップなんか死にそうなほどありそう)って思うのですが、世の中すごい人達が居るもんです。

って、まさか彼ら、開発関係者じゃないですよねぇ?

カメラファームって、場合によっては外注(特に開発費と工数消化の関係で国外に)出すことありますから・・・なんてことを考えたくもなるほど、驚いちゃった私です。

本当にすごいHackerで、バイナリから逆アセして解読しているのかなぁ。

私も以前、Mac版のデモ用のゲームソフトを逆アセしてバイナリにパッチ当てて製品版と同等にするということの技術的検討をあくまでも個人的な技術研究の一環として行ってみたことがありますが、これはまだ、APIを知っているから出来ることです。

デジカメのファームの改造って、すごいよなぁ。世の中にはすごい人達が居るんだなってことに驚くと共にですね、俺なんかまだまだ修行が足りないなぁ・・・と、改めて思っちゃう週末だったりするわけです。


2006-12-09 シリコンvsゲルマ?

_ 2SB562/2SD468 SEPPヘッドフォンアンプケース実装。

前回は真鍮板を切り出して折ったり半田付けしたりで結構時間がかかっちゃったし、面倒くさくもありで、今回は手持ちのアルミシャーシを使うことにしました。
さくっと穴開けして小一時間かな? なんて思っていたら甘い甘い。シャーシって、当然ですがすでに箱型になっているじゃないですか。もうね、バリ取りが面倒なのなんのって。自作真鍮ケースは、折る前に穴開けちゃいますからバリ取り超楽ちんなんですが。シャーシのバリ取りに思った以上に時間を取られて結局2時間作業。これなら真鍮板で作ったほうが楽だったな。
ゲルマアンプの上に重ねてみます。思いっきり試作の雰囲気が漂っていて、こういう雰囲気私好きです。


ゲルマに比べてFETが一個/ch少ないのと、NFB回路が無いこともあって、基板上もすっきりしています。
早速試聴です。

音は、12月7日に無理やり試聴したものと本質的には同じですが、ケースに入って電気的環境が静かになった・・・安定したことによる純度の向上というのははっきり体感できます。バックグラウンドが大変静かです。音が純粋です。いやまじ、自画自賛でなく、とくかく極力主観を排除して客観的に聴こうと努力してみて聴いてみても、部品代総計1500円程度(ケースと電源の電池のぞく)で作ったアンプが出す音とは到底思えません。

音の客観性・・・冷酷さという点ではゲルマTrアンプよりもこちらのほうが勝っているでしょうか。淡々と信号を増幅しているという感じです。

ただ、ダイソーヘッドフォンの爆音再生試験では、12月7日にも書いた通り電圧設計に余裕が無い影響は聴感上も若干感じられます。その点ゲルマTrは終段がスイングできる電圧幅がシリコンよりも1V以上余裕あります。この1Vの差が爆音再生時のピークに大きな違いを生じているようです。

とはいえ、この爆音再生は、とてもじゃないですが連続して聴いていられないような音量ですから、それほど心配しないでもよい動作領域だとも思います。ですので、今回はこの爆音対策のために部品定数を変更する予定は、ありません。普通に大きな音で聴く程度であれば、充分ドライブ可能範囲内です。

いい感じに仕上がったゲルマTrSEPPと、シリコンTrSEPP。ダイソーヘッドフォンの再生能力ではもはやこれ以上の細部判断は難しそうな域にまで来たと思います。

いよいよ明日、K501デビューでしょう・・・か。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

_ T.K [アルミ鈑の接合はスポット溶接ですか???]

_ 青木 [安物シャーシなので、なんかパンチみたいな跡がついていて一箇所で止まっているタイプです。これがもしやスポット溶接ってや..]

_ 青木 [そのシャーシの品番は、リードのS-10というヤツなんですけど。安くて気に入っています。試作を組む際には便利です。 こ..]

_ ゲルマ屋本舗 [シャーシ買う前に、お菓子の空き缶がデフォだったりします。 当時の作品?はシャーシ代をケチって作ったものばかり。(苦笑..]

_ 青木 [私も昔は、紅茶の缶や歯ブラシのケース、石鹸箱などで組んでました。 紅茶の缶は加工後の切り口でよく指切って血出してまし..]


2006-12-10 新しい世界開ける・・・

_ AKG/K501デビュー。

平成18年12月10日日曜日。大安。気温17.8度、湿度59%(@14時現在の自室)。 AKG/K501開梱にはまさにうってつけのコンディションではありませんか。
というわけで遂に購入後一ヶ月間も我が部屋の片隅に鎮座していたK501を開梱しました。

購入価格ベースで比較しても、ダイソーヘッドフォンが112個も買えるパワーを持つK501。音出しが楽しみです。
一番はじめになにで音を出すか・・・まぁ、どうでもいいことなんですが、どうでもいいわりにはかなり悩む問題です。もしかしたらヘッドフォンにも擦り込み効果ってあるかもしれないじゃないですか。
というわけで、第一声は、やっぱここは2SB22/2SD30のSEPPヘッドフォンアンプで、モーツァルトのP協20番(グルダ/アバド/ウィーンフィル/1974年9月ウィーン)を聴かせることにします。

・・・・・

すごい分解能です。とはいえいきなり新品まっさらの音ですからね、角が立ってますし、耳に付く固さが随分あります。でも、K501が持っている素性の良さは充分感じることのできる音です。

ちょい出しのつもりだったのですが、予想以上にいきなりいい感じで鳴っているのでそのまま鑑賞モードです。

聴いているそばから音が変わっていくのが手に取るようにわかります。K501のエイジングが進んでいるのでしょう。モーツァルトのP協20番はだいたい30分ちょいの時間で演奏を終えるのですが、第三楽章にくることにはすっかりピアノの音もバイオリンの音も様変わり。最後まで聴いてまた一楽章に戻って聴きなおしました。
巷の話でも、K501はエイジングに相応の時間が必要ということですので、今日のところはK501についてのコメントは控えたいと思いますが、感触としてはですね、K501はダイナミックオーディオで試聴したときに感じた印象通り本当に素な、自然な音を出してくれる私好みのヘッドフォンでありそうだってことが感じられました。と、あわせて、こんなすごいK501をちゃんとドライブできている2SB22/2SD30のSEPPヘッドフォンアンプにちょっと安心というか、『おまえなかなかやるなぁ』と、思わず声をかけてあげちゃうような気持ちでした。

実のところ、今までダイソーヘッドフォンでのみのチューニングでしたので、一抹の不安はあったんです。K501繋いだら、ひょっとしてぼろぼろな音だったらどうしようみたいな。でも、大丈夫でした。ゲルマTrアンプについては、今日のところ満足です。

_ ところで2SB562/2SD468 SEPPヘッドフォンアンプ。

で、次に、K501をシリコンTrアンプに繋いで聴いてみます。

通常再生音量ではいい感じです。うん。ほんと、特に不満はありません。

爆音再生試験では、不満というほどではないのですが若干音に濁りを感じます。特に不満は無いのですよ。でも、点数つけるとすれば69点ぐらいな感じ。不満はないんですが、満足かと言われれば満足では無い。

なんなんでしょうね、これ。

ピーク信号の再生能力の差が出ているのかなぁ。ダイソーヘッドフォンでは特に感じない違和感が、K501では顕著に感じられる。ヘッドフォンの再生能力の差異ももちろんあるとは思うのですが、ダイソーヘッドフォンが32オームに対してK501は120オーム。同じ電力出すためにはK501のほうが高い電圧が必要になります(その分電流は少なくてよい)。12月7日に書いたことですが、シリコンTrでの電圧ロスが微妙ではありますが明確に影響を及ぼしているような気がしないでもなりません。

