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かにの泡ぶく


2006-12-07 今日はとても寒かった。

_ シリコンTrでのSEPPヘッドフォンアンプ実験。

2006年12月9日追記:2SK30ファミリーの品番表記を、2SK30Aと2SK30ATMを明確に分けました。今回のアンプで使っている石は、ゲルマTr版も含めて現在どこでも売っている2SK30ATMです。もちろん、2SK30Aでもなおよしです。

2SB22/D30のゲルマTrSEPPは回路の目処もつき、取りあえず一段落しました、はい。一昨日より一切の回路変更無しで、平和に試聴・・・すでに鑑賞ですね・・・できてます。問題ないです。いいです。満足です。少しでも気になった点があれば即解決策を検討し、即実施するという極めてアグレッシブなスタンスでチューニングしたという自負もあり、現状出てくる音は大変鮮烈かつ痛快で艶かしい、私好みの音となりました。

でも、次回再度ゲルマTrSEPPを作るとしたら、以下の点に留意したいと思います。

・右左ch回路を基板ごと分離する。

過去にご紹介した写真を見ていただければわかると思うのですが、今回の基板実装は一枚モノのユニバーサル基板のド真ん中にアースラインを取って、その両脇に完全線対称でステレオ回路を実装するという方法を取りました。これは見た目大変に気持ちよい実装なのですが、今回実測でチャンネルセパレーションが40dBしか取れませんでした。まぁ、40dBという数値は私としては『これでいっか』と思えるレベルなのでよいのですが、頑張れば60dBまでは行けます。電源ラインのデカップリングを強化すればもうちょい頑張れるのですが今回電池駆動ってこともあって電圧は0.1V足りとも無駄にしたくありません。そのへん天秤にかけて、今の値になっているのですが左右共通アースラインをやめて、いっそ左右独立電池電源とすれば、デカップリング無しで即60dB確保可能かと思われます(そのかわり単三16本使用。ランニングコストは変わらず)。次回はそのへん考慮したいですね。
そんぐらいかな。しいて言えば基板をガラエポにして、ボリュームも少しは高級のにしたいかな。でも、現状の紙フェノール基板に消費税込\315-の汎用二連VRでも、充分良い音(私好みの音)してます。部品の品質も確かに重要ですが、それと同じかそれ以上に、魂の入れ方がモノを言うってところでしょうか(なんちゃって)。

というわけで今日は、ゲルマTr回路製作で得られたノウハウを踏まえて今でも入手容易なTrを使ったシリコンTrSEPP回路の実験と実装を行いました。

実験は(ここでは紹介しきれてませんが)すでに何度もBB上で実装し、試聴しているのでだいたいの方針は脳内で完成しています。ただ、今までは、ゲルマTrのアンプの終段をシリコンに置き換え、バイアス回路を変更するぐらいで・・・と考えていたのですが、今回のゲルマTrアンプのチューニングを踏まえ、もう少し大きな変更を行うことにしました。

まぁ、同じような回路をもう一つ作るのも面白くないってのもあるのですが(比較のためにはそれが必要ではあるのですが・・・)、2SB22/D30のゲルマTrSEPPでは、NFBのかけかたで納得できる音に落とし込むまで相当すったもんだしたので、今回はNFB無しで行きたい(終段がエミッタフォロワの癖になに言っていると突っ込まれそうですが、局所NFBは有りってことで)と強く思いました。
そして、私の趣向ですが、初段にはどうしてもできれば極力可能な限り絶対に2SK30ATMを使いたい。2SK30A、ATMとはかれこれ四半世紀以上のつきあい。高周波用で初めて買ったFETは2SK19でしたが、低周波用ではじめて買ったのは2SK30A。その後ATMになりましたが今でもまだまだ現役で売られています。こんな古い相棒の2SK30A、他に良いデバイスがあればそちらに移行しても良いのですが不思議と代替する気になれるデバイスに今のところ出会ってません。

