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かにの泡ぶく


2006-07-01 ピザ職人。

_ ドミノピザを注文する。

今日は都合により外出しない日だったので、ランチにピザでも頼もうということになった。

そこで、ウチでは比較的贔屓にしているドミノピザをインターネット経由で注文。クーポンはすでに何枚かあるので新規にゲットの必要は無いのであるが、念のためにWebのクーポンコーナーを見てみるとなにやらゲームコーナーが。

ためしに『軽くやってみっか』的軽いノリではじめてみるも、ここにあるピザ職人ゲーム、単純だけど結構難しく、ついつい夢中になってしまった。

クーポンゲット用ゲームなので、コツを掴めばもちろん難しくは無いのだがはじめのうちはピザを落っことしたり天井にくっつけたり。失敗するたびに『あ"〜〜、しまった』などと叫んでいる平和な昼日中。

私の最高記録は8枚。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ まつ [はじめてゲームしたら 7枚で10%引きクーポンでした。 でも、宅配ピザって割高感ないですか? 昔(バブルのころ??(..]

_ 青木 [いきなり7枚! それ達人ですよ。 私ははじめてやったときは、3枚ぐらいでした。 確かに宅配は割高なんですが、ポチっと..]


2006-07-02 のんびりな日曜日。

_ 一人の時間。

今日は、家内と娘が所用で午後からでかけた。私は一人で留守番。

実に平和だ。

日曜日の午後に数時間とはいえ、自分ひとりで過ごせる時間が持てるってのも、あまりない機会だ。せっかくなので、趣味の作業でもしてみるかな。

ということで、昨年暮の大掃除以降配線が切断されてしまったままになっていた、ラジオ受信用の屋外アンテナ(アンテナと言ってもバルコニーの手すりに這わせたただのショートワイヤーアンテナ)から屋内への引き込み線を復旧することとした。

今日も大変蒸し暑い。

ちょっと作業するともう汗まみれ。今回は、大掃除があっても切断しないで済むように、24時間換気用の通気口をちょっと加工して、細めの被覆線を通せるようにしてみた。これなら比較的長期に渡って使用可能だろう。

アンテナが復旧したので、久しぶりに自室で自作ラジオで短波放送を聞いてみる。

仕事の息抜きグッズが増えて、とても嬉しい午後のひととき。



2006-07-04 忘れたころに税務処理。

_ 源泉徴収。

源泉徴収・・・サラリーマン時代はこの謎の仕組みに大変納得が行かなかったものだ。年末調整で返ってくるとは言え、取りっぱぐれないようにあらかじめ税金を給料天引きするとはお上(国税庁になるんですかね)も阿漕なものだのう・・・などと文句言っていたのであるが、なんと今年から、かにこむも給与を支払いはじめた関係上、なんと私が、源泉徴収する立場になってしまったのだ。

源泉所得税は本来、毎月支払った給与にあわせて納付するべきものであるが、かにこむの場合、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請」をしていることもあり(こんなめんどくさいの毎月やってられるかってんだい)、年2回、7月10日と1月10日にまとめて納付すればよいことになっており、今月がその納期にあたるってわけだ。

今日はおうちでお仕事な日なので、ちまちまちまちまと、税務処理。

あ"〜〜〜、めんどくさいんだよ。けど税務処理は事業を営む上で最低限度やらねばならない大切なことでもあるので、ちまちまちまちまと、一所懸命丁寧に税務処理する私であった。

しかし、まさか自分が源泉徴収する立場になろうとは、サラリーマン時代には思いもよらなかったな。


2006-07-05 雨雨雨。

_ 自分と向き合うことの難しさ。

自分と向き合うって、時として大変に難しいことがある。

わかっている自分と、それをなんとかしてわからないようにしたい自分。

逃げちゃいけないと思っている自分と、なんとか理由をつけて逃げようとしている自分。

こんな自己矛盾に気が付いたときこそ、ゆっくりと自分と向き合おう。

そして、素直に、自然に、思うことが大切だ。

物事の真理とは、ほとんどの場合シンプルなものなのだと思う。複雑に理解、解釈しようとしている段階で、どこかでなにかが狂っていると思ったほうがいい。


2006-07-06 急遽リフレッシュ。

_ ぱっとしないときは思い切って・・・

いろんな案件山積みで時間の余裕が全く無い状況なのですが、なんとなくここ最近、気持ち的にぱっとしない日々継続なのです。
山積みになるほど仕事があるってことは、大変に嬉しいことなのですが、そういえばここ数ヶ月、土日もずーっと仕事してるし、抱える案件は圧倒的に多いしで、ちょっと走り続けすぎたかな? ちょびっとだけ(自分で気がつかない間に)心が病んでくるのも致し方無しな状況ではあります。
ということで仕事は午前中でお仕舞い。午後はリフレッシュタイムとしました。

_ 久々の電子工作。

こないだの日曜日にアンテナが復旧したこともありまして、我が部屋では昔に作った短波ラジオが再び稼動可能になりました。
そういえば数年前に中止したまま、ず???っと保留になってしまっているラジオの受信回路実験機があるのを思い出しました。というわけで、今年の夏はひとつ、プライベートな時間を見つけながらこれら保留となってしまっているラジオ達の実験を再開しよっかな?なんて、考えておりました。

で、ラジオの実験と言えば必要になるのはもちろんラジオなのですが、いくつものラジオ回路を実験するにおいて共用できる部分というのは、極力共用したいじゃないですか。そのほうかお金もかからないし、本来の実験部分に集中できる。どういうことかと言いますとですね、ラジオってその受信方式にもよるのですが、ぶっちゃけ以下のような構成にわけられます。

+----------+  +------------+  +----------+  +------------+   [
| 同調回路 |->| 高周波回路 |->| 検波回路 |->| 低周波回路 |-> |> 音声?♪
+----------+  +-----+------+  +----------+  +-----+------+   [
                    |               |             |          イヤホン
+----------+        |               |             |      スピーカ等
| 電源回路 |--------+---------------+-------------+
+----------+

で、ラジオの実験として今回いじりたいのは、上図の「同調回路」「高周波回路」「検波回路」あたりなんですね。実験となれば多くのラジオを作ることになります。いじりたい部分は個々のラジオで変更しなければなりませんので仕方ないのですが、いじらないでもよい「低周波回路」と「電源回路」部分は共通で使いまわすようにしたほうが効率的であります。
今まではラジオ回路の受信性能を実験する際には、スピーカを鳴らすまでのパワーをもった低周波回路を、実験回路分いちいち作るのは大変ですので、検波回路の出口でいきなりクリスタルイヤホンで聴いてみて放送波の受信を確認したりしてました。これはこれでちゃんと鳴り、これはこれでシンプルで大変面白いのですが、やはりスピーカからの再生音も確認したいじゃないですか。以前は、386で作った簡単アンプにつなげてスピーカからの受信音を確認したりしていたのですが、この386アンプは現在手元になくなってしまったこともあり、これを機会にラジオ実験に特化した、簡単アンプ内蔵のスピーカボックスを作ることにしました。

簡単アンプの心臓部は、今回も386で行きます。このICは、ICのくせに本当に音が良いです。私の好きなデバイスの一つです。
電源は、実験に使うモニタ用のスピーカボックスですから、持ち運びや取り回しがしやすいように乾電池を使います。以前の実績では、386アンプは通常音量で稼動時に、6Vで15mAぐらいしか流れませんから、アルカリ単三電池x4本で駆動すれば、少な目に見積もっても100時間は稼動するはずです。毎日2時間使っても2ヶ月弱。充分な寿命でしょう。

問題は回路構成です。

386の簡単アンプは、ワンチップで充分動くのですが今回は『ラジオ実験に特化した』という点で特殊な要件が入ってきます。
例えばゲルマラジオの出力にも、直接繋げたりしたいじゃないですか。そうなると問題となるのがアンプ側の入力インピーダンスです。

ゲルマラジオのゲルマニュームダイオード出力は、大変に高いインピーダンスです。というか、高いインピーダンスで受けないとゲルマラジオは出力負荷を駆動しきれません。386の入力インピーダンスはデータシートによれは50Kオーム。一般のオーディオラインやTr等のバッファアンプ出力を受けるのであれば全く問題とならない高インピーダンスなのですが、ゲルマラジオの出力を受けるにはちと低すぎる。50Kオームの負荷はゲルマラジオにとっては大変に重荷と言えるでしょう。

そこで、前段にFETによるハイインピーダンス受け用バッファを設けることとします。

使うFETは、2SK30A。このデバイスとはもうかれこれ30年以上の付き合いでしょうか。2SK19と並んでよく使った石です。安くて性能もよいし、音もなかなか。これでMMカートリッジ用のイコライザアンプ作ったことあるのですが、相当音にウルサイオーディオマニア氏も納得の音質でした。