シリコンTr版については、電池駆動の12V(電圧降下8Vまで許容)という電力事情の中、AB級駆動なんつう悠長なことを言っている場合ではなかったのかもしれないです。

K501のエイジング効果もあるかもしれませんし、今回はいきなり回路定数変更はせずに、もうしばらくはこのまま聴いてみるつもりです。

_ 素晴らしいAKG/K501情報量。

その後数時間、CDを鳴らしっぱなしで放置状態にしておいたK501。すっかり音が変わりました。角が取れて、固さがなくなってきたっていうんですかね。でもまだエイジング数時間です。あと3日ぐらいは鳴りっぱなしで頑張ってもらいましょう。

エイジングの途中であってもその素性は大変素晴らしいと感じられる音がしています。今まで、ダイソーヘッドフォンでは感じられなかった音を感じることができます(112個分ですからね、当然です)。今回作ったヘッドフォンアンプは、K501をターゲットにしているとは言えダイソーヘッドフォンで試聴を続けていたことからもわかります通り、K501専用設計では無く、インピーダンスとしては32?300オームぐらいを想定した汎用ヘッドフォンアンプです。

今、自分の部屋で、自分がいつもよく聴くナンバーを今のところの会心の作であるゲルマTrヘッドフォンアンプで聴いていると、K501の実力はまだまだ出せ切れていない・・・もっと別の世界があるはずだと思えるものがあります。

ということで現在進行中の69点のシリコンTrヘッドフォンアンプを手直ししながら、新規にこのK501専用設計のヘッドフォンアンプを作ってみたいという気持ちが心の底から沸いてきました。

_ ダイソーヘッドフォンの音はヘボいか?

K501を聴いたあとにダイソーヘッドフォンの音を聴いてみました。人間、一度良いものを経験してしまうと、今まで普通と思っていたものですら急にヘボく感じられてしまうような身勝手な面がありますからね、ちょいと実験です。

K501で試聴を続けていたシリコンTr版にダイソーヘッドフォンを繋げて、引き続き聴いてみます。

結構いけてるじゃないの。

K501を小一時間聴いた後でもそれなりに聴けるダイソーヘッドフォンってのは、その値段を考えると相当に偉大であると言ってよいでしょう。

これ、今回作ったシリコンTr版ヘッドフォンアンプとダイソーヘッドフォン、あと、安物でいいのでCDプレーヤーがあれば、1万円未満で揃う高品位プアオーディオの完成ですよ。

事実、今回のアンプチューニングも、もしもいきなりK501でやっていたら情報量が多すぎて、聴いた感じの不満がなにに起因するものなのか切り分けが出来なかったかもしれません(とはいえ、自作品評価でK501ぶっ壊すの怖いから間違いなくダイソーヘッドフォンでやっていたと思いますケド)。

ダイソーヘッドフォンは、情報量が限られていますが、その限られ方をうまく利用すれば、なかなか使えるなって改めて思いました。

少なくとも\210-の価値は充分以上にあります。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ T.K [ゲルマ屋本舗さん、Trよろしくです!後日ヤフオク経由でメールさせて頂きます!]

_ ゲルマ屋本舗 [Σ(゜Д゜) な、何番の石でしょ?!]

_ 青木 [SP-K300。ノーマークだった。リニアな音がしそうなヘッドフォンですね。一個目は開放型ということでK501にしたの..]

_ ゲルマ屋本舗 [昔、NakamichiのSP-7というオープン型を試聴してカンドーしました。 でも子供の小使いで買える金額ではなく、..]

_ 青木 [Nakamichiって聞いただけで思わず姿勢を正してしまう私です ^^)]


2006-12-11 今日は晴れ。でも明日は雨?

_ 仕事に行くのに外を歩いていても気持ちのよい空模様。

ここ二ヶ月ほど、森林地帯に行って無いなぁ・・・と、ふと思ったり。

なんとなくのんびりしたいと思ってしまう、年の瀬でありました。

_ 美しい日本とはなんぞ?

私は、日本国憲法は好きです。世界的に見てもかなり美しい憲法ではないかと思います。基本的人権の尊重、国民主権、戦争の放棄。小学校の社会科の授業でさんざん覚えたこれらの三大原則。小学生のころはあまりピンとこなかったけど、大人になった今改めて考えてみると、素晴らしい原則だと思います。

が、今の日本はどう? 今の日本の状態は、私はあまり好きじゃない。

いろんな目を覆いたくなるような、耳をふさぎたくなるような事件ばかりが毎日報道されます。しかし、それとて事実なので(とは言っても伝達メディアのフィルタがかかっているってことは常に留意しておかねばいけませんが)しっかりと見て、聞いて、自分なりに分析するようにはしております。

が、もっと上位の部分で、私は最近、大変に疑問に感じることがあります。

今後の世の中、日本をよりよくしていくために、私にできることはなんだろうか・・・問題点はどこにあるのだろうか・・・間接民主主義って機能しているのか?・・・国民総洗脳プロジェクトじゃないのかここ数年のもろもろは・・・なんてことをつらつらと考えてしまうような世代に私もなってきたってことなのでしょうか。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 青木 [「ホワイトカラー・エグゼンプション」なんていうとカッコいいけどなんだよそれって感じですよね。サービス残業デフォルト社..]

_ 青木 [国民から信任、選任された政治家たちは、国民が思うほんとうの美しい日本を目指して日々全霊を傾けて努力万進しなければなら..]

_ ゲルマ屋本舗 [「歴史」を学ぶと、世の政治家や指導者たちが「歴史」から何も学んでないことが良く分かりますw]

_ 青木 [まったくです。]

_ Mew [本当に、日本人は考えて行動する事を忘れかけてきているような気がします。 もう暴挙の兆しが見えてきそうで…。]


2006-12-12 小雨で寒い一日でした。

_ 2SB562/2SD468シリコンTrSEPPリファイン。


電圧設計のシビアさが試聴結果にも現れているかもしれない気がしておりましたシリコンTr版ヘッドフォンアンプ。K501のエイジングの件もあって当面回路定数はいじらないと言いましたがやはりどうしてもこの微妙ないやいや要素が気になってしまい、どうしても試聴に気合いが入りません。というわけで居てもたってもいられなくなり、回路定数変更です。
とは言っても今回は電圧設計段階で厳しいなぁと感じていましたので、回路定数変えるにしてもこれ以上どうやって変えるのか? っていう問題があります。

方針として考えられることをざっとあげてみますと・・・

  1. 設計下限電源電圧を上げる(現状 8V -> 9V ぐらい?)。
  2. バイアス電圧生成回路をLEDやめてダイオード2個でB級動作にする。
  3. バイアス電圧生成回路をLEDやめて定電圧回路組んで根性でぎりぎりAB級に持ち込む。
  4. 回路の設計マージンをさらに吟味して、ぎりぎりまで定数を追い込む。

1. は今回のアンプが電池駆動であることを考えますと取りたくない方策です。
2. は、せっかくの低出力ヘッドフォンアンプなんですから、できれば音質重視でAB級ドライブ強く希望ということで却下したい方策です。
3. は、回路が複雑になってしまい今回のシンプルisベストの主旨に反するので、できれば避けたい項目です。現状バイアス電圧は1.5V程度ですから、ここで稼げる電圧って仮に1.3Vに落としても0.2Vなんですよね。確かに貴重な0.2Vですが、0.2Vを得るためにせねばならない行為の性質から考えますと、バイアス関係はLED一発ってのがシンプルでいい感じです。ただ、バイアス電圧生成用の定電圧回路を組んだ場合、バイアス電圧設定がいきなり自由になりますからSEPP段に入っているエミッタ抵抗を小さくできて、出力インピーダンスが下げられるという大きなメリットが生じます。ですので、この定電圧回路組む案は、完全却下するにはちょっともったいないので、できれば避けたい案としておきます。