これらを踏まえて考えてみますと、2SK30ATM一段のみでSEPPをドライブするという回路が浮かび上がってきます。

2SK30ATMは順方向伝達アドミタンスがあまり高くないので電圧ゲインが稼げず、バッファ回路以外では単段で使われるってことはあまり無いのですが今回の場合、Non NFBであればこの低ゲインはむしろ好ましい特性です。一方、ドレイン電流をあまり流せないのでドライバ段としてパワー大丈夫か? という心配もあります。しかし今回、ヘッドフォンアンプってどんな相場で動くものかってことは先のゲルマTrアンプでかなりわかりました。はじめは実効出力100mW目標で作りましたが、実際作ってみるとそんなパワーは全く不要で、実効10mWで充分ってことがわかりました。となれば、hfe100以上期待できる現代版シリコンTrを終段におけば、2SK30Aでも充分いけるだろうとも思えます。

つうわけで今日は、一個50円以下で容易に入手できる 2SB562/2SD468 を終段に使ったSEPPヘッドフォンアンプを真剣に実験してみることとします。上でも書きましたが、BB上でですがすでに試聴は結構していて、この石安くて汎用なわりにはかなりイけそうだって感じていた石です。まるで2SK30ATMみたいですね。

_ というわけで2SB562/2SD468のSEPPヘッドフォンアンプ試作。

2SK30A単段ドライブってのはいままでやってみたことないので、まずはBB上で基礎データ取りです。
今まではゲルマTrの換装で、以下のような構成で試聴していました。

[2SK30ATM ソースフォロワ] -> [2SK170 ドライバ] -> [2SB562/2SD468 SEPP]
            ↑                                            ↓
            +←←←←←←←← 軽~い NFB ←←←←←←←←+


それを今回、以下のようにしました。

[2SK30ATM ドライバ] -> [2SB562/2SD468 SEPP]


NFBも無いので回路は超シンプルです。見た感じとても良い音がしそうな感じです。

2SK30ATMは、Vds:4V弱、Id:3mA程度で動かした場合、ソース接地でおそらく電圧利得2倍弱程度でしょう。Non NFBには好都合なのですが、とは言えSEPPでゲインを期待できないので、このアンプの全ゲインはこの2SK30ATMにかかっています。ヘッドフォン駆動用に仮に 1Vrms必要とした場合、2SK30A入力に 0.5Vrms 以上必要となり、ゼロバイアスでは正常に信号を処理できなくなります。よって、少しだけ、自己バイアスでゲートをマイナスオフセットさせることとしました。

次に問題となるのは、SEPP段へのバイアス電圧生成法です。

今回はシリコンTrなので、Vbe:0.6V 程度と、ゲルマに比べて3倍ぐらい大きいです。これが二個分ですから、最低1.2V のバイアス電圧を生成する必要があります。1.2V なら10D-1相当を2個直列でOKなのですが、できればもうコンマ数Vバイアス掛けてAB級動作に持っていきたい。とはいえ、10D-1を3個では大きすぎる。1.4?1.5V ぐらいの定電圧が欲しいんですよね。


『はてどうしよう・・・』

と部品箱眺めながら悩んでいるとふと目に付いた発光ダイオード。そういえば大昔、FMワイヤレスマイク作ったときにコンデンサマイクの電圧生成用に発光ダイオード使ったなぁ。バリキャップの基準電圧生成にも発光ダイオード使ったっけ・・・ってことで、部品箱に転がってた発光ダイオードをいくつかピックアップ、順方向電圧降下を測定してみました。

発光ダイオードの光って、綺麗ですよね。私は、最近のクリスマスツリーに使われているような高輝度のものより、ここで光っているような昔の発光ダイオードの光・・・なんとなく落ち着いているけど極めて冷静な感じの光が好きです。


測定結果は、緑が1.9Vとやや高く、赤いのは1.5?1.6V程度。デカイのも小さいのもそう大差無く、色で特性がおおまか決まるような感じです。赤がなんとも絶妙にナイスな電圧なので、あの金ブチの赤を使うことにしました。しかし発光ダイオードの足が金メッキって、どういうことなんでしょう・・・?