インピーダンス変換なのでソースフォロワ回路としておくこととします。また、入力が非常にハイインピーダンスなので、高周波カット用の簡単なフィルタをFET前段におくこととします。

なんだかんだ言いながら出来上がった回路図は以下の通りです。

2006年7月9日追記:
回路図に重大なミスがありました。このまま作ると発振します。詳細は7月9日の泡ぶくにて。
以下の回路図は修正済みですが、まだまだ過渡期です。ご了承ください。

実装に先立って、2SK30Aの動作点を実験で求めます。ソース接地抵抗を変えて、ドレイン電流を監視しながら増幅率を実測します。
ソースフォロワ回路の増幅率は最大で1で、それはソース接地抵抗に依存します。ソース接地抵抗を大きくすれば増幅率は1に近づき、小さくすれば、0に近づきます。ですので、電圧的には増幅できないんですね(電流(電力)的には増幅できる)。

今回は、インピーダンス変換が目的ですので、ここであまり電圧増幅率を下げたくない。とはいえ、ソース接地抵抗を大きくするとドレイン電流が減少してよろしくないです。私の経験上、こんなときにはドレイン電流は0.7mA前後がよい感じ(根拠無し。あてにしないで)です。今回、電源電圧4.2Vで、1.5Kオームで0.7mAぐらいになりました。今回はこれで行きます。

そのときの電圧増幅率は、オシロの波形読みより0.75ぐらいですかね?。ま、いいでしょう、こんなもんで。



手持ちの基板でよいサイズのものが無かったので、大きめのものを真っ二つに割って使うことにしました(貧乏性な私)。これ全面を使ってゆとりの実装ってのも粋ではあるのですが、今後スピーカボックスに収納することを考えると、なるべく小さいほうがよいじゃないですか。

部品実装概ね終了か? ってところで本日時間切れ。

というわけで、残りはまた次回。


2006-07-07 元気いっぱい。

_ リフレッシュ効果?

今日もずいぶん蒸し暑かったですが、しかし昨日のリフレッシュ効果か、爽やかな気持ちでお仕事こなした一日でした。

仕事は仕事でいろんな問題が出てくるのですが、それはそれ。もちろん想定の範囲内です。ひとつずつ着実に解決していきながら、一歩ずつ確実に前に進んで行きましょう。

おし。がんばるぞ。


2006-07-08 いつの間にか・・・

_ ヨドバシドットコムでポイントが使えるように。

でも認証キーをもらいに一度は店に行かねばならぬ。

でも一度行けば、二度と行かないでもいいかもしれない。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

_ まつ [そうなんですよ。私も早く実店舗へ行きたいと思っています。 でも、まだまだネットの品揃えは実店舗にかなわないので その..]

_ まつ [ヨドバシのポイントは5日くらいからOKになったみたいですね。 あとですね、ヨドバシは便利で時々使っているのですが 送..]

_ 青木 [通販で送料つうのは常に悩みの種ですね。でも淀橋の場合、まぁ1万円つうのは許容範囲かなって感じですかね。足りないときは..]

_ まつ [実店舗に往復する交通費と時間を考えると500円でも文句を言える額ではないのは確かです。それはわかってはいるのですが...]

_ まつ [7月末まで、3000円以上で送料無料セールとなっていることに 今日気づきました。早速何か買ってみよっ! (原因と結果..]


2006-07-09 続きのはじまり。

_ 今日も電子工作楽しいな。

午後から家内と娘が所用でお出かけです。というわけでまたまた、一人のんびりおうちで自由時間が3時間ほどできました。
つうわけで、7月6日電子工作の続きをすることにしました。

重要:7月6日掲載の回路図に重大なミスがありました。すでに修正済みですが、もし万一、参考にされた人いらっしゃいましたらごめんなさい(まさかいらっしゃらないとは思いますが・・・)。以下の回路図が今日現在の最新版です。

2006年7月11日追記:7月11日のかにの泡ぶくもご参考に。最終版回路図あります。



先日やりかけだった実装作業を完了させて、基板実装状態で通電してみます。まずはバッファ段のみに通電し、ドレイン電流を測定しますと、9Vの印加でなんと15mAも流れています。おかしいです。0.7mAに調整したはずなのに、こんなに多く流れているとはなにか尋常でない異変が起きているに違いありません。
結線を確認しても異常無し。となればこれは異常発振の可能性大です。出力にオシロをつないで見てみると、なんとも見事に発振していました。

おかしいなぁ。

回路図と実装基板をかわるがわる見ながら悩むこと十数分。『ん?』わかりました。入力部に入っているLPF、チョークコイルの出口にもコンデンサが必要でした(赤ペンで追記されている部分)。これがなかったために直列共進回路になってしまい、発振していたのかな? 100pFを追加して、正常動作、ドレイン電流0.7mAとなりました。ついでにあとで計算しなおしたら全然インダクタンスが足りなかったチョークコイル100マイクロHを、1mHに強化しました。

低周波発信器から信号を入れて動作確認してみます。



正弦波は綺麗に出力されるのですが、方形波の立ち上がりがなんだか妙です。う〜ん、LCで組んだLPFが悪さしているのでしょうか。
ためしにLPFをスルーして入力信号を入れてみると、あらら綺麗です。

せっかく組んだLPFですが、なんだか波形が気持ち悪いので今回はLPF無しでやってみることにしました(回路図「結局こうした」の部分)。

1MHzの信号を入れると、LPF有りでは相当に減衰しましたが無しだとまんま出力されてきます。気になるといえば気になりますが、まぁ取りあえずこれで行って、問題あればそのとき考えましょう。

ついでと言ってはなんですが、386の2番ピンも、100pFでグランドに高周波接地しました。これは、音量調節用のVRからの配線で乗ってくる高周波成分を嫌ってですが、これもまぁ気休めですね。インダクタが無くなった分、実装外観が気持ちすっきりしましたね。



で、386にも電源を供給して、全電流が9V印加で無信号時3.9mA。まぁこんな感じでしょうね。よしよし。
2SK30Aの入力ラインに800Hzの信号を入れて、386のスピーカ出力をオシロで観測するとちゃんと増幅されてきています。うん。いい感じです。LPF取り払った効果?もあって、1MHzぐらいまで平気で増幅します。



電子ボード(SR1A)で急ごしらえで作ったゲルマラジオの信号を入れてみますと、ぉおおおおお、いい感じで鳴ってます。しかも、クリスタルイヤホンで聴くよりも放送局の分離が全然良いです。これはまさに、2SK30Aで構成したハイインピーダンス入力回路の効能でしょう。ぬはははは、思ったとおりだなんてほくそえみながらJORFの混信を受けつつJOLFを聴いていたのですが、ふと湧き上がった疑問。

つうことはだ、クリスタルイヤホンのインピーダンスって実は思っているより低い?

なんとなく勝手に(ほんとうになんの根拠もない)ですが、クリスタルイヤホンのインピーダンスって500Kぐらいあるんだろって思っていた私。実はそんなに高くないんじゃないかっていう疑念を抱きました。

ということで次回はクリスタルイヤホンのインピーダンスを実測してみなくちゃなってところで、本日は時間切れ。


2006-07-10 お仕事な日。

_ クールビズ??

私は特別な事情が無い限りはいつも、チノパンにシャツ、秋〜春はこれにジャケットというような恰好で仕事のときも外出する。が、今日は特別な事情があったので、スーツにしてみた。当然、(夏用ではあるが)長袖シャツで、上着もアリで。

クールビズってことで、ネクタイは無しにしてみたが、スーツ(ちなみに色は黒で、シャツは黄色)にノータイってのは、なんとなくどこぞのボスみたいな悪党風味が気持ち加味されるような気がして、どうも落ち着かない。胸ポッケにハンカチを入れてみたり。

でもまぁ、たまにはいいか。

ちなみにスーツを着ようと思う特別な事情というのは:

  • クライアント初訪問時(このあと様子見ながら服装フリーであれば、いつもの恰好へ遷移)。
  • (会食など)特別にお呼ばれしたとき。
  • あらかじめ特別な通知があった会合、会議。
  • 私のクライアントのお客さんと打ち合わせするとき。
  • その他、「今日はスーツのほうがよさそうだな」と思ったとき。
以前、某社役員していたころは圧倒的にスーツ着用が多かった。都内で事業計画のプレゼンや、増資引受候補先との打ち合わせなど、真夏の真昼間の永田町の午後2時に、スーツにネクタイで街を歩くなんてこと普通だった。
もちろん汗みどろになるのであるが、でも、不思議と、思ったほど汗出ないものなのだよね。半袖チノパンとそう変わらない感じ。

きっと、気持ちが戦闘モードになっているときって、無意識のうちに自律神経も「今日はこのあちーのにスーツだ」ってことを想定したモードになるのだろう。

たまにはいいもんだね。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ yimamura [僕は髪型が丸坊主なので、ノーネクタイにするとどうも 職業がアレな人みたいな感じになります(笑)。 それでもノーネクタ..]