そして、4。これがやはり本命でしょう。今の回路定数は、例えば2SK30ATMのIdssが少しぐらい異なっても大丈夫なように考えているのですが、ここをどこまで追い込めるか。またさらに、ある回路定数のときの2SK30ATMの動作を実験で調べて、少しでも電圧利用率を高めるような定数を見いだす作業を行うのです。現状の回路ポリシーには一切影響を与えず、現状での効率アップを追求するというのは正攻法でしょう。

ということで、またまたいつもの2SK30ATM(GR)の特性測定実験です。

2SK30ATMってドレイン電流あまり流せないのでそもそも無理があるんだよなぁ・・・などと頭の中でつぶやきながらあーだこーだ。結局ですね、2SK30ATMのドレイン電流は 2mA とし、ソース抵抗を今まで 150オーム だったのを 510オーム に増量、かつ、負荷抵抗を 1.5Kオーム に変更しました。変更前は Id : 3mA でしたから、電流ドライブ能力は 2/3 に減少です。しかし電圧スイングは変更前より 1 Vp-p 程度多く取れるようになりました。今回使っている終段の石は比較的現代のシリコンTrですから、電流ドライブは彼らに頑張ってもらいましょう。

さくっと部品換装して、早速試聴です。

・・・・・・

変更前の状態とすでに聴き比べられないのであてにならない印象ですが、確実に音ののびやかさが向上してます。パーカッションの音も濁りがなくなって大変高速に「ずばっ」と決まります。いい感じです。ゲルマTrに対等できそうな勢いがあります。生き生きしてますね、音が。

これでしばらく試聴に専念できそうな状態になりました。

やっぱ気になっている点はどんどん改善していかないとだめですね。気になっている点があるってことに気がついているのに放置状態ってのも、気持ち悪いですしね。


2006-12-13 ウイルス対策?!

_ 風邪引いたか?

なんか今朝より咳が。いわゆる通常で出るようなさりげなくスルーできるような咳でなく、なにかの病原体にやられた兆候のような咳です。

まだそれほど酷くは無いのですが、今日の外出予定は急遽、自オフィス作業に切り替えて大事をとることにしました。特に打ち合わせ等があるわけでもなかったので、安全策ってことで。

先週は娘も家内も風邪でダウンしましたので、警戒しておく必要は大いにあるのですが。

_ マカフィー狂った?

PCの風邪対策には、ここ三年ほど私はマカフィーのVirusScanというものを使っています。
先日、これがですね、なんでも「無償バージョンアップの用意が出来た」とかなんとかっていうメッセージがタスクバーの右側からひょろって出ててですね、「ここをクリックしろ」とか書いてあるわけですよ。

で、クリックしたら、Webブラウザが立ち上がって、なにやらこまごまとしたことがいろいろ書いてあってですね、まぁ、要約すれば「無償でアップグレードしたほうが吉」ということのようでしたので、説明もロクに読まずにデフォルト進行でポチポチしていたのです。

したらばインストールが終わって「リスタートせい」というので、リスタートしたら・・・・・って感じで、そこらじゅうマカフィーだらけになってしまって最悪なPCになってしまいました。
ブラウザ立ち上げるたびに「レジストリが変更されそうどうする?」って聞かれるし、EUDORA立ち上げるたびにメールボックス全検索開始するし(何万通もあるから検索だけで20分以上、しかも挙句の果に爆死終了でメールボックス破壊)、Googleの検索結果には全部へんなチェックマークが付いて「検査済みのサイトです」とかポップアップが出る始末です。

完全にとーしろー並なヘボやっちゃいました>俺。

まぁ、説明ろくに読みもしないでポチポチやった私も悪いので、改めてよく説明を良く読んでみますと、どうも無償バージョンアップすると、SpamKiller、なんとかガード、ファイヤウォール、サイトアドバイザー?などの関係ない(私にとっては)余計なお世話的機能が全部入ってしまってあんなことになってしまったようなのです。

なんだ。私が悪いんじゃん。

って、思いながら、 全部アンインストールしてから今度は VirusScan のみインストールしました。もともと私は、VirusScan しか使ってなかったので、これだけでいいんです。

で、「リスタートせい」と言われてリスタートしたら・・・・・。消えないんです。スパムキラーが消えないんです。EUDORA立ち上げると、タイトルバーもメッセージも無い、マカフィーのアイコンとプログレスバーだけしか無いへんなダイアログが亡霊のように立ち上がり、なにかを検索しはじめるです。

なんだよこれ。ちゃんとアンインストールできないのか?

Webフォームからサポートに問い合わせると、速攻で返信がありました。これはグッドジョブと言ってよいでしょう。それによりますとなんでも、マカフィーの痕跡を一切残さず全部消去する専用ツールがあるってことなので、それをダウンロードして実行してから、再度再インストールしてねってことのようです。

ふ~ん。

なんでアンインストーラーがあるのにそんな専用抹消特殊工作員を使わねばならぬのだ? と疑問を感じながらも解決すればオールOKなので言われたとおりにやってみることにします。
が、説明をよく読みますと、「万一消去に失敗したようなら、念のためにもう一回やってみ」というような記載が。
念のためにって・・・ char buf[10] で大丈夫なところを念のためにってことで char buf[16] とかにしておくようなことと一緒なのでしょうか?
そんなの絶対却下です。
char buf[10] で大丈夫なところはなにをどうしたって char buf[10] で大丈夫なのですから、念のためには必要なくて、
念のためにが有効に機能したときはそれはバグっているってことなのですよ。
こういう念のためには私は絶対に許しません。遠い昔のワンボードマイコン時代、いきなり16進でプログラムを入力していたころ、
1バイトつったら本当に大切で貴重なメモリ空間だったんだぞ!
って、念のためにで 6バイト も無駄にとっちゃうような人には小一時間説教してあげたいぐらいです。

なんだか戦前生まれの私の両親みたいなこと言ってますね。

ま、どんな小さな、わずかなことでも無駄にするのは良くないっていう話でした。

じゃなくて、マカフィーの話。

そんなわけで若干の不安を感じながらも専用抹消特殊工作員実行コードを実行し、念のために三回連続で実行して消去しました。
で、再度、再インストール。再インストールを再度やると、再々インストールって言うんですかね。

なんとなくね、予感しますよね、ここまで嵌っていると。

ものの見事に予感的中で、EUDORAとともに立ち上がる亡霊ダイアログは健在(亡霊が健在ってどういうこっちゃね)。
仕方ないので再度マカフィーサポートに「亡霊除去失敗」報告とヘルプ要請をメールで送りました。 取りあえず「即座に」キャンセルすれば検索は中止されてEUDORAも爆死しなさそうなので、当分これで運用することにします。

つうか、Windowsメインにしてしまった俺が一番負けってことが見事立証されたってことで、一日も早くマカー(LinuxでもWelcomeだよ)に戻りたい今日このごろ。



これが恐怖の亡霊ダイアログだ。

_ ウィニー開発者に罰金150万円の有罪判決 京都地裁

タイトルはasahi.com(2006年12月13日11時47分)より拝借。

ソフトウェア開発者のはしくれとして、いろいろと考えさせられる判決とその内容であります。

確かに、実態としての使われ方は少々特殊な面もあったかもしれません。が、開発者が犯罪行為に一切かかわっていないにも関わらず、その手段としてソフトウェアが使われたことによって開発者が罰せられるというこの判断は、どうも釈然としないところが残るってのも本心です。

フォトショップで偽札作ったら、アドビが捜査対象になるのでしょうか?