回路設計をラフスケッチして、まずはBB上で基礎データ取りです。

電源電圧12Vですが、単三8本なので電圧降下を考慮すると8Vぐらいまで動かしたいのはゲルマと一緒。しかしシリコンの場合はバイアス電圧1.5Vとゲルマより0.9V高いこと、2SK30ATMはドレイン電流が最大6mAぐらいまでしか流せないという事情から電圧設計がかなり厳しいです。が、なんとかAKGのK501(150オーム負荷)でも10mW出力確保できる電圧スイングは確保できそうです。でも、Idss選別必須かな、これじゃ。出たとこ勝負でも、いけるかな・・・?

オシロで正弦波入れてみると、うまく行ってます(実はいきなりうまく行ったわけでは全く無く、はじめは全然うまくいかなくて2SK30ATM単体でのバイアス特性や裸ゲインを測定したりするのに2時間ほど費やしてしまいましたがそれもまた楽し)。

お昼ごはんブレイクをはさんで午後からもういきなり基板実装です。

_ というわけで2SB562/2SD468のSEPPヘッドフォンアンプ基板実装。

ゲルマTrで、今後は左右ch完全分離にしたいとか言っておきながら早速また左右共通アースラインで実装です ^^)。まぁ、私てきにはチャンネルセパレーションは40dBあればOKってのもあるのですが、それ以上になるべく同じ動作環境で左右chが動いて欲しいってのがありましてね。その場合、物理的に近づけるのが一番じゃないですか。見た目も『ぉおおステレオアンプだ』って感じになりますしね。

回路構成は異なるとは言えゲルマTrヘッドフォンアンプで散々苦労しましたし、過去BB上で充分な基礎データ取りと試聴をしてきましたからね、何の迷いも無く部品を実装していきます。『今回は石が一個減ったからスペース楽勝楽勝』などと思いながらゆとりを持って実装していったら最後のほうで若干窮屈に。ま、そんなこともありますわね。いつものことです。

部品配置はほぼ回路図通りなのですが、やっぱ、NFBラインが無いってことは見た目にもすっきりして美しいですし、部品の配置と繋がりが理路整然としていて気持ちいいですね。



早速通電です。

バイアス生成用の発光ダイオードが実に妖艶な光を放っております。いい感じです。ケースで隠してしまうのがもったいないぐらい。透明アクリルケースにしようかしら。全電流は22mA。片chに11mA流れてます。内訳は、2SK30ATMに3mAぐらい。終段に8mAぐらいですね。これで動作はいい感じのAB級です。

ここまで出来ると居ても立っても居られなくなり、基板をミノムシクリップだらけにしてヘッドフォン接続して早速試聴してみます。

『・・・・・・・・』

素晴らしい音です。いきなり素晴らしい音です。無調整でこれですか、そうですか。って、ゲルマTr版のノウハウが反映されているので、見えないところで調整されているのですが。
まだケースに入れてない、ミノムシ空中配線なので近所の給湯器が作動するたびに「きーん」というノイズが入ったりと賑やかな状態ですが、この音はかなりイけてます。現代風な音って感じ。つか、現代風ってなんなんだ? 自分で言っといて意味がわからん。こう、なんつうか、客観的な音です。そのまんま鳴っているって感じ。ゲルマTr版には無い音です。音に情緒が感じられないっていうんですかね。いや、悪い意味じゃないですよ。すごく良い意味で言ってます。『あれ、ここ歪んでるじゃん』と思ってアンプのバイアス調整がヘンなのか? って思ってよくよく聴いてみるとアンプが歪んでいるのではなくって、録音信号が歪んでいるんです。ゲルマTr版の場合、同じ場所を聴いてみると確かに歪んでいるんですが、その歪みに気が付く前にすでに演奏に感情移入しちゃってて、歪みがあまり気にならないのです。これはこれで素晴らしく良いことなのですが、今回のシリコンTr版は、その歪みにも気が付くみたいな客観性、淡々とした冷静さがあります。Coolな音があるとすれば、これがCoolな音だと言っちゃえるような音。

いやはや驚きです。現代版シリコンTrしかも汎用品。全く侮れません。

でもこれは、シリコンTrの頑張りももちろんなのですが、それに加え回路構成(石が一個少ない)の違いと、なんと言ってもNon NFBだってことが効いているような気がしてなりません。