_ 青木 [怖そうですね ^^)]

_ まつ [最近は丸坊主とか極短髪の方々も珍しくないですよね。 で、どうなんですかね、そのスジの人たちの中でも ノーネクタイの..]


2006-07-11 今日のお楽しみ。

_ インピーダンス実測。

先日ふと思った謎を解明すべく、今日、おうちで仕事の合間(というか仕事しながら)クリスタルイヤホンと、今回作っているラジオ実験専用低周波アンプの入力インピーダンスの実測をしてみました。

とはいえはて? どのようにやりましょうか。我が家にはインピーダンスメータ、もしくは、インピーダンスブリッジなどという高尚な測定器はありません。そこで、信号発生器とオシロを使って、右図のような回路をさくっと組んでみました。

図中Rは、サンプルのインピーダンスに対して充分に小さい値であることが望ましいです。で、測りたい周波数をこの回路に加えて、R両端の電圧(振幅)をオシロで測定。信号発生器の条件はそのままで、SWをVRに切り替えて、VRをまわしてオシロがサンプル測定時と同じ振幅になる位置を求め、そのときのVRの抵抗値をテスタで測るというものです。

なんか遠回りですが、まぁ素人の趣味ですからこれでも充分でしょう。

そしてついに、長年の謎だった『クリスタルイヤホンのインピーダンス』と、今回製作中のラジオ実験用アンプの入力インピーダンスを測ってみました。
クリスタルイヤホンは一般的に言われているように(ゲルマラジオに直結するぐらいだから)インピーダンス高いだろうということで、R:4.7Kオーム、VRは1Mオームでやってみました。
今回製作中のラジオ実験用アンプは、4.7Kオームでは振幅が小さすぎて測定しにくく、100Kオームで実施しました。

私が勝手にそのへんの部品かき集めて素人測定した結果ですので、なんら信憑性ないです。参考以下のヨタ話的に受け止めてくださいね。

本物 :すごい昔(30年もの)から使っているクリスタルイヤホン。
    ロッシェル塩使用の本当のクリスタルイヤホン。
圧電 :ここ最近入手できるセラミック圧電クリスタルイヤホン。
アンプ:今作っているラジオ実験用アンプ。

周波数は [Hz]、インピーダンスは オーム。
+--------+--------+--------+----------+ | 周波数 | 本物 | 圧電 | アンプ | +--------+--------+--------+----------+ | 800 | 236K | 2.4K | 1100K | | 1600 | 136K | 1.0K | 1100K | | 3200 | 62K | 0.4K | 1000K | | 8000 | 30K | 0.3K | 820K | +--------+--------+--------+----------+
いや〜驚きました。みなさんどうですか? この結果見て。

インピーダンスが高い高いってさんざん言われていたクリスタルイヤホン。本物であっても800Hzで236Kオーム程度なんですね。私はてっきり、平気で500Kオームキープだろうって予想していたのですが、意外と低いのにびっくりです。だって、ゲルマラジオの出力段って、1Mオームの抵抗で終端されている回路が一般的じゃないですか(これが無くても動作に問題ないことは誰しも経験することですが)。だから、1Mオームと対等できるぐらいのインピーダンスあるんだろうなぁって思っていたのですけど。
そしてもっと意外なのが、セラミック圧電クリスタルイヤホン。ロッシェル塩に比べれば低いだろうと思ってはいましたが、まさか一桁二桁違うとは思いませんでした。これだとゲルマラジオ直結だと厳しい状況になるかもしれないですね。次回は、このふたつのイヤホンで聞き比べて、どの程度の差が生じるのか調べてみたいと思います。

して、現在製作中のラジオ実験用アンプ。いい感じじゃないですか。ほぼ理論値通りです。先日テストにちょいとゲルマラジオにつなげてみたところ、クリスタルイヤホンでゲルマラジオ聴くときよりも圧倒的に周波数分離が良くなったことを体感しましたが、このハイインピーダンス入力により、同調回路への負担が軽くなってQが高くなった(というよりは、Qの低下を防げた)のでしょうね。データから裏付けることができました。

あー面白い。なんにしても、どんなことでも、自分の頭で、手で、眼で、耳で・・・という、自分で実際に実験しながら自然現象、物理現象を測定して検証するということは、本当にとても面白くてたまらないです。

_ 現在製作中のラジオ実験用アンプ最終回路図。

結局こんなふうになりました。これでFix予定です。

あまりのハイインピーダンス入力が災いして、部屋のエアコンが動くたびにインバータノイズを拾うなどの現象がありましたが、これらも一応、解決済みです。当初手抜きしてつけてなかった小容量のパスコン、やっぱ無いとだめですね。

2006年7月12日追記:実装しておきながら回路図への反映忘れてた部品一個追加しました。386の2番ピンの気休め100pFです。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ まつ [> ロッシェル塩に比べれば低いだろうと思ってはいましたが、まさか一桁違うとは思いませんでした。 二桁?? 一桁??..]

_ 青木 [ほんとだ。二桁だった ^^)]


2006-07-12 夜なべ。

_ 只今27時11分。

最近、26時には就寝している生活だったので、こんなに朝まで起きているのは珍しいかも。

明日も早起きしないといけないので、ぼちぼち寝ることとしよ。


2006-07-13 すったもんだ。

_ 蒸し暑すぎ。

今日は都合により、午前にあった予定を繰り下げて、午後からお出かけ。

なんとなく雨が降りそうな感じの蒸し暑い曇り空でしたが、出かけるとすぐに「ざーっ」と雨がっ。

しかもその雨の降りかたがいかにも中途半端で、なんだか街中蒸し風呂状態に。

あ〜、夏ですねぇ〜。

あ〜、なにもしないでも「じとー」って滲んでくる汗。

_ おかしなことした?


先日来製作しているラジオ実験用アンプですが、その回路図を眺めていて『・・・・』な箇所発見です。

左図の矢印のとこに入っている10Kオームの抵抗ですが、これって、ひょっとして意味ない?
私の意図としては、実装上その前にあるVRからの配線がちょっと長めになってしまいそうなことを懸念して、なんとなくICの入力ピン直近で対アースで抵抗入れて入力を安定化させておきたかった(パラの100pFも同じココロ)のですが、その前にある50KオームのVRと、さらにその前にある1マイクロファラッドのカップリングコンデンサと相まって、なにかヘンな周波数フィルタになってやしまいか・・・?
ちなみに、386の入力インピーダンスは50Kオームなので、この場合10Kオーム抵抗が支配的になります。

今日はもう時間がないので、明日以降にちゃんと、アンプ全体としての周波数特性測定しておこ。
もちろんVRの位置をいくつか変えてみてね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ yimamura [今日も暑いですね。仕事休みで自宅におりますが・・・・ 拙宅、クーラーございません(笑)。 8ヶ月の長男が汗だく、と..]