その偽札をエプソンのインクジェットプリンタで印刷したら、エプソンも共犯なのでしょうか?

未成年者が黄桜の辛口一献を飲酒したら、黄桜は未成年者飲酒幇助に問われるのでしょうか?

これは揚げ足取っているわけでは全く無くてですね、素朴な疑問なんですよ。

この裁判、もちろん地裁レベルで終わるわけなく、被告側が怯まなければ最終的には知財高裁まで行くことになるのでしょう。

今後の経緯から目を離すわけには行きませぬ。


2006-12-14 風邪だいぶマシに。

_ 昨晩は酒呑んで早めに就寝・・・

したおかげか、風邪かなりマシになりました。咳は滅多に出なくなりましたし。たま〜に喉がいがいがしますが、ま、大丈夫でしょう。

_ 夢があったあのころ。

いえ、今現在もう夢も希望も無いってわけじゃないですよ ^^) 今だってもちろん夢も希望も一杯のお花畑状態です。

 ちょっと専門的なことを調べようと思って、レアなキーワードでグーグルかけるじゃないですか。すると、結局ヒットするのは かにこむ ばかりなんてことは少なくないのですが、そんな昔の書きなぐりコンテンツを改めて読んでしまったりすると、なんというかね、あの当時はデジカメに本当に夢中で、毎月毎月新製品の画像や新技術をおっかけては掲示板でわいわいがやがややっていたんだなぁ・・・なんて、すでに思い出モードになってたり。

 それに比べて今の私、最近の新製品デジカメって、もうすっかりノーチェックですもんね。まぁ、メーカーWebやインプレス等でサンプル画像ぐらいは見ますけど、自分で手に入れてあーだこーだってのは、やる気にもなりません。というか、そういう気にさせてくれるデジカメが最近出てこないです。

 今のところ楽しみに待っているのはシグマのSD14ぐらいなもんで。

 だってね、特にコンパクトデジカメの世界では新製品が出るたびに極小画素化されていくセンサー。まるでダシガラのような階調再現。ぼつぼつざわざわな青空。確かに東京の空は綺麗じゃないかもしれないけど、あそこまで汚くは無いです。

 本質的な改善の道を放棄してしまった技術に興味は無いんです。

 ダシガラにいかに味付けして綺麗に誤魔化すかってところが今のデジカメの画作りなわけで、確かになんにもしないよりは綺麗になりますけど、ダシガラはダシガラ以上には決してなれないわけです。
 ここまで極小画素化が進んでしまった今、もう、画素数なんかいちいち謳わないで『4画素で1画素を作るぐらいの』冒険をするデジカメがコンパクト機でもそろそろ出てきてもいいですよね。この話題、例の掲示板でも何年か前に触れましたが。

 4画素で1画素を作った場合のメリットは数え切れないほどあります。

  1. ダシガラに少しはエキスが戻る。
  2. ダシガラの癖に六百万とか七百万とか一千万画素なんていう無駄に大きい画像を持たずに済む。
  3. 「写真」という本質と全く無関係な「画素数」なんつうものに関する不毛で無益、儲かるのはウェハーメーカーなだけの競争に終止符を打てる。
  4. 傷画素が少しぐらい多くなってもへこたれないのでセンサーの歩留まりが上がって生産現場は嬉しいし、少しは製品単価が安くなるかも。
  5. 光学設計に多少ゆとりができるので、今みたいに無理してへんな収差のレンズにならないでよい分本質的な画像品質が向上する。


  6.        ・
           ・
           ・
 いえ、ちょっと愚痴ってみたくなっただけなんです。ぇえ、気にしないでください。さりげなくスルーしてください。お願いします。

 私が今使っているデジカメは、撮影っってときはエプソンのR-D1。日常スナップとお散歩写真、旅行に持っていくなんてのはエプソンのL-500V(私用と家内用と二台所有)。お仕事の記録撮影用にリコーのCaplio R1。娘の運動会ではフジのFinePix4900Zといったラインナップです。これでほんと満足。というかですね、L-500V買って以降に出たコンパクトデジカメで欲しいって思えるヤツは、リコーのG1デジタル以外一個もありません。おっきいデジカメだって、R-D1より魅力感じるヤツはR-D2ぐらいなものです。でもシグマのSD14はかなり気になってますけどね。

 なんつってもフォビオンですからね。

 ベイヤーでは逆立ちしたってどうにもならない問題に対して、本質的な解決を試みたカラーセンサーなわけですよ。

 楽しみです、とっても。

 途中で頓挫しないでね。お願い。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ まつ [個人的な、デジカメ系に対する夢(?)は ・フォビオン(またはそれに類似の構造の撮像素子)で、 ・35mmフィルムパト..]

_ 青木 [ImageK( http://www.kani.com/gallery/fotokina/0916/2/ )ですね。..]


2006-12-15 さりげなく過労な一週間だった。

_ なんとなく疲労感。

例えばなにか重大な問題、もしくは案件遂行上、立ちはだかる壁があったときなどは全力をもってそれに臨むわけですが、そういうときはもちろん相応にエネルギー使いますから疲れるのですが、今週は、そういう明らかなピークは無かったものの、結構じわじわと効いて来るような、3%勾配の上り坂を自転車で5Km進んだときのような、おも〜い疲労感がのしかかるような一週間でした。

頑張ろう。頑張りますとも、引き続き。

_ キムタク効果。

すごいですね。もうね、今までデジカメなにそれ? だった男性女性問わず・・・

 「青木さん、あの、キムタクのカメラどうっすか?」

 なんていう質問が、ちらほら友人知人から入り始めるようになってきた今日このごろです。

 ニコンのD40のことだってもちろんわかってはいるんですが、いや〜なんか、悔しいじゃないですか。ぇえ、私はひねくれモノですから。

 『キムタクのカメラってなんだよそれ。』
 「キムタクが持っているカメラだよ。」

 『キムタクがなんのカメラ持ってるかなんて俺知らねぇよ。』
 「あの、テレビでやっているヤツだよ。」

 『俺テレビ見ないし。』



 このぐらいはまだマシなほうです。こないだなんか・・・



 「青木〜、キムタクのカタログどこにも無いんだけど、なんとかならない?」
 (内心D40のカタログだってことはわかっているのですが)
 『はい? キムタクのカタログってなんすか? キムタクは売りに出されたンすか?』

 「キムタクのカタログだよ、表紙にキムタクが写っているヤツ」
 『ジャニーズに問い合わせてみては?』
 (D40のカタログのことであれば、ニコンのWebから請求できますので。)

 なんていうイジワルをしている今日この頃、みなさんお元気ですか?

 しっかしすごいですね、キムタク効果。ニコンというものはもはや二の次以下になってます。完全に接頭語は「キムタクの・・・」ですからね。そのうちヨドバシあたりで「キムタクください」なんていう狂った主婦が出現しかねない勢いですよもう。

 ベトナムでは「ホンダくれ」というとバイクが出てくるらしいですがこれはまだいいですよね。だって、一応メーカーブランドと製品が関連している慣習的呼称になっているわけですから。
 しかし今回、キムタクですよキムタク。そのうち「リコーもキムタク出さないのかな」なんていうわけのわからないことになりそうで・・・え? そんなふうにならないって? そりゃそうですよね、いくらなんでもねぇ。

 ・・・・・・

 ぇえそうですともそうですとも。たんにひがんでいるだけ、やきもちやいているだけですよ、ぇえそうですとも。

 「D40って今レンズキット込みで6万切ったんだけど、どう思う?」
 『あの、もう11年前になりますけどそれでも私はQV−10を6万円以上で買ってますがなにか?』
 「QV−10ってなんすか?」

 来月誕生日(水瓶座のB型さ)をもってついに本厄を迎える私。歳もとるわけだよなぁ。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 青木@管理人 [余っているんですか! そりは貴重品ですね。]

_ kwsm [僕もスネスネ派です。今のデジカメ全然面白くないもん。殆どの人が何も考えないでCM見て買うし、作り手もそういう人を意識..]