となると、これと同じ構成のゲルマTr版を作ってみたくなるのですが・・・

それはまた今後の課題ってことでここはひとつ。

今日作ったシリコンTr版もケースに入れなくちゃなのですが、ケースどうしよう。もう真鍮板半田付けすんの面倒だしなぁ。今週末にでも、出かけたついでにダイソーで探してみよっかな。

本日のツッコミ(全35件) [ツッコミを入れる]
_ T.K (2006-12-09 10:03)

おお!素晴らしいではありませんか!LEDでバッテリーチェックも出来ます??

_ 青木 (2006-12-09 11:42)

バッテリチェックは難しいですねぇ。あそこは結構精密な定電流ラインなので、電池が7Vぐらいになっても通過電流値はほとんど変わらず、LEDの光り具合もさほど変化しません。<br>というより、聴いているとわかりますよ。そろそろ電池切れかな? って。普通に鳴っている間は電池はOKという判断で大丈夫だと思います。

_ ゲルマ屋本舗 (2006-12-09 23:04)

「2SK30A」とのことですが、「2SK30A」でしょうか?<br>それとも「2SK30ATM」でしょうか?

_ 青木 (2006-12-09 23:31)

今使っているのは、「2SK30ATM」です。厳密に分けたほうがいいですよねやはり。<br>「2SK30A」だともう少し電圧利得取れるんですが・・・

_ ゲルマ屋本舗 (2006-12-10 10:05)

ちょっと前に「昔のOランクは今のGRランクに近い?」という問い合わせが飛び込んできました。<br>ビンテージ機器のレプリカ製作に現行の2SK30ATMを使ったところ、音が変わってしまったらしいのです。<br>調べたら、この二者ってビミョーに違うんですね。<br>「2SC372」と「2SC372GTM」も全く別物ですし。(苦笑)

_ 青木 (2006-12-10 13:20)

ここ http://www.kani.com/other/audio/hiyoshi/audio.html#2SK30A_EQ_AMP で使ったのは2SK30Aなんですが、その後、2SK30ATMで全く同一の回路を組んでみたら同じ回路定数ではゲインが足りずに困ったことがあります。そのとき私も調べてみたのですが、順方向伝達アドミがATMになって小さくなってますよね。音については、もはや2SK30Aと聴き比べることができないのでなんとも言えないのですが、ゲインが違えばやっぱなにか違いそうですよね。

_ えじそんぷらざ (2007-05-12 15:03)

初めての自作ヘッドフォンアンプとして参考にさせて頂こうと思っています。<br>さて、本機に使われている「2SK30ATM」ですが、サトー電気さんのサイトを見ても2SK30A-O、-Y、-GRという三種しか見当たりません。<br>こちら<br>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?p=1&q=2SK30ATM-GR<br>を見ますと2SK30ATM=GR=Aという様な気がしますが、解釈は正しいでしょうか?

_ 青木@管理人 (2007-05-12 22:39)

> 2SK30ATM=GR=Aという様な気がしますが、解釈は正しいでしょうか? <br><br>違うような気がします。<br>私自身、2SK30, 2SK30A、2SK30ATMと使ってきましたが、少なくとも2SK30Aと2SK30ATMでは順方向アドミンが異なり、ATMのほうが低い(すなわち電圧ゲインが低くなる)です。<br>とはいえこのアンプはATM前提で設計しているので、2SK30Aでも、2SK30でも、ゲインが上がる方向にしか触れないので問題は無いと思います。<br>ソースに入っているコンデンサは、くれぐれも大きめ(220uF以上)を奢ってあげてくださいね。

_ 青木@管理人 (2007-05-12 22:41)

俺も以前はよく石川町行ったんですけど最近すっかりご無沙汰です。

_ えじそんぷらざ (2007-05-13 10:13)

お返事ありがとうございます。最近昔を思い出して石川町某所に行き思い立ってWebサーチし、こちらに巡りあいました。<br>パーツ単価は高いかもしれませんが、石川町で揃うか偵察してみます。