_ 青木 [ほんと暑いです。でも、それが生きているってことなので、まぁ、いいかなって感じ。]


2006-07-14 SimSimSimSim・・・

_ ひたすらシミュレーション。

PCのメモリを2GBに増強したこともあって、シミュレーション環境はかなりよくなった。が、それでもやはり、何回も何回も何回も何回も何回も繰り返し行う場合は、少しでも早くしたいものですね。

ま、でも、いまんところ勘弁できる範囲。


2006-07-15 あぢ〜。

_ さすがに未明にドライ運転。

朝4時半ごろか? 汗びっしょりで目覚め。我が家はあまりエアコン使わないのですが(好きでない)、さすがにちょっとこれはって感じで、ドライ運転しちゃいました。

真夏の真昼間でも、リビングでは冷房は滅多に運転しません。ドライ運転で扇風機回して『あち〜』ってやってます。


2006-07-16 今日のお楽しみ。

_ 周波数特性測定。

先日の懸案であったラジオ実験用アンプの周波数特性を測ってみました。
なんにしても自作した回路については、どんな特性になったのか、期待する結果になっているのかを検証するためにも、できる範囲で動作特性を測定するように心がけてます。機材の関係で、なかなか高度な測定はできないのですけどね・・・

結果的には大満足というか、思ったとおりの特性でした。まぁ、ラジオ実験用には充分でしょうし、BGM用としてCD鳴らすことも考えていたのですがこの用途にも全く問題無しでした。
386自体は過去に何度も使っているので信頼しているのですが、今回、その前段にある2KS30Aによるハイインピーダンス入力バッファアンプと、その実装状態で特性がどうなっちゃうのかちょっとだけ心配ではありました。ハードって、バラックでうまく動作していても、基板実装すると特性が変わっちゃうってこと、よくありますから。

-3dBの範囲で言えば、100Hzから80KHzまでカバー。200Hzから44KHzまではほぼフラットと言ってよいでしょう。また、懸案のVRの位置での周波数特性変化もほとんどありませんでした。うん。よしよしって感じです。

ラジオ実験用アンプの周波数特性

2006年7月16日 午前11時ごろ測定。 天候:雨 気温:28.6度 湿度:68%
測定条件:低周波発振器で正弦波を入力。出力は7.5オームの抵抗負荷。      (15オーム1/4Wカーボン抵抗を2パラ)      オシロで入力波形と出力波形を観測。      入力側をぎりぎりまで絞って、VRを調整し管面観測で無歪み最大出力で      周波数特性を測定。      次に、入力側はそのままで、VRを絞って無歪み最大時の1/10の電圧出力      になる位置で周波数特性を測定。 電源電圧:単三x4本(無信号時:6.2V / 信号入力時:5.8V)
  入力電圧:50mV(プラスマイナス)   プローブが1/10なので、その分乗算したリアル値で記載。 +------------+--------------+--------------+ | 周波数[Hz] | 無歪最大[mV] | 1/10出力[mV] | +------------+--------------+--------------+ | 50 | 300 | 30 | | 70 | 500 | 50 | | 100 | 800 | 80 | | 140 | 1000 | 100 | | 200 | 1250 | 125 | | 1.0 K | 1500 | 150 | | 10.0 K | 1500 | 150 | | 25.0 K | 1400 | 140 | | 35.0 K | 1300 | 130 | | 44.0 K | 1200 | 120 | | 58.0 K | 1000 | 100 | | 80.0 K | 750 | 60 | | 110.0 K | 500 | 40 | | 150.0 K | 300 | 15 | +------------+--------------+--------------+
50?150K[Hz]間で発振周波数を走査しても、 明確なピークやディップは観測されず。



VRを絞ったほう(1/10出力)のほうが高域が早めに失速しますが、とは言っても100KHzオーダーの世界でのことです。全然問題ないでしょう。
なんでそうなるのかは、後日回路図みながら考察したいと思います。

_ スピーカーユニット選定。

アンプの周波数特性測定が終了しましたので、いよいよどのスピーカーユニットと組み合わせるかを検討することにします。



新規に投資を避け、今回はなんとか手持ちの部品で済ませたいので、手持ちのユニットで考えますと・・・

・謎の長方円形の結構レア?かもしれないスピーカー
・謎の8cmぐらいの普及型スピーカー
・FOSTEXのFE87

があります。FE207の交換品もありますがこれはいくらなんでも今回は対象外。音質重視ということであればここは選択の余地なくFE87となるわけですが、とはいえラジオ実験用スピーカーであることを考えますと、『なにもそこまで』と、思ってしまう自分が居ることも事実です。



つうことで、まずは実験あるのみってことで、これらのスピーカーを実際にアンプユニットにつなげて、CDプレーヤーにつなげて鳴り方を聴き比べてみることにしました。

まずは、謎の長方円形ユニットから。
このタイプのユニットって、なんだか懐かしい感じしますよね。昔のテレビを分解すると、よくこういう長方円形のスピーカーユニットが出てきました。しかしまたなんでわざわざこういう特殊な形状なんでしょうね。
取りあえずキムワイプの空き箱でこしらえた超簡易エンクロージャーにセットして鳴らしてみます。ソースは、嘉門達夫の「宴」。
ぉおおおお。かなりいい味出してます。「ぉ?ぃ、お?い。だ、だいじょぶか」のあたりの叫び声の臨場感。ほんとに洞窟の奥底から聞こえてくるかのような響きです。

次は、謎の8cmぐらいの普及型スピーカーです。
そつなく鳴ってます。長方円形に比べると音圧レベルも高く、小出力でもそこそこ大きな音が出ます。低音も長方円形に比べると伸びてますが、その分長方円形での、あの囁くような独特の響き・・・別の言い方すると、長方円形はチープな音なんだけど味があるみたいな・・・とは異なる音ですね。ほんと、そつないって感じ。

最後にFE87を聴いたのですがはっきり言って格が違いすぎですね。
一気に音の次元が異なります。粒立ちの良さ、空気感再現、低音から高音までのバランス、ボーカルの押し出し等々、どれをとっても異次元です。まぁ、当たり前といえば当たり前。ピュアオーディオ用に設計製造されたフルレンジユニットですし、値段も、前2者に比べたら10倍くらい違います。

AM放送の潜在ポテンシャル検証のためにも、JORFの大人のJAZZTIMEをいい音で聴くためにも、ここはやはりFE87を奢らねばなりませんね。
嘉門達夫のCDもとてもいい感じで鳴りますが、アームストロングやエバンス、エリントンなども、とってもよく鳴ります。386アンプとこのFE87キムワイプエンクロージャー、なんだかこのままメインシステムにしてもいいくらい。騒音問題に気を使うマンションで聴くにも最適じゃないですかね。



しばらくこのまま、我が部屋のメインシステムとして頑張ってもらうことに。

_ 横浜開港花火大会。

今年も行って来ました。とはいえほんと、家族でちょろっとって感じで、混雑を避けてちょいと遠巻きに鑑賞って感じですが。

でもやっぱ花火大会はいいですね。夏って感じです。


2006-07-17 こどもめがね。

_ 娘の眼鏡。

うちの娘は近視なようで、かれこれ1年以上、眼科に通っている。

裸眼両眼視力で0.7〜0.8程度はあるようなので日常生活に致命的支障を来たすほどでは無いものの、数週間前、本人が遂に眼鏡をかける決意をしたようで、家内と眼科に行ったとき突然、なんの前触れもなく『眼鏡を作りたい』と、お医者さんに宣言したとのこと。

本人の意思は尊重したい。

ということで行きつけの眼科で処方箋をもらい、本日、横浜高島屋に作りに行ってきた。

私も家内も近視だが、私の場合は明らかに後天性である。家内は・・・謎。娘の近視は後天性なのかなぁ。

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Before...

_ まつ [あれ? mixi経由の情報で ここに最新のコメントがある、 ということで来てみたのですが、 該当コメントは削除されち..]

_ 青木@管理人 [まつさん: > 眼鏡で光学ファインダーはほんと、いやですよね。 は、確かに問題なく上記にあります。というか、m..]

_ まつ [mixiでは (本日) 18:07に http://www.kani.com/diary/?date=2006071..]

_ 青木@管理人 [失明の件は、ごめんなさい。消息筋ってことで。でも、信頼できる話です。交通事故と一緒で、主要因がこの手術であったとして..]

_ まつ [> ほんと、相当真剣に考えた時期もあったのですが、 今の私の状況ですね。 私も > 決断を先延ばしにしている私で..]


2006-07-18 一気に資産減少(泣)。

_ 恐怖の連休明け火曜日(株ネタ)。

地政的リスクを甘く見すぎていたのか私は・・・

北朝鮮のミサイル発射を受けてじわじわと株が下げていた先週。下げつつ、しかし、優良であると思う企業の株を時間を見つけながら少しずつ買っていた。

なんとな〜く、先週末、今の状況で連休持ち越しはキケンか? と思いつつも、じわ下げ状態で売るに売れず、結局持ち越して今日を迎えた。 が〜〜〜、日経ほぼ全面安。しかも、大幅・・・全面暴落と言ってもいいレベルの下げ幅。



先日、一旦なんとか元本回復した私の投資資金も、今日一日で一気に元本はるかに割ってしまった。まぁ、こんなときもあるよな〜。しかたないよな〜、損するのいやなら株やるなってことだな〜、全部の所為は自業自得なんだな〜・・・などと思いつつ、突如後場、この状況下で買い向かうという暴挙に!