_ 青木@管理人 [kwsmさん、お元気ですか? 同じヒネクレ派ということで了解しました(ヒネクレじゃないって? ^^))。 デジタル技..]

_ kwsm [はい、何とか元気してます。デジタル技術は開発速度の加速化と性能の均一化を生んで差別化が困難になるために、サラリーマン..]

_ 青木@管理人 [「ヒネリ」欲しいですね。これはよく考えてあるなっていうところを製品に見つけると、開発者の意思を感じることができた気が..]


2006-12-16 はい今日も元気ですともぇえそうですとも。

_ リンガーハットの長崎ちゃんぽん激空き。

我が家はリンガーハットの長崎ちゃんぽんが結構好きで、平均して月いちぐらい食べに行ってますかね。

今日も行ったんですけどね、なんか、ガラ空きなんですよ。

いつもだと、昼の12時ぐらいには満席で待ち発生ぐらいな勢いなんですが、今日は、12時すぎても客の入り50%ぐらいな感じでした。

みんな、ノロウイルス恐れているんですかね。

ウチは全く怯むことなく、季節限定「かきちゃんぽん」オーダーしました。

九州出身の友人に言わせれば「あんなの長崎のちゃんぽんじゃねぇ」ってことらしいのですが、まぁ、それはそれ。もちろん彼の主張もわかりますが、「長崎のちゃんぽんではない長崎ちゃんぽん」と思って食べれば、それはそれで美味いわけでして。

私はどうも博多に縁があって、博多には大阪の次ぐらいによく行くのですが、博多ラーメン。あれも、関東地方で認識されている博多ラーメンと本拠のそれとは、随分違う性質ですよね。

関東地方のそれは、なんか適当にアレンジされちゃっているものが多いように思うのです。それならそれでね、「博多風ラーメン」とすべきでしょうね。いや、でも、中には博多風と称しても???な、関東風博多ラーメンもありますから、なんとも難しいものです。

_ ヘッドフォンアンプその後。

はい。もうね、ここで紹介済みの「ゲルマTr 2SB22/2SD30 SEPP版」と「シリコンTr 2SB562/2SD468 SEPP版」ヘッドフォンアンプは試聴につぐ試聴にも耐え、全く不満ない完成度になりました。はい。私てきにはどちらも納得の音になりました。もう一週間ぐらい試聴を続けて問題なければ回路図ご紹介しようと思います。今回の回路、再現性も結構いいんじゃないかと思います。
ゲルマとシリコン、どっちがいいかと問われると正直言ってどっちとも言えません。シュウマイと餃子どっちが好きか? あるいは、日本酒とウイスキィどっちか選べと言われているようなもので、どっちがよいと簡単に選べるようなものじゃないです。

でも、もし、万一ですが、私のコンテンツ見て、ヘッドフォンアンプ自作したことないけど『俺も(私も)作ってみたい』って思われる酔狂なかたがおられた場合に初めにお勧めしたいのは、シリコンTr版ですかね。部品の入手に全く問題ないですし、しかも安い。ケースと電源(電池)除けばわずか1,500円で全パーツ揃います。昼飯(サバ塩定食)二食分程度、ちょっとこ洒落た店でランチ一食分です。ヘッドフォンアンプってものを使ったこと無いのでしたら、この音には驚くと思います。

それに比してゲルマTr版は、『この世から失われようとしている音』と言えます。これは、自分で作る以外には、もはや聴くことのできない音でしょう。シリコンTr版作ってなんらか感じられたかたにはぜひ、このゲルマTr版も作って欲しいです。製作費は若干高くなるかと思いますが、それでも(ゲルマTrの入手価格によりますが)2,500円ぐらいでしょう。

ウチにあるのは、AKGのK501と、ダイソー210円ヘッドフォンだけなのであまりたいしたこと言えないんですが、HiFiを意識したハイインピーダンスヘッドフォンの場合、ゲルマTr版のほうが相性がよいかもしれない感はあります。と言ってもシリコンTr版も初期版からは相当改良しましたんで、ゲルマTr版に全く引けとりません。電圧スイングも充分取れてますし、オーバーオールのNFBがかかってないってこともあって、シリコンTr版の音も相当いけてます。
で、ですね、実は話はさらに進行してましてですね、AKGのK501(というか100オーム以上のハイインピーダンスヘッドフォン)を特に意識したヘッドフォンアンプの試作評価に最近没頭しておりますはい。ぇえ、こんなに(楽しくよい意味で)嵌るとは思ってもみませんでしたダイソーヘッドフォン買ったときにはね。


今回は電池駆動はやめました。もうね、電圧設計で苦労しないでいいように、自由に空を飛びまわりたいので電圧に余裕を持たせて18Vの設計です。これで、最終8Vp-p程度を確保したいと思っているので、もう余裕ですよ。
調子に乗って今回は豪勢にも終段シングルA級です。予想以上に石が熱くなったので、手近にあったウルトラマンクリップを放熱器代わりにしてます。


『信じるは我が耳なり』ってことで、測定データは参考程度とし、実際に試聴してデバイスを選定します。
今回はなんと2ステージでの構成なので、終段の電流増幅力がかなり必要です。ということで、ダーリントン接続に。終段をダーリントンにした場合、シングルって言えなくなっちゃうのかな? ま、いっか、そのぐらいの細かいことは。


試聴の結果、終段の構成は、2SC708(H)/2SD325のダーリントンとなりました。でもこれはかなり苦渋の選択で、最後までせりあった2SD30/2SD325という(ゲルマ/シリコン)ダーリントン構成もかなりよい音なんです。はっきり言ってどっちでも可・・・というか、どっちも良いみたいな。決められないんです。でも、決めないと先に進めないので、今回は単に「部品の入手性」という点のみで2SC708(H)にしました。というか謎なのですが、なぜか手元にこの2SC708(H)が何十個もあるんですよね。これ、どうしたんだろ。ザル一山幾らとかで買ったんかな。部品箱に埋まっていた位置の前後の地層状態から推測すると、学生時代に買ったもののようなんです。20年以上前ですね。

なんかのスイッチング用にでも使おうと思って買ったのかな。

只今本回路の試聴をひたすら行っている状況です。

だいぶ稼動データも取れましたし、基本回路の温度試験もすでに終了しております。ヘッドフォンアンプのくせに随分熱くなりますが、まぁ、こういう物量作戦的古典回路ってのも、なかなかオツなものです。作っていてとても面白いですし、聴いてみてまた驚いてって感じで。

本日のツッコミ(全14件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 青木@管理人 [PSpiceかぁ。私も使ってみよっかな。でも、リアルな回路でプローブ当ててあーだこーだやっているのも楽しいし。]

_ くま [私はSpiceを "転ばぬ先の杖" で使ってます。 Linear Technology (アナログICのメーカ)が提..]

_ 青木@管理人 [実は私もあのあとグーグルで調べて、LTspiceインストールしたのですが、『すごい面白い』ですこれ。あやうく徹夜にな..]

_ くま [集中定数回路は、能動素子のモデルが正確であれば言うこと無しですね。 上條さんのサイト(www.ne.jp/asahi..]

_ 青木@管理人 [私はいずれにしても素人ですが、どっちかっていうと高周波関係から電子回路に入ったクチですので、どうもオーディオアンプを..]