_ 青木@管理人 (2007-05-13 10:55)

あっ。<br>> 2SK30Aでも、2SK30でも、ゲインが上がる方向にしか触れないので問題は無いと思います。 <br>と書きましたがドレイン電流だけは合わせないとまずいです。バイアス用の発光ダイオードの上についている1.5Kオームの両端が3Vちょいぐらいになるようにですね。

_ えじそんぷらざ (2007-05-13 13:56)

ただいまパーツ買出しに行ってきました。<br>あの界隈の店にはVolに適当なのが無く比較的小型なものは10K-Bしかなく、やむなくそれを。<br>50K>10Kにする場合その後段の100Kを変えれば良いのでしょうか?<br><br>2SK30ATM-GRは無かったので、2SK30Aに。<br>ドレインはふむふむ。<br>3Vちょいにならむ場合1.5Kオームの抵抗を適宜上下すれば良いのでしょうか?<br><br>2SK30ソース側の500オーム。<br>私は初めての電子工作なのですが、500オームという抵抗が無く、シンコー電機のおばちゃんに聞きましたら「この回路書いたのは古い人だね」と言われ510オームに。<br><br>安ユニバーサルを2サイズ買ってみたので、とりあえずケース無しで組んでみます。<br><br>@自転車片道45分。<br>素人の猿真似組なら、パーツを2店舗位に分けて通販しても割安かも、、。<br>でも汗かいて買出しに行けば出た音も倍良く聴こえることを期待してます。

_ えじそんぷらざ (2007-05-13 14:14)

今基盤実装画像を拝見していましたら、500オームは抵抗2個をシリーズにして500にされている風に見受けられます、汗。

_ 青木@管理人 (2007-05-13 18:51)

音量調整用VRの抵抗値はこのアンプの入力インピーダンスを決める要素ですので、10Kしかなかった場合は10Kで仕方ありませんが、後段の回路定数を変更する必要は特にありません。ただ、10Kだと、このアンプに繋ぐ機器の駆動能力が多少要求されるようになりますが、最近の機器(CDプレーヤーやチューナー、ヘッドフォンステレオ等)であれば問題ないでしょう。<br>2SK30Aのランクは何ですか? GR? GRであれば問題ないです。<br>ドレイン電流が合わない場合はちょっとややこしいことになります。1.5Kを変更しちゃうと終段SEPPのドライブ能力(SEPPから見た場合の入力インピーダンス)が変わってしまうので、まずいです。3Vにならなかった場合はまた状況を教えてください。<br>ソースの500オームは、最近のE系列では510なんですよね。少しぐらい違っても大丈夫です。<br>シンコー電機のおばちゃん、ナイスツッコミですね ^^)

_ えじそんぷらざ (2007-05-15 01:29)

ご指導ありがとうございます。<br>あの後抵抗買い忘れが発覚し、再度買出しに行き、昨晩は基盤実装を考えて終わりました。<br>ただいま入力〜2SKまでと2SKのS側C・R、D側のLED・Cを取り付け終えました。<br>今468、562とそれ以降の実装をあれこれ考えているところで眠くなってきました。<br>2SKは2SK30Aにしましたが、ランクが分かりません。<br>シンコーのおばちゃんも「これは何だろうねぇ?」とのこと。<br>本体には<br> K30A<br> 0 11<br>というプリントが見えます。<br>とりあえず明日以降回路を組み上げて電源電圧を掛けられる状態になりましたら、1.5Kオーム両端の電圧を計測してみます。<br><br>パーツ類をユニバーサル基盤のホールに植え、半田固定するのはともかく、各素子類を回路通りにつなぐためのスズめっき線の取り付けが結構難しいものですね。<br>音出しが楽しみでたまりません。

_ 青木@管理人 (2007-05-15 10:41)

私の場合、部品の足を基板の裏で折り曲げずに、1mmぐらい出るような感じでまっすぐ挿したままにしておきます。どこか1本だけ仮半田しておきます。で、スズメッキ線を這わせる際に、あらかじめラジオペンチ等で基板上のルートにぴったし沿うように整形しておきます。そして、基板にそれを載せて、一個ずつ半田してゆきます。<br>この方法の難点は、慌てて作ると半田付け忘れちゃう箇所があったりして、回路が作動せずに焦ります。自分では作ったつもりになっているので不良箇所になかなか気が付かないことも。