今日の終値ではさらに傷口を広げる結果となっているが、明日以降、いくらなんでも少しは買い戻されるに違いない。

ほんと、毎日修行の日々。身銭切って世間勉強だ。

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_ RIEKOHEAD [「今日」って文字ウケる・・(笑)]

_ 青木 [なんかあんな気分だったんですよね。しょぼん。]


2006-07-19 仕事仕事仕事・・・

_ 大忙し。

よ〜し、ここは一発気合で勝負だ。


2006-07-20 今日のお楽しみ。

_ スピーカーボックス加工。

例のラジオ実験専用アンプのボックス加工をしました。写真いろいろ撮ったので、また後日詳細あげます。

2006年7月21日追記:

20日は午前中、ラジオ実験専用アンプのボックス加工をしました。手持ちの木材をのこぎりでぎこぎこ。今日は比較的涼しい感じですが、ぎこぎこやっているとあっという間に汗だらけになります。

まずは板取りのご紹介。幅10cmってのがやけに目に付きますが、これは、今回のボックス製作に都合よさそうな手持ちの木材が、幅10cm、厚さ1cmであったからです。


切り出した部材。お互いのアタリを見ながら組み合わせを決めます。



製作中の図。補強と位置あわせで、少しだけ釘打ち。ただし、木の厚みが1cmしか無く、また、結構肉の薄いところが多いので下穴必須です。



これはスピーカーユニットをつけるための木ネジと、それが刺さる予定地点(写真中の+の位置)。こんなにもでっかい木ネジを、あの肉厚のところに素のままねじ込んだら割れること間違いなし。ってことでここも下穴処理必須です。

仕事しながらぼちぼちとボックス製作を進めているといつのまにか時間はもう17時になっちゃってます。まずい。そろそろ切り上げてタイメシの会の出撃準備をしなければ・・・と、焦ってしまったのが失敗のはじまり。
せっかくアタリをつけてちゃんとまっすぐ立つように板の組み合わせや向きを決めたのに、肝心の底板を、アタリの向きと180度違う向きでつけちゃいましたぁぁぁぁ。
つけたあとで『あれ? なんか違くないか?』と気が付いたのですがもうあとの祭り。仮止めの釘打ちもしちゃいましたし、なんせ、速乾性木工用ボンドでくっ付けてますからすでにもうある程度の接着強度出ちゃってます。
くぅぅぅぅ・・・最後の最後で詰めが甘い。ま、仕方ない。ま、いいか。これも自作の味のうちと自分に言い聞かせて、次回リベンジを誓いつつ本日後片付けとなりました。

_ タイメシの会。

以前一緒に仕事していた仲間達と新大久保にてタイメシの会。

いや〜、美味かった。タイ料理つうと結構好き嫌いがはっきりしますのでそこそこ面子が限られますが、今回はぶっちゃけどうだったのよ ^^)。私はアジアン大好きなので、まったくノー問題どころかむしろWelcome。

場所は、ルン・ルアンというお店。Webはこちら。お店の事情で豚肉とアルコールドリンクは置いてませんが、お酒は持ち込み自由でかつ、店出てすぐのファミマで調達可能ですからなんの問題もありません。

しかもとってもリーズナブル。何品頼んだかわからんぐらい(デザート入れて7,8品か?あれ?もう1品ぐらい頼んだっけ?)結構食べまくりました(3時間ぐらい)が、満腹になって\2,800-/人という超リーズナブル価格。

いやまじで(アジアンテイスト香草スパイシー好きにとっては)美味いですよ。

また行きたいです。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ Mew [どれも美味しかったですね。 今度はもっと辛めにしてもらいましょう(^^;]

_ 青木 [よろしく〜。]

_ RIEKOHEAD [ごちそうさまでしたー! ホントに3時間食べ続けてましたね。 またおいしいものツアーしましょう〜。]

_ 青木 [は〜い。またぜひ。]


2006-07-21 ?!?!

_ なんだこのキーワードは!?

ここ「かにの泡ぶく」は、検索エンジンからやってくる人がとても多く、ログを見ているといろんなキーワードが並んでいて面白い。
そんななかに、思わず「?!」となってしまうものが今日のログについていた。それは:

"仕事 さぼる 仕事しない 業務放棄 できない"


Google検索でなんと栄光のポールポジション(7/22 09:14現在)。

なんか微妙な気分だ。

_ 「かにの泡ぶく」の分類?

先日、日記関係のリンク集を(個人的に)作ってらっしゃるかたから、リンクしていいか? 伺いメールをもらった。

主旨を読んで、全然問題ないので「OK」と即答したのだが、そのかた曰く、「日記の性質でカテゴリわけしているが、かにの泡ぶくはどうしたらいい?」と。

どうやら、例えばであるが「電子工作」「グルメ」「旅行」「ノンセクション」等、大まかな性質で分けたいということらしいのであるが、はて、ここはなんぞ? と、実は私も聞きたいぐらいいろんな話がごちゃまぜだ。

  • 蕎麦打ち失敗日記。
  • 食べある記。
  • 中華街探訪記。
  • ラジオ工作日記。
  • 株で損失報告日記。
  • たま〜に画像処理のノウハウヒント日記。
  • たま〜に時世ネタ自分の意見ぶつけ記。

  •     ・
        ・
        ・

どれもいまいちしっくりこない。

そうだ! こんなのどうだろう。


スーパーハードボイルドノンフィクションドキュメンタリクリエイティブ日常ヨタ的グルメ日記





2006-07-22 遂に完成(でもまだまだ改善余地有り)。

_ JORF大人のJAZZTIME。

取りあえず見てくれたまえ。

JORF大人のJAZZTIME専用セット
EPSON RD-1で撮影。
ミノルタ Mロッコール40mm/F2
F2.8, 1/15, ISO200で撮影。

太っ腹なことにリンク先はオリジナル画像。
オシロの波形はゲルマラジオの出力ダイレクト。ピークで1Vぐらい出ている。驚き。

JORFラジオ日本で土曜日の夜11時からやっている「大人のJAZZTIME」は私の大好きな番組。一週間の仕事の疲れを癒しつつ、いろんなことに思いをめぐらせてくれる時間を作ってくれるひととき。

今日完成した、ラジオ実験専用アンプに、これまた今日作ったゲルマラジオの出力をつなげる。なんと!、並四コイル(!)使用だ。これは実は、私が「大人のJAZZTIME」を聴くためだけに用意したスペシャルシステムと言ってもよい。流れてくるJAZZはまさかAM放送とは思えない素晴らしい臨場感で私の部屋を包む。

個々の製作記はまた後日あげたいと思う(いや、ほんとうはいま書くつもりだったのだけど、「大人のJAZZTIME」聴いていたらそんなことどうでもよくなった)が、AM放送、真剣にシンプル路線で信号処理すれば、ほんとすごいよい音だ。

ぁあ、いいねぇ。このまま酔っ払いそうなので、ではまた後日ってことで。

2006年9月16日追記:このゲルマラジオはその後、諸般の事情で手巻きコイルに換装された。詳細はこちら


2006-07-23 こどもめがね受け取り。

_ 日曜日。

娘の眼鏡を受け取りに、家族一同横浜へ向かう。

眼鏡は無事受け取り。娘もその出来に満足そう。よかったよかった。ついでに東急ハンズへ向かう。

_ ゲルマラジオのキット。

東急ハンズの夏休み工作コーナーで、ゲルマラジオのキット発見。半田ゴテ不要ということで、はじめてこれを製作するであろう小学生程度のセグメントに対して障害要因を取り除いた正統派キットと言えよう。
すでにゲルマラジオなら何十台も作ることのできる部品をストックしている私であるが、こういうものは後々貴重な文化遺産になる可能性も高く、早速確保した。約千円也。


右にあるものは、私が木片に作った「大人のJAZZTIME」用ゲルマラジオ。今回のキットとは関係ない。


中身はこんな感じ。





さくさくっと製作。製作時間は30分ぐらい。ゆっくり作っても1時間あれば余裕。
右のは私が木片に作った「大人のJAZZTIME」用ゲルマラジオ。今回のキットとは関係ない。というより、いちいち横に並べて撮影するあたり、確かに相当意識している。こいつには負けられないみたいな。

半田ゴテ不要ということであるがこれ、超ミニマイキット状態? つか、まんまぱくり? でも、スプリング接続ってのは確かに直感的でなんの道具も不要で、いいかもね。ちなみにあの部品実装面は厚紙。でも、充分な強度ありなので不安感無し。

早速自宅のアンテナつないで鳴らしてみるも、いい感じで鳴る。

しかし不思議な現象が。

受信は本日午後4時すぎごろ。JORFなどの近隣局はRS:59、SINPO:54444で受信できるが、局間で、謎の中国語の放送と、聞き覚えのある日本語の放送が周波数に関係なく常に受信される。同調回路をスルーしてきているのか? しかも、信号の具合から短波放送っぽい。もちろん日本国内の放送ではなさそう。
シグナルジェネレータで信号を発生し、どのへんの周波数が混入しているか調べてみると、なんと、11865KHzの「チョソンの声」(朝鮮民主主義人民共和国の国際放送)の日本語放送と、11640KHzで放送している中国語の放送(CRI or RTI?)が混信して同時に聞こえていることが判明。

ゲルマラジオで海外の短波放送が混信すること自体極めて驚くべきことであるのだが、またなぜに25メーターバンド? ウチで設営しているバルコニーアンテナ(ただのショートワイヤー)の共振周波数と関係しているのか?