2006-12-17 朝から楽しい試聴タイム。

_ 過酷な試練を受けるK501。


最近すっかり、ブレッドボード上での回路設計段階からの試聴でいきなりK501を使っています。ダイソーヘッドフォンでは感じ取りきれない部分でのチューニングがメインとなってきたってことなのですが、しかしですね、右の写真のような状態で試聴しているものですから、時にはかなり頻繁にアクシデントに見舞われます。
突然電源ラインが接触不良になってヘッドフォンにブチブチと激しいポップノイズが混入して鼓膜が痛くなったり、入力ラインのミノムシクリップがはずれてしまってぶびぶびぶびぶびどーどーどーどーという激しいバスノイズ(PCのバスに流れるノイズのことじゃないですよ)が8Vp-pでヘッドフォンに印加されてそりゃもう地獄の様相になったり。

私の鼓膜も痛いですが、K501もたまったもんじゃないでしょうね。ぶっ壊しそうで怖いんですが、しかたありません。ここは細心の注意を払ってコトにあたるしかありません。

普通の人のもとで普通のヘッドフォン生活を送ることができれば、こんな拷問にあわずに美しい音楽ばかりを再生できたであろうK501。そう思うと、私の元にあるK501をなんとなく不憫に思っちゃうわけですが、一方で、こういう特殊なことをする人間のもとにやってきてしまったK501も、それはそれで、悪くはないのかもしれません。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ rabbitmoon [K501タソ、ガンガレです。(´;ω;`)]

_ 青木@管理人 [rabbitmoonさん、ようこそ。応援ありがとうございます。K501に伝えておきました ^^)。]


2006-12-18 いよいよ今年もあと二週間の月曜日。

_ 風邪がおおはやり。

ウチの娘は毎年あまり風邪もひかずに元気なのですが、今年は珍しく熱出して一日学校休みました(インフルエンザでは無い)。その後はまぁ、普通に生活しているんですけどね、咳が止まらず苦しそうなんです。

そんな感じで今年はほんと、そこらじゅうで風邪が蔓延しているようで。

そんな私も珍しく先日咳こむ目に遭いましたが今はもうすっかり元気です。

油断するとすぐにやられちゃいますからね、気をつけていきましょう。

_ あ"〜事務処理山積。

年末調整と源泉徴収の税務処理、提出書類整備等々・・・日々の仕事だけで精一杯だっていうのにこれですからね。今日は外でお仕事な日なのでまとまった時間取れないので、明日にでもやるかな。アンプの試聴しながら、ね。

全然事務処理じゃないんですが、年賀状も作らないとですね。

写真の選定がこれまた大変なんだよなぁ・・・・


2006-12-19 今日も寒っ。

_ 昼からワイン。

今日は外出予定もなく、家で事務仕事がメインな予定なので、昼飯どきから家内作カルボナーラ食べながらワイン(白のハーフ)飲んじゃいましたよ。最近ちょっと、いろいろとね、ちょっとだけですけどね私的に腐り気味なんで、景気付けってこともあってですね。

ま、たまにはこういうときもありますわね。

_ 成功者ってなんなんだ?

「成功者増へ数値目標 再チャレンジ最終報告案」(asahi.comの2006年12月19日10時07分暮らし一般記事より)。

 内容は:

    「安倍首相が看板政策として掲げる再チャレンジ推進施策の具体像を示した「再チャレンジ支援総合プラン」の最終報告案が18日、明らかになった。「勝ち組」「負け組」を固定化させない、多様で複線化した社会の仕組みをつくることが狙い。「成功者の増加」を目指すため、フリーターを10年までにピーク時の8割にするなど年限を切った数値目標を提示した。26日の関係閣僚会議で正式決定する。」
 ってことらしいのですが、まずはじめに「成功者」っていうモノの言い方が、とても気に食わないです。ある個人を見た場合、その人が成功者かそうでないかなんて、誰に決められます? テストで100点取ったら成功者で、50点ならダメ? 定職付いていたら成功者で、フリーターはダメ? お金をたくさん稼いだら成功者? 人の成功ってそんなことであるわけないですよね。ほんとくだらないです。

 一体なにをもって「成功者」と言っているのか、この「成功者」の定義付けをはじめに明確にして欲しいところです。

 本文を読めば、「成功者を増やすため、フリーターを減らす」とありますから、フリーターが成功者ではないと彼らが考えているってことは、言えそうです。

 なんでフリーターは成功者じゃない(成功者になれない)のだ?

 これもまた、さりげない洗脳活動の一環なんでしょうかね。

 フリーターだってなんだっていいじゃないの。会社に雇われる正社員だっていいしパートだってバイトだってなんだっていいんです。そんなことは全く問題では無いんです。本質では無いんです。
 自分がやりたいって思ったことを思い切りやって、全力で生きて、そして、死ぬ間際に自分の生き様を振り返ったとき、自分で本当に納得できる生き方をしたか。頑張って生きたなぁ、楽しかったなぁ、少しは世間に貢献したかなぁ、この世にうまれ生きてきてよかった・・・と思えた人間が成功者なんだと私は思います。

 それをね、なんかこういう風に、個々の生き方を、全く関係ない第三者(しかも政府(=国家)だぜ検討しているの)が勝手に権威付けしちゃおうとするその考え方が実に気に入らないんです私は。

 主権である国民を、政府がカテゴライズしようってことなのですか?

 懸命なる日本国民は、こんな目先の言葉なんぞに惑わされずに、正々堂々と自分の信じる道を歩んでいって欲しいと思います。と同時に、私自身も、引き続き今後とも自分の信じる道を根性でも意地でもなんとしても歩んで行こうと思います。自戒を込めて。

 日本人はなんだかんだ言っても農耕民族DNAが身体に染み付いてますから、お上の言うことに従っていればなんとなく安心みたいな面があるんですよね。

 でも、21世紀は違うんです。違えないと、変えないといけないんです。

_ IBMのホームページビルダー。

かにこむの主要コンテンツは、ここ「かにの泡ぶく」以外は全て、テキストエディタでちまちまとhtmlを編集して作っています。あ、一箇所だけ以前私が作りかけた写真web生成ソフトを使ってますが。
 で、ですね、さすがに最近こう、ぶっちゃけかったるくなってきてですね、巷で使われているhtmlエディタなるものを試しに使ってみたんですついさきほど。
 IBMのホームページビルダーってヤツなのですが、試用版をまずは頂戴してですね、さくっとインストールして再起動してさぁ起動です。


 ・・・・・・


 ぅお〜〜〜、超便利じゃないですかこれ。
 上にプレビューが表示されて、下にhtmlが表示されて、htmlを直接編集できるモードが一番使いやすそう・・・

 ・・・って、それ、結局素でhtml打ってるんでは?>俺。

 テキストエディタで「ctrl + s」後にブラウザリロードと確かにやっていることは一緒ですが、まぁ、それはそれとして、でも、その他の部分もよく考えられていると思いました。

 買っちゃいたい気持ち大かも。でも、ダウンロード販売で\8,980-もするんだよなぁ。ダウンロード販売なんだからせめて\4,980-にしてくれれば即買いなんですが、でもまぁ、機能を考えたらそれほど高いってほどの値付けでは無いかもですね。


2006-12-20 今日も寒いけど外回りな一日。

_ すっかり年の瀬の雰囲気。

街行く人々も気持ちせわしなく歩いているような気がして、なんとなく年の瀬をひしひしと感じてしまう最近です。

仕事場に行くために街を歩いていても、お正月用なのでしょうか、早くもお餅を大量に自転車にのっけて走っている人が居たり、年賀状を売る郵便局の人の声が賑やかだったりで、もうすぐ今年も終わるんだなぁとしみじみです。

以前、写真関係の仕事に就いていたときは、今の時期はもう年賀状のプリントでパニックでした。そんな仕事上での季節感は、今は全く皆無です。年末年始、正月盆暮れだろうとお構いなしで普通に進行する仕事。

ですから、街を歩いていて感じる季節感っていうのは、なんだかとても楽しく、心地よく、あらためて『四季のある国に生まれ住んでいてよかった』って、思うわけです。


2006-12-21 これぞITの威力?!