_ えじそんぷらざ (2007-05-17 07:23)

只今片ch+α=7割方の実装が終わりました。<br>図面化せずに上の画像をイマジネーションでアレンジして組みましたら、最後でアースと電源、出力の位置関係が格好悪くなりましたが、回路図から実体を起こすのが初めてなのでこんなものかと。<br>共立エレショップで他のパーツを頼む用事があったので、念の為2SK30ATM-GRとボリュームも50オームを手配しました。<br>とりあえず先日購入したパーツで組み上げてみます。

_ えじそんぷらざ (2007-05-18 08:03)

昨晩組みあがりました。(GRではない2SK30で)<br>しかし、、両chとも音が出ません。また1.5Kオーム両端が(Ni-H使用で)0.8V、電源B+入力直後の15オームが片chだけ触れぬほど発熱し、30秒ほどの通電が限界っぽいです。<br>何か根本的に実装ミスをしている可能性が高いので見直してみます。<br>ハンダはお仕着せのタマアンプを組んだりケーブルを自作する程度のスキルですが、コテ当てすぎてTr壊してしまったのか、、。<br>ちなみに素人質問ですみませんが、B+は8本12V+を両chにパラって繋ぐ。B-は12V-をGNDのどこかに繋ぐ、入出力の-もGNDのどこかに繋ぐ、で良いのですよね?

_ 青木@管理人 (2007-05-18 13:53)

15オームが触れないってことは200mAちかく流れていることになるので明らかに異常です。正常時ここは10mAそこそこしか流れないです。<br>1.5Kオームの両端が0.8Vってことは、ドレイン電流が0.5mAぐらいってことなので、2SK30AのランクがOかYな可能性が高いです。もし、回路を追ってミスがなければ、GRへ付け替えねばなりません。<br>Trの足(ECB)は間違ってませんよね。<br>#002のTrはシリコンなので、半田の熱で壊れるってことはまず無いと考えてよいと思います。それよりも、200mA流れたことによりPc超えて壊れちゃったかもしれません。<br>電源ラインは、電池を8本直列つなぎした際の+側をB+に、マイナス側をGNDに繋げます。

_ 青木@管理人 (2007-05-18 14:00)

片chずつ通電して試験してくださいね。<br>Tr壊さないように、2SD/2SBの足(コレクタ)を回路から外して通電して、LEDが光るかどうか、1.5Kオーム両端の電圧が何Vか? を確認するのが手っ取り早いです。この状態で1.5Kオーム両端が3V程度にならねば、2SK30Aランク違いです。

_ えじそんぷらざ (2007-05-19 09:34)

あぁ、Trの極性間違えているようです、、Tr飛んでいるかもしれません。<br>アップされているA4pdfの下部に丁寧に「ピン配」と書いて頂いていたのに、なぜか<br>http://homepage1.nifty.com/x6/elecmake/parts/elecpart.htm<br>のページの中段の「2SC1815」図の左からBCEを見て配置してしまっていました。何と言う注意力の無い見落とし、、。<br>FETの2SK30のピン配は「D」方向に配置した場合、上からSGDの順ですよね。<br>こうして1週間あれこれ錯誤しながら、方々のヘッドフォンサイトを見たり、選ばれた半導体の評判を読むと、必ず良い音で鳴るはずと失敗を跳ね返す気になります。<br>この手の製作を紹介されているサイトの殆どが回路遊び、特性紹介で終わってしまい、音質について一言も触れないことが多いのに、管理人様は素直にご自分の作品を良い音とおっしゃっているのも、数多いヘッドフォンアンプ製作サイトの中からこちらを選んだ一因です。<br>シンコーのおばちゃんに「音が出たらケースを買いに来るよ!」と大見得切った手前、必ず完成させなくては。<br>その前に486だけ(586は5本セットで購入)もう1セット買わねば笑。