ちなみに、私が木片に作った「大人のJAZZTIME」用ゲルマラジオでは、こんな現象は発生しない。ということは、同調回路に依存する問題か?

極めて謎であるが、本件については後日調査ということで。

_ 昔作った短波ラジオフロントエンドを少しだけ実用的に。



これは数年前に再生検波という方式についてあれこれ実験していたとき、作った実験モジュールである。なんとなく適当にトロイダルコアに巻いた同調コイルで作った短波ラジオフロントエンドである。
いくつかの再生検波方式について、評価モジュールを作ったのであるがその中でもっとも戦闘能力が高いと思われたのがこのモジュール。回路の詳細についてはまた後日ご紹介したいと思うが、私が作ったことのある再生検波方式のなかではこれがとにかくダントツで優秀。
ということで、ずっと裸の基板のままミノムシクリップで繋いで使っていたのだが、これをもうちょっと安定して評価できるように、木片に実装してみたのだ。

したらばこれがなかなかによい感じで、遠くヨーロッパから届く音楽番組なぞを大変によい音で奏でてくれる。



ラジオタイランドの日本語放送を受信してみる。
あっけなく受信。AGCがないために、エキサイティングなフェーディングが海の向こうから電離層反射でやってくる電波であることを主張する。

いいねぇ、このプリミティブさ。

周波数変換しないことによる音質(ノイズ)メリットってのは、相当あるなぁと改めて感じる。もちろん、周波数変換することによるメリットつうのも多くあるがゆえにスーパーヘテロダイン方式というのはメジャーになったのであるが、でもでも、比較的強力な局をリスニングするにおいては、軽めに再生かけた検波方式のこのピュアな検波音というのも、捨てがたいよいものがあると思うな。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 青木@管理人 [NavyBlueさん、こんばんは! ゲルマニウムラジオに海外局混信の謎ですが、まったく解析できていません。たぶんな..]

_ Navy Blue [コメントありがとうございます。 当方もアンテナは地上高6メートル水平長6メートルのワイヤーです。 コイルほどいて、タ..]

_ 青木@管理人 [タップ出しですか。興味深いです。 結果をぜひ、教えてください!]

_ Navy Blue [こんばんわ タップを出してみましたが、短波のみ入感します・・・・ アンテナコイルをボビンに追加で巻きましたが、まった..]

_ 青木@管理人 [いやぁゲルマラジオも奥が深いですよね。 短波のみ入感するゲルマラジオというのも、なかなかアグレッシブでアリかと思いま..]


2006-07-24 梅雨明けはいずこ?

_ 夏休みのスケジューリング。

毎年、クライアントのスケジュールに合わせて夏休みを組むかにこむですが、今年もぼちぼちそんな時期になってきました。

というわけで、クライアントと、それぞれのメインイベントが列挙されている線表とにらめっこ。

しかし梅雨明けは、どこ行っちゃったんでしょうねぇ。


2006-07-25  

_ 11810KHz/KBS国際放送

しばらくBCLなぞから遠ざかっていたのですが、先日、数年前に作った短波の再生検波ユニットをまな板に載せて使いやすくなったこともあり、仕事の傍らちょこちょこ短波を聴くようになりました。

今朝も、『今日は寄りつき天井かもしれないなぁ』(株ネタ)などとザラ場を見ながらなにげに25メーターバンドを流してみると、ひときわ強力な日本語放送が入感です(0920ごろ)。

11810KHzのラジオ韓国でした。

久しぶりだなぁ、KBS。中学生のころ、よく聴いた海外日本語放送です。番組内容やその口調などが大変ソフトで、『これまじで国営放送局?』って驚いたものです。

11810KHzのちょい下のほうに過変調気味な中国語放送があり、汚いサイドバンドの混信を食らってますが、再生を少し強めにかけて帯域を狭めれば問題なく分離できます。混信なければ再生弱めて帯域広めて、大変FBな音質で受信できるところなのですが・・・

再生検波もちゃんと作るとなかなかいいですね。ラジオ少年なころには、短波ラジオ製作入門ってことで何度か再生検波を作ったことありますが、なんだかすぐにピーピー言うだけでどうもぱっとしなかった印象が強かったです。小学生のころだったか、短波ゲルマラジオを作ったことがあるのですが、こっちのほうがまだ素直に聴こえるって感じすらしたほどです(分離は全然しませんが)。

今年の夏休みの課題は、戦闘能力の高い再生式短波ラジオの製作にしよっかな。

ちなみに株は、昨日朝、下げていたので少し仕込んだのですが、今朝寄り付きでほぼ全玉放出。一旦利確です。一晩で10万円弱儲かりましたが、それでもまだ元本割れ継続。頑張りましょう。

まだまだ広い世の中で生きていくには、修行が足りません。

_ 高周波増幅の実験。


今年の夏休みの課題は戦闘能力の高い再生検波短波ラジオということに決まったので、本日午後(午前中はお仕事で外出)、その予備実験を行ってみました。
再生検波段は先日木の板に実装したものがいい感じなので基本はこれでOKです。これにさらに戦闘能力を高めるとなると、高周波増幅を付けてみようかってことになります。
つうわけでこれまた昔の仕掛品ストック箱を見てみますと、ありましたありました。数年前に実験していた、2SK241を使った高周波増幅実験モジュールが。
なんせ数年前にアドリブで起こした回路。設計仕様なんか全く覚えてません(設計メモはいつも必ずA4の紙に書くので、探せばどっかにあるはずなのですが・・・)。ドレイン抵抗が510オームなので、きっと電源電圧は3Vぐらいでしょう。3V印加してドレイン電流測ると4.2mA。こんなもんですね。なぜか同調回路にバリコンがついてませんので、適当に付けてみます。

同調範囲は、10MHz〜18MHzぐらいになりました。

これを、今ある再生検波フロントエンドの前段に付けてみますと・・・

うぉお、確かに見た目の感度は格段のアップ。信号の強さが5倍ぐらい・・・14dBぐらいの増幅率は軽くありそうです。が、再生を少し強くかけると、浮遊結合による戻りがあるのでしょうか、すぐ発振気味になってあまりよくありません。また、無感部分のノイズが多い・・・S/Nが悪くなった感じがします。

何度も何度も、高周波増幅有りと無しで放送波の受信具合を比較してみましたが、高周波増幅有りだと一見感度が高まったかのように感じるのですが、しかし、高周波増幅無しのときに聴こえなかった波が、高周波増幅有りで聴こえるようになるってことは、どうもなさそうです。
むしろ、高周波増幅有りだと、バンド内が妙に騒がしくなり、再生のかかりかたも癖が強くなり、分離も悪くなるという感じで、あまりよろしくないようです。

ちゃんと入力ダイナミックレンジを計算してゲイン決定してシールドもしっかり作ればいいのかもしれないですが、トラッキングの問題もありますし、今回はまずは高周波増幅無しの方向で進めることにしました。

_ 目標はシングルスーパー並の感度。


というわけで絶好の対決相手が同じ机の上に居ました。

ミズホのRX-9Sという、31メーターバンド専用の短波ラジオです。
RX-9Sの構成は、LA1600 -> AF AMP(能動素子はICが2個だけ) というシンプルな構成のシングルスーパー。我が家の数メートルのショートワイヤバルコニーアンテナ繋げば、昼間はラジオ日経、夕方〜早朝まで世界各国の短波放送が賑やかに受信できます。
戦闘能力が高い再生検波の感度というのはどのぐらい必要か? という議論は別にする必要がありますが、まずはこのシングルスーパー機と同じぐらいの感度は欲しいところです。

というわけで受信対決してみました。

方法は、「RX-9Sで受信できた局を、再生検波で受信できるか実験する」というものです。これで少なくとも、感度比でRX-9Sと同等かどうか知ることができます。

■結果

受信日時:2006年7月25日 1445 頃 アンテナ:ショートワイヤ(3mぐらい)バルコニーアンテナ
受信できた場合はSINPOコード。受信できない場合は - 。
+-------------+----------------+---------+----------+ | 周波数[MHz] | 局名 | RX-9S | 再生検波 | +-------------+----------------+---------+----------+ | 9.5付近 | プー音 | 35333 | 35333 | | 9.760 | ラジオ日経第二 | 35333 | 35322 | | 9.8付近 | 中国語局 | 34232 | 35333 | +-------------+----------------+---------+----------+

というわけで、RX-9Sと再生検波はほぼ対等できる感度はありそうです。この時間帯にRX-9Sで受信できた局は上記3局で、これは全部再生検波でも受信することができました。

RX-9Sは下側ヘテロダインなのですが、その影響か8MHz帯の信号の混信を受ける場合があり、9.8MHz付近の中国語局の受信においては、再生検波のほうが成績がよくなっております。

あとは、夜間時間帯の選択度対決ですね。
RX-9SはIF段にセラミックフィルタが入ってますから、シングルスーパーとは言えそこそこ選択度はあります。再生検波の同調回路は、どこまでハイQになれるのか、楽しみです。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ yimamura [ラジオ韓国や北京放送を、実家にいた時は時々中波で聞いてました。北京放送は1044KHzだったなぁ。 福岡〜佐賀近辺..]