_ LTspice面白すぎるっ!

回路シミュレータと言えばPSpiceが有名で、CQから出ている「PSpice入門編」を以前買おうかって思ったこともあったのですが、それは随分前の話。最近、すっかりブレッドボード上でリアルな世界であれこれいじることが楽しみになってしまっていたこともあり、すっかり忘れていたんですけどね、昨日こちらでツッコミいただいたことがきっかけで『あ、そういえば・・・』って思い出してですね、昨日の夜中にグーグルで調べてフリーで機能制限のない LTspice ってのをインストールしてみたんです。

もう夜も遅かったんでね、動くかどうか試して寝ようって思って立ち上げてみたら、ちゃんと立ち上がったんですよ。で、それで寝ればよかったんですが、立ち上がったらなにか簡単な回路を入れてみたくなるじゃないですか。ではってことで、簡単に、ゲルマラジオの回路を組んでみたんです。そしたらちゃんと動くんですよ。もう面白いったらありゃしません。おおハまりで危うく徹夜になるところでした。

今日はほんとは朝からLTspice使って新しい回路設計に没頭したいところだったのですが、仕事も詰まっているのでおあずけ状態。

一気に仕事は片付けて、夜中になったらまたごそごそはじめよっと。

_ ワインを屋外で冷やす。

いまぐらいの季節は、夜に飲むワインを冷やすにはちょうどよい屋外温度ですね。日の当たらない北側のエアコン屋外機の上が、簡易ワイン置き場になります。白ワインは日が沈むころに、赤ワインだとちょっと冷えすぎちゃうので、夕方5時半ぐらいになってから出しておくと、ちょうどいい感じでしょうか。

ワインにとって気温変化と明るい場所は敵ですから、飲む直前まではキッチリおうちの中で保管です。うちにはワインセラーなどという高尚なものは無いので(ワインストック箱(涼しいところに置いてあるただのダンボール箱)はありますが)、今ぐらいの季節は実にナイスです。

_ いきなり業務拡張かよ(おめでとう!)。

なんかね、メールがきたんですよ。数年前に仕事で知り合った、自分で会社やっている(すなわち社長ってことだ)ビジネスパートナーなんですけどね、なかなか面白い人で話していてもとても面白い人。

その彼からメールが来てて、なんでも事業拡張で相模原に引っ越して、しかも、株式会社化したっていうじゃありませんか。商号まで変えて。

早速新しいweb見てみると・・・う〜ん、頑張ってますねぇ。業務拡張オメデトウ!>その彼。頑張ってね〜。

俺も、なにかドでかいこと、するかな(なんだそりゃ)。

でもなぁ、取締役ってのはあまり柄じゃないってことは、すでに立証済みだしなぁ・・・いやまてよ、代表取締役なら話は別か?

もしも万が一 かにこむ を株式会社化したら、上場するまでは絶対に、持株比率51%割らないからな ^^)

_ まじっすか「HOYAとペンタックス合併」!

 いや〜〜〜、意表を突かれました。

 昨年でしたっけ? ペンタックスと韓国サムスンのデジカメ共同開発業務提携発表があったの。このときは「ペンタックスもデジカメで生き残るために劇薬作法に出たか」と思ったのですがそれでもまだ「悪くはない作戦だ」と私なりには思ったのです。

 が、今回、HOYA。しかも、asahi.comの2006年12月21日21時09分の記事から引用させてもらうとですね:


    HOYAとペンタックス、来秋合併 総合光学メーカーに
    2006年12月21日21時09分(asahi.comより)

    『・・・HOYAの06年3月期の連結売上高は3442億円、ペンタックスは1422億円。両社は重複する医療機器や光学レンズ事業などを統合・再編して効率化を進め、技術やコスト面で競争力を高める考えだ。特に医療機器分野は世界的に市場拡大が見込まれ、収益の柱に位置づけるという。・・・』


 デジカメについては最後のほうにですね、『ペンタックスの市場シェアは5%未満と低いが、特色ある製品の開発で生き残りを図りたい考えだ。』と、申し訳程度に付記されている程度。

 そんなんだめだよ。ツァイス・イコンに遅れることたったの4年で、日本で最初に一眼レフ作った会社でしょうに。

 とはいえ、そこまで事態は逼迫しているってことなんですかね。

 利益を追求しないといけない宿命下におかれた株式会社というのは、経営判断も相当に厳しいものを要求されるわけですが、文化の継承という側面と、利益の追求という命題の両立は相当に困難なことなのでしょう。

 でも、決して怯んで欲しくないです。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ まつ [PENTAXユーザーの私もびっくりしました。 ところで、HOYAという会社は知っていましたが 株主構成までは知りませ..]

_ 青木@管理人 [ほとんど外国の会社なんですね。 実はこのあと、どっか外国のおっきな会社にM&Aされたりして。]


2006-12-22 極めようとすればどんなことでも面白い。

_ 奥の深い乱数。

画像処理アルゴリズムの検証や開発をやっていますと、かなり頻繁に「乱数」が欲しくなります。

例えばノイズリダクション処理の評価。

実際にセンサーで撮影して出来たノイズはもちろん試してみますけどね、アルゴリズムのシミュレーションする際にはもう少し明確に、かつ、思ったとおりの量と分布を持って、さらに適当に乱雑に分布したノイズ画像が欲しくなるわけです。

で、いままで、開発環境(主にC/C++ですが)の標準ライブラリ関数であるrand()や、random()で乱数を生成して、これを適当にサブサンプリングして使っていたのです。これらで生成される乱数は、乱数と言っても本当の乱数でないので(発生する数値に再現性があり、周期の比較的短い規則性がある)正しくは擬似乱数というのですが、ゲームプログラムを自分で書いたことある人は、よくご存知ですよね。

まぁ、ゲームなどに使うのでなければ、これらの擬似乱数でもちょっと工夫すれば、事足りることは多いです。

しかしですね、最近扱う画像が巨大になってきて、この、擬似乱数程度の乱数ではちょっと都合悪いことが起きるような場合が出てくるようになったんです。で、もう少しマトモな乱数ないのかなって探してみたら、ありましたありました。Mersenne Twister乱数というもの。

私がたどり着いたwebはこちら「Mersenne Twister Home Page」です。

まだコードを見たり、コンパイルしたりってことはしてないのですが、読む限りでは申し分ない性能です。『周期が2^19937-1で、623次元超立方体の中に 均等に分布することが証明されています。』(上記URL内の「Mersenne Twisterとは何か?どこがいいか?」より引用)これですよこれ、私がまさに求めていたのは。

今週末にもコードをいただいてコンパイルしてみましょう。

いや〜、乱数、面白いです。


2006-12-23 一足早いクリスマス。

_ 飲みすぎ食べすぎ。

今日は土曜日でしたので、一足早いクリスマスパーティー(ってほどのものじゃないですが)を夜、行いました。

今回は、ケーキは家内作のオリジナル。あと、チキンやサラダ、パンなどを買ってきて。

去年は、スパークリングワイン一本空けて、そのあと赤ワイン一本空けて、飯が終わったあとにウイスキィって感じを余裕でこなせたのですが今年はさすがにそんなに飲めずでした。スパークリングワイン一本のあとは、白ワインハーフをかろうじて。ウイスキィはなんと! 年に1度やるかやらないかぐらいの水割りで。