_ 青木@管理人 (2007-05-19 15:56)

げっ!! えじそんぷらざさんご紹介のWeb、足の配置間違ってますぜ。2SC1815も、前から見て左からECBです(エクボって覚えたのは小学生のころ・・・)。これは致命的な記述ミスだ。Tr昇天だけでなく、他の周辺回路にもダメージ及ぶ可能性大です。<br>ちなみに本家のデータシートをご紹介しておきます。<br>http://www.semicon.toshiba.co.jp/docs/datasheet/ja/Transistor/2SC1815_ja_datasheet_020129.pdf<br>2SK30は、前から見て左からSGDです。と言っても実は2SK30A(TM)系は、GさえあっていればSDはひっくり返っても全く問題なく動作します。J-FETの性質ですね。しかし、厳密に言えばSG間とDG間での浮遊容量が異なりますので、全く問題なく動作はするけど、特性は微妙に異なる可能性があります。でもこの浮遊容量の差も、無視できるぐらい微小なものです。<br>とはいえ回路上特性をそろえるためにはやっぱ足もきちんとそろえるべきなので、この件は「雑学」にとどめておいてくださいね。<br>「へ〜、SDはどうでもいんだぁ〜」ってノリで実装することは断じて勧められません。

_ 青木@管理人 (2007-05-19 16:08)

私の音質評価についてはあまりアテにしないでくださいね ^^)<br>千円の蕎麦食べて「いまいちだな」なんて生意気なこと言っているわりには、駅の立ち食い蕎麦食べて「こりゃうめぇ」なんて思うような人間ですので。

_ えじそんぷらざ (2007-05-19 20:13)

おぉぉお!<br>Trの結線をしなおしました見事音が出ました!<br>しかしながら1.5Kの両端は0.8V、基盤をひねったりすると2.5V位になってLEDが明るくなったり。<br>基盤裏半田結線状態はそれなりにチェックし、怪しい箇所はフラックスを塗布し再度こてを当てて芋状態は改善したつもりですが。<br>ともあれホッとしました。<br>音は野放的。いや、結構ディストーションが(特に低域)掛かってしまいます。<br>やはり結線間違いで素子類に無理させて傷めたのかもしれません。<br>とりあえず昼にシンコーでTr、FETをもう1組分買って来ました。<br>ついでなので、R・Cも再度新品で今一度組み直してみようと思います。<br>ちなみにパーツはタンタルはシンコーにはディップタンタルというのしかなく、電解はありきたりの汎用品。<br>FETソース側は220μ、電源デカップルはOUT側と同じ銘柄で470μを選定しています。<br>ディストーション具合はGRグレードでない2SK30のせいかもしれませんが、Cの値によっても歪率やf特(実測・聴感)に影響するものですか?<br>今回は全て勉強でしたので、パーツ代約2K円とシンコー3往復は勉強代に消えるのかもしれませんが、久しぶりに楽しさと達成感で気分が高揚しました笑。

_ 青木@管理人 (2007-05-19 21:50)

ぉおお! おめでとうございます。<br><br>> 1.5Kの両端は0.8V、基盤をひねったりすると2.5V位になってLEDが明るくなったり。 <br><br>それはヘンです。ちゃんと結線されていれば、ひねってもなにしても電圧が変化するはずはありません。<br>どっかがヘンなんですね。<br><br>> Cの値によっても歪率やf特(実測・聴感)に影響するものですか? <br><br>影響しますが、ソース側が220で、デカップルが470であれば、聴感上違和感を感じるような音にはなりません。きっと、2SK30Aのランク違いの影響(あるいは結線ミス)だと思います。<br>とにかく、1.5Kオーム両端は3V前後にならねばならず、GRクラスであればここは必ず3V前後になるはずです。<br>もう一息っぽいですね。頑張ってください。

_ 青木@管理人 (2007-05-20 14:24)

5/20の日記( http://www.kani.com/diary/?date=20070520 )にIdssの測定回路をご紹介しました。<br>もし、手元に余っている謎の2SK30Aがありましたら、この回路を作って1Kオーム両端の電圧を測ってみてください。ここが3〜6Vぐらいに入っていればGRクラスで、#002に使えます。