_ 青木 [深夜だと関東でも聞こえますよ。KBSは当時は確か970KHzでしたね。あのころは東西冷戦時代で、国際放送は別の側面を..]

_ 株ネタファン [一晩で10万! 月に10日これやれば食っていけますね。]

_ 青木 [株ネタファンさん、こんにちは。冗談きついっすよ。そんなに毎回勝っていられれば、そもそも元本割れなんか起こさないですっ..]


2006-07-26 久しぶりに晴れた?

_ 朝から日差しが・・・

弱いながらも、なんだか久しぶりの太陽光。はよ梅雨あけな。


2006-07-27 またまた今日は梅雨空?!

_ ラジオ実験用スピーカーその後。

ラジオ実験用スピーカーのその後ですが、再生検波の短波ラジオユニットや、JORF「大人のJAZZTIME」受信専用ゲルマラジオの出力に繋いでゴキゲンなサウンドを奏でてくれています、はい。とってもいい感じです。

が、ちょいと気になることが昨晩発生。どうもですね、夜中にJORFを聴いていると、なんとなく音のピークが歪んでいるように感じるのです。
昨晩から気になり始めたのですが、特に回路をいじったりなんだりってことは一切ありません。つうことは、アンプの電池がへばってきたのでしょうか。
と思って、稼動状態で電圧を測定してみますと、5.2Vです。1本あたり1.3Vってことで、確かにへばってき始めかもしれませんが、でも、まだまだいけて欲しい電圧です。

回路的に電源電圧降下で影響を受けそうなところを見てみますと、初段2SK30Aのバッファアンプ部が怪しいです(参考:回路図はこちら)。

『う〜〜〜ん・・・』実はこれ、当初より少しだけ懸念していたことなのです。2SK30Aには入力信号がダイレクトに入力されるので、あまりに大きな信号が来ると歪んでしまいます。とはいえ、まぁプラマイで1.5Vぐらいまでは余裕で大丈夫だと思って現状の回路にしたのですが、電源電圧が下がってくると、入力信号のスイングに2SK30Aがついてこれなくなっているのではないか? という悪い予感が。

しかし相手はゲルマラジオの出力です。JORFの送信所がいくら我が家から近いとは言え、2SK30Aを飽和させるほどのパワーが果たしてあるのでしょうか?


JORFを受信したときのゲルマラジオの出力振幅がどの程度あるのか、ちゃんと見てみたことなかったので早速実測です。

管面読めるかな? 0.2V/divのモードでx10のプローブ使ってますから、管面のひとマスが2.0Vってことなのですが、なんと! プラマイひとマス弱、すなわち、Peak to Peakで4V弱もの振幅があります。
これはかなりまずいレベルの信号強度です。


初段の2SK30Aソースフォロワ回路がどの程度の入力に耐えられるかを検証する必要があります。というわけで、急遽、ブレッドボード(昔買ったの忘れてた。これで簡単な回路であれば半田ゴテ暖めないでも大丈夫だ)で検証回路を作ります。

入力に低周波オシレータからの1KHz信号を入れます。
出力にオシロを繋いで波形を観測し、「歪みはじめたかもな?」って感じのときの入力信号の振幅を管面読みします。これが、最大許容入力電圧ってことになります(します)。

オリジナルの回路ではソース抵抗は1.5Kオームですが、以前よりソースフォロワって挙動がいまいち謎であることもあり、せっかくなのでソース抵抗をいくつか変えてみて、測定です。


結果ですが、ご覧の通り、半波値で2.2V、Peak to Peakでは4.4Vぐらいの入力から歪み始めるってことがわかりました。

これはVcc(FETのときはVssって言うのか?)が6.2Vのときの測定。実際に使っている電池はすでに5.2Vまで降下しているので、入力ダイナミックレンジももっと狭くなっているでしょう。ってことは、JORFを受信したときのゲルマラジオの出力振幅が半波値で2Vであることを考えると、やはりちょうど歪むか歪まないかきわどいレベルであり、たま〜に歪むことがあっても不思議でない動作状態であるということがわかりました。


早速対策しなければなりませんが、対策の方法は二つ。一つは電源電圧を上げる。もうひとつは、入力信号を絞る・・・です。

電源電圧は上げたくありません。単三x4本で2ヶ月ぐらい動くという身軽さは捨てたくないです。
となると入力信号を絞るしかないのですが、もっとも簡単な方法は、音量調整用のVRを、初段の前に入れるって案です。

「というかなんで初めからこうしないん?」って思うかたがおられるかもしれません。理由はいくつかあるのですが、私は過去の経験から、「ハイインピーダンスなラインは触らぬ神になんとやら」であると感じています。VRとかスイッチとか、そういう稼動部品はなるべくハイインピーダンスラインには入れるな・・・という意味です。特に今回の場合、実装が木の箱で行われていることもあり、ノイズには大変敏感です。アルミシャーシ実装であればまだしも、ハイインピーダンスな入力部に安物のVRをつけるときっとロクなことにならないような感じがしたのです。あと、やっぱ安物のVRでは、いきなり入力信号を受けるのがちょっと心配だったってのもあります。

とはいえ、ちょうど1MオームのVR(安物)がジャンク箱にあったので、ものは試しで実験してみました。

結果はやっぱ全然だめだめ。「ぶ〜〜〜」という50Hz誘導ノイズやら、「ひゅぃぃぃいぃ〜〜ん」というエアコンインバータノイズなどを盛大に拾いまくり。VRが常用聴取位置でもこれですから、実用に耐えません。配線をあれこれいじったり、アースを工夫してもだめ。VRをまわすと、「がさがさごそ」と、微妙に嫌な感じのノイズが乗ります。

早速却下です。

VRはもとの位置に戻して、仕方がないので抵抗分圧作戦です。


オリジナルの回路にも入っている、100Kオームを、いきなり2Mオームにパワーアップです。2SK30Aの入力インピーダンス(ゲートに入っている抵抗)は現在1Mオームなので、これで入力電圧は約1/3になります。しかも、セットとしてみた場合の入力インピーダンスはなんと3Mオームという高さ。高けりゃいいってもんじゃありませんが、ノイズさえ出なければ悪い影響はないと思われるのでこれで実装です。

結果、『おおおお〜、いい感じ〜〜〜』って感じで、電源電圧5.2V駆動でゲルマラジオでJORF聴いても、歪み感はかなり軽減されました。でもまだ、少し、気にすれば気になるかもなぁ・・・でも、気にならないレベルになったから、まぁいいか。

音が歪み始めたらそろそろ電池交換だな・・・って感じで、電池の消耗度合いもわかりますしね。



_ ラジオ実験用スピーカー紹介。

「かにの泡ぶく」をご覧いただいているかた数名から、『ラジオ実験用スピーカーの詳細を掲載せよ』というリクエストをいただいてますので、写真を載せますね。

回路図は上で紹介しました通りですし、箱の板取りは、こちらで紹介してます

実際の実装状態は、以下の通りで〜す。


前面からの写真。なかなかかわいくできました。
あとから取って付けたような足は、まさに後から取って付けたものでして、底板を間違った方向に付けてしまったがために箱がちゃんと座らなくなってしまったのです。それを、ちゃんと座るようにするために、足を付けてリカバーしました。結果的に見た目もよい感じになったかと前向きにとらえるようにしています。