うゎ〜って、感じでした。


2006-12-24 お休みな日。

_ 今日はなんとなくのんびり。

いろいろと細かいことはあるんですが、まぁ、年賀状書いたり、仕事の進行チェックしたり。

街はすっかりクリスマスですね。


2006-12-25 ・・・・・

_ 今年最終週。

まじですかね。全くそんな気配すらない仕事進行ですはい。


2006-12-26 冬なのに大雨な一日。

_ さよなら秋葉原デパート。

毎週火曜日 or 木曜日は、クライアント訪問で車で移動する日です。 今日は午前のうちに取りあえず仕事を(一旦)片付けて、この大雨の中、車で秋葉原を目指しました。

特になにか買い物があったっていうわけではありません。

今年を最後に、秋葉原デパートが営業を辞めるってことを私が知ったのはかれこれ一ヶ月ほど前か。以前より、再開発でそのうち云々という話は聞いていましたが、年内終了fixという話を聞いたのは、そのときがはじめてでした。

国鉄川崎駅から電車に乗って、お金がもったいないから秋葉原のひとつ手前の神田で降りて歩いたのも懐かしい思い出です。神田で降りたにもかかわらず、なぜか秋葉原の駅前まで律儀に歩いてきて、包丁の実演販売を見ては『今日もやってるやってる』と、意味不明に安心してラジオセンターに消えていった私です。自転車で行き来するようになってからも、なぜかあの実演販売だけは、見ないと気が済まないってのが、秋葉原を訪問するラジオ少年の正しい姿だったのかもしれません。

そんな思い出の秋葉原にあって、全ての起点となっていた秋葉原デパートが営業終了です。時代の流れというのは時として非情ですから、こればっかしはだれにもどうすることもできない。失われる過去があれば、しかし、新たに得る未来もあるわけですからここは厳かに受け入れるしかないのですが、なんとかね、まだ、営業していて、人が出入りしている秋葉原デパートを一目見ておきたかったのです。

年内のスケジュールを考えてみると、私ひとりでの単独行動が可能な時間は今日の午後しか無かったんですね。これはもう、雨が降ろうが槍が降ろうが、なにがあっても行くしかないのです。
折りしも道路は大雨に加えての年末大渋滞。しかしまぁ、こんな日は渋滞もいいものです。『昔はこの道よく通ったよなぁ・・・』なんて思いながら、半クラッチしながらトロトロ進みます。

せっかくだから写真を何枚か撮ろうかって思ってですね、デジカメもちゃんと持ってきました。カシオのEX-S20です。だって秋葉原ですよ。私にとっては、わざわざR-D1持ち出すほど特別な存在じゃない。なにかあればいつでもすぐ行けるような、まるで悪友のような普通の存在であったハズの秋葉原です。そんな特別な装備をしちゃったらなんか水臭いですよね。とはいえ、最近すっかり行かなくなっちゃってたのも事実。こんなに変わる前に、もっと行っておけばよかったなぁ・・・

なにを買う用事も無かったのですがせっかく来たので、雨の中傘さしつつもズボンから下はずぶ濡れになってあちこち歩いてみました。
心なしか、昔の雰囲気が戻ってきているような臭いがしました。 やはり秋葉原です。一過性の流行に一瞬身を任せることがあっても、その真髄は根っからの電気街なのです。

叩きつける雨がさらに酷くなる中、ほっとした気持ちに包まれながらのんびり帰途につきました。




悲しいわけでも、また決して嬉しいわけでもないのに、涙が流れてきてしまうのはなぜだろう。


2006-12-27 暑い!

_ なんだこの暑さは。

クライアント訪問で徒歩で移動中暑いのなんのって。電車に乗ると一気に汗が。

この気象攪乱は大地震の前触れか? って思うほどの突拍子な今日の天候。いや〜、暑い。

でも、夜、仕事終えて家に帰るころ(22時ごろ)には結構ヒンヤリ。体調崩さないように注意せねば。なんつったって年末年始は酒びたりでおうちでのほほん過ごす予定だからね。


2006-12-28 取りあえず無事・・・

_ かにこむ仕事納め。

まだ年内にやらねばならぬ残件はちらほら残っているので大晦日まではぼつぼつ仕事まじりの日々になる予定ですが、取りあえず今日、かにこむは仕事納めです。

なんとか今年も無事、乗り切ることができそうです。

今年の仕事納めは、ちょっと特別なタイミングなんですよね実は。

フリーエンジニアで生きていくべく、勤め人に終止符を打ったのがちょうど今から10年前。1996年の12月末日付けで当時勤務していた会社を退職、1997年の元旦からフリーエンジニアの道を歩みはじめたのです。

10年前の今頃は、忘年会と送別会が入り混じって毎日どこかで酒浸りだったような記憶が ^^)

独立当初は、やりたいこと、確固とした目標はあったのですが収入的にはなんのアテも無く、『本当に食っていけるのか?』『(自分のやりたいことをやるためには)家の近くのコンビニでバイトしてでもやってやる』なんて感じで、希望に満ち溢れてはいましたがそれより一回りほど大きい不安も抱いていた毎日でした。

なんとかやってこれるものですね。

10年の間には、会社の役員になったりなんて期間もありましたが、独立姿勢は保ち続けてきたつもりです。独立当初に思い描いていたビジョンはまだ実現できておりませんが、でも、今まで自分が歩いてきた道を振り返るに、大きく外れることもなく、自分の思うところの基本理念に則った生き方をしてこれたなって、思います。

今年の末は、そんなことをつらつらと考えながら未来を思い、過ぎ行く2006年にしたいと思います。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ くま [10年間お疲れ様です。 私は某外資のコンピュータメーカを5年ほど前に退職して独立を企てたのですが、予想だにせぬ事件が..]

_ 青木@管理人 [ありがとうございます。 人生いろいろですよね。私も、たまたま、ほんとうにたまたまですよ、いろんな要因、また、廻りの人..]


2006-12-29 大掃除。

_ 昨日に引き続き大掃除。

かにこむはオフィスと自宅が合体しているので、仕事場の大掃除と家庭内の大掃除は完全にリンクしてます。

昨日、仕事納めってこともあって軽くはじめた大掃除。引き続き今日も大掃除です。

今年は異常と言えるほど気温が高いのが心配なのですが、大掃除だってことで言えば寒くないので助かります。が、こんなことではいけません。

地球環境は、確実に大きく変化してます。温暖化の影響もあるでしょう。どうも、取り返しのつかない方向に変化しているようでとても心配なのですが、全ては人間の性がなしたこと。自業自得と受け入れる以外に手立てはなさそうです。

現代以上に高度に発展した古代文明ってのは存在し、しかしやはり、人間の性がなしたことにより全ては崩壊したのか? それがあのピラミッドや遺跡達なのか? って、真剣に思いたくなっちゃう大掃除のひとときです。



2006-12-31 大晦日。

_ 紅白歌合戦。

なんだかんだ言って見ちゃいますね。正直言うと、面白くないんですけどね。実は、こそこそ自室にこもって、いろんなコンテンツ更新したりしている私。でも、なんとなくちょっとだけ特別な年の瀬。このあとのんびり家族と一緒に紅白見ようと思います。

_ ヘッドフォンアンプその後。

今も聴いているんですが、試聴につぐ試聴の結果、ここ二週間ほど不満無し。ってことで、取りあえず急ぎざくっとまとめて、こちらに公開しました。よろしければご覧ください。

_ 今年も一年、ありがとうございました。

みなさま、来年もぜひぜひ、かにこむ ならびに、ここ かにの泡ぶく を、ご贔屓にいただけますよう、よろしくお願いいたします。

私はもうすでに出来上がってますが、こののちさらに酒浸りになる予定ですので、それではみなさま、よいお年を!


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