_ 青木@管理人 (2007-05-20 15:35)

えじそんぷらざさんのお使いのヘッドフォンって、なにですか?<br>型番、インピーダンスなどわかれば教えてください。

_ えじそんぷらざ (2007-05-20 22:04)

PHILIPS SBC-HP1000 というヘッドフォンです。<br>インピは32オーム。<br><br>計測ポイントの1.5Kオーム両端電圧や出力歪は、使った電源がNi-Hで電圧が低いのと、Volが10Kオームというのもありますでしょうか。<br>今回はTrのECBのイロハと回路図から実装を起こす勉強が出来たということで、今一度素子類を一式揃えて組み直してみます。<br>CDPやカセットデッキ、プリメインのヘッドフォン端子より一段鮮度、躍動感に長けた音が出る事を期待して再Tryに燃えています。

_ 青木@管理人 (2007-05-20 22:20)

32オームなら全然問題無しです。余裕でドライブ可能です。<br><br>> 計測ポイントの1.5Kオーム両端電圧や出力歪は、使った電源がNi-Hで電圧が低いのと、Volが10Kオームというのもありますでしょうか。<br><br>関係ないと思います。電源電圧は8Vまで動くように設計してあるので大丈夫だと思いますが、電源電圧が7.5V以下になるようだとちとまずいです。<br>また、VRが10Kってのは、全く影響ないです。<br>この回路のキモはとにかく、1.5Kオームの両端が3Vになるかどうかであって、それは初段の2SK30A(TM)にちゃんとGRランクを使うかどうかにかかってます。

_ 青木@管理人 (2007-05-20 22:54)

昨日から#002聴きこんでいますが、やっぱ良い音です ^^)<br>シンプルな回路から出てくる音というのは、いわゆる冗長性ってものは全く感じられませんが、なんというかサラブレッドのような全く無駄な油の無い、絞られきった実にピュアな音がします。

_ えじそんぷらざ (2007-05-21 17:40)

まさかこんな事になるとは思っていなかったので、抵抗すら1本ずつ購入していたため、パーツ待ちです。<br>1本10円しても地元を贔屓にして購入するか、通販で100本100円で買うか悩むところです。<br>シンコーだけはほぼ年中無休で、夜も他2店より長く開いているので仕事帰りに寄り易いのです。<br>毎日のようにショップに通いたくて、車通勤を自転車に変更したくなってきました。<br><br>#002、単三8本というのがハンディー筐体に収めるには少々難ですが、006Pは少々シビアな電池なようなので設計通りが良さそうですね。<br>極シンプル回路から飛び出すフレッシュサウンドは、この手の自作品ならではでしょう。<br>楽しみです。

_ 青木@管理人 (2007-05-21 23:32)

私もヘッドフォンアンプ試行錯誤中は、毎週2日はサトー電気通ってました。<br>普通の1/4Wの抵抗等はまとめ買いしているんですけどね、さすがにセメント抵抗を全部そろえておくわけには行かないですし。

_ 青木@管理人 (2007-05-21 23:36)

006Pってあくまで体感ですが、アルカリでもたらたら使って400mA/hぐらいな感じですよね。これで計算すると、#002は片chで10mAぐらいですから両chで多少マージン見て30mA流れるとします。すると、400/30 = 13時間しか持ちません。しかも9Vなのですぐ8Vぐらいになっちゃうと思われ、実際には10時間も持たないのではないかと思われます。<br>高いっス。地球に優しくないっス。

_ 青木@管理人 (2007-05-22 23:49)

えじそんぷらざさんご紹介の2SC1815のピン配がミスプリだったWeb。作者のかたに連絡してなおしてもらいました。<br>よかったよかった。

_ えじそんぷらざ (2007-05-23 08:19)

5/20のIdss測定の件ありがとうございます。少々Busyにて手が止まっていますが、ボチボチやっていきます。<br>他にもTryされている方がいらっしゃるのですか?<br>実装や使用部品の種類等色々お伺いしたいところです。


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