蓋が閉まります。ロック機構は現在のところ特にありません。きつめに閉まるので、そのまま摩擦力で閉まってます。


蓋を開けると、中身が見えます(当たり前か)。
電子回路の実装がアルミシャーシでないので、それぞれの線はグラウンド線と一緒によく撚ります(これ極めて重要です)。


入力ラインと出力ラインはなるべく遠ざけて・・・って言っても、こんな狭い空間では、気休め程度にしかできませんが、それでも少しでもがんばります。


メインの基板ですが、木ネジで斜めに設置してあります。
どうしてこんな器用なことしたのかと言いますと、ドライバーが斜めにしか入らなかったんです ^^)。でもなんとなく、部品がよく見えて結果的に意味ありげな実装になったのでよかったかなって、前向きにとらえるようにしています。


_ おんぼろまな板短波ラジオが受信するコーランの調。

おんぼろまな板短波ラジオで夜な夜な短波帯をうろつくのが楽しい今日この頃。主要な日本語放送は昔取った杵柄で、受信と同時にほぼ確定できるのですがそうでない、外国語放送をさりげにBGM的に流すのが最近のお気に入りです。

そんななかでここ数日、特に気になる局があるので調べてみました。

時間的には夜。17MHz帯で21時から24時ぐらいまで放送しているような感じですが、詳細不明です。今、22:54ですが、この近辺の時間は確実に放送してます。
アラビア語っぽい言語の放送で、これが『コーラン』ってヤツか? と思しきカッコいいアカペラソロの歌声(って言っていいのか?)朗読が響き渡る番組を放送しています。信号は強力で混信も無く、おんぼろまな板短波ラジオであってもSINPO:44544って感じです。

気になったので周波数を調べてみると(シグナルジェネレータでゼロビート読み)、17885KHz。これは、Radio Kuwaitですね。

私は特定の宗教にコミットするものでは全くありませんが、夜中に自室で我が一人。コーランの調というのは、素直に良いものだと思えるなにか不思議な波動がありますね。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

_  [そう!パナのアルカリは長期間、入れっぱなしにすると液漏れします。何度も経験してます。 そうなる前に使い切るような機器..]

_ まつ [そういえば以前にもその議論が... オキシライドはアルカリとは違うかも? という私の淡い期待は 風前のともし火.....]

_ 青木 [♪さん、そうですよね! 絶対そうです。パナの特に金パナは、我が家では液漏れ率ダントツです。ほんと、やんなっちゃいます..]

_ 青木 [まつさん、オキシライドの安売りは私見たことありません。1.7x4=6.8Vであることを考えると確かに魅力的ではありま..]

_ まつ [安売りと言っても、キタムラのおそらく在庫処分で、単三 10本で680円 単四 8本で620円 という程度でしたけれど..]


2006-07-28 ・・・・

_ あ〜いや〜その〜なんというか。

そういうときもあったよね。

昔は懐かしいが、思い出すとコッ恥ずかしいことも山ほど。


2006-07-29 何か足りない。

_ 「大人のJAZZTIME」

というわけで只今23:05。サントリー山崎12年を片手に、ゲルマラジオ+ラジオ実験用アンプで聴くJORFラジオ日本/1422KHzの「大人のJAZZTIME」の時間。

ラジオ実験用アンプの入力抵抗をこないだ増強し、都合入力インピーダンスが3Mオームなんていう高い状況になってしまったが過大入力による歪みが大幅改善されたことを受けて、なお一層ゴキゲンなサウンドを奏でている。

ゴキゲンなサウンドを奏でている。

が、なにかが足りない。いや、現状でももう充分、AM放送ってこんなに音良かったのか? って改めて感心しつつ、デジタル放送なんか○食らえ、アナログ万歳! と叫びたくなる気持ちになるほどゴキゲンなサウンドを再生しているのではあるが、なにかちょっと足りない。そのちょっとが、どのぐらい足りないかって言うと、例えばすごい美味しいブリ刺があったときに、たまたま山葵が練り山葵しかなかった日のような感じだ。そんな日はわざわざ近くのスーパーまで生山葵を買いに行く私であるが、これは、大変微妙な差異であるがすごく大きな差異でもあるのだ。

そんな感じで、なにかが足りない。

こうなんというか、音が若干、ほんのちょっとなんだけどこうがさつというか、艶かしさというか色気というか、艶やかななめらかさが足りないというか、もうちょっとこうしっとり感があってもいいと思うのだ。

これはアンプのせいでは無い。ゲルマラジオの出力をクリスタルイヤホンで直接聴いても、同じ印象を持つ。

最近のゲルマニュームダイオードは、昔のそれと特性違うのか?

一方で思えば昔、ゲルマラジオを初めて作ってその音を聴いた感動のあの日。それからラジオ少年の道をひた歩み、確か小学校六年生のころか? 捨ててあったテレビ受像機から取り出した真空管を使って、見よう見まねで回路定数なんかほんと適当に作った単球プレート検波ラジオの音。クリスタルイヤホンから聴こえるあまりにもふくよかで艶かしいその音に、「これが本当に同じラジオ関東(現:ラジオ日本)の音なのか?」と感動したあの日の記憶は30年近くを経過した今ですら、未だに脳裏に刻まれている。

これはやはり、大人になった今でこそ今一度、真空管検波の実験をしてみなければならぬな。


2006-07-30 ミニミニ簡易スタジオ設営。

_ 今日は久々に休んだ日曜日。

朝から晩まで、娘と遊ぶ。と言っても工作がメイン。

わたがし製造器でわたがし作ってみたり、空き箱でサッカーゲーム作ってみたり、焼きミョウバン溶かして結晶化させ、キラキラ宝石作ってみたり。

_ かくれクマノミの撮影。

実は昨日、横浜こども科学館というところに行ってきた(入場有料だけどかなり面白かった。私は、特に高圧放電がたまらなく魅力的)のだが、そこで娘がペーパークラフト教室でかくれクマノミを作った。
で、それを、デジカメで撮りたいらしいのであるが、どうも、自分として納得できるイメージに撮れないらしくて、私のヘルプを求めてきた。 背景もなにもあったもんじゃない机の上に「ぽん」とおいて写しただけじゃ、そりゃ、ただ単にペーパークラフトになっちゃうから面白くないだろう。

つうわけで、一緒に急遽、簡易スタジオセットを作ることに。

・海をイメージして、青い画用紙を背景に。
・海草用に緑の画用紙の切れ端をはさみで整形。
・娘がストックしている貝殻やら石やらで海の底を演出。

イソギンチャクがどうのこうのと横で言っているが、それは激しく大変そうなのでさりげなく却下しつつ。

で、銘板?をセットして、ものの10分ちょいぐらいで完成。




これには娘も満足してくれた。

_ 昨日久しぶりに見たプラネタリウム。

ほんと、何年ぶりだろうか。

何十年ぶりだったかもしれない。

宇宙っていいね。星って綺麗。

高校のころ、20cmの反射鏡を磨いたっけ。
重たい高橋のポータブル赤道儀を背負子に担いで、陣馬山登ったよな。千畳敷も行ったっけ。
そもそも俺が写真を自分で現像するようになったのは小学生のころ、星野写真をカメラで撮って、現像出したらなにも写ってないって言われて途中でネガ切られて返されたのがきっかけだったっけ。そういう意味では、ある意味あの写真屋さんにも感謝しないとな。
中学生になったら学校の暗室借りれるようになったから、プリントも自分で出来るようになって、モノクロプリントに一気に嵌った。大学生〜社会人初期のころまでは、自宅の押入れに設置した引伸器で暇さえあれば、酢酸にまみれながら焼いていたよなぁ。

なんてことを、プラネタリウムの星空を眺めながら考えてしまうなんともいえないひととき。

自宅にプラネタリウム欲しいな・・・なんて思うとともに、いっそ、八ヶ岳の山麓に引っ越そうかな・・・なんて空想に思いを巡らす。


2006-07-31 結構涼しい。

_ 梅雨明け早々すごしやすい陽気だ。

湿度が低めで結構爽やかな空気。例年だと、太平洋高気圧のあのじと〜っとした空気と、照りつける太陽が灼熱地獄を醸し出す都会の街中だが、今日なぞなんだかからっとした感じで、いまいちぴんと来ない夏盛り。

大丈夫なのか?

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ うめ [暑がりの私としてはとても過ごしやすくて快適ですけど、野菜とかの値段がまた上がりそうですね。 ガソリンも天井知らずの勢..]

_ 青木 [いや〜、ガソリン高いね。 でも俺としては野菜が値上がるほうが痛いな。なんせ毎日食べるからね。]

_ まつ [野菜の値段、もう 上がってきてますね。 ガソリンは、(駆け込みで) 31日に入れに行ったのですが、 心なしかスタンド..]


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