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かにの泡ぶく


2011-05-20 見えない敵との戦い。

_ 普通(?)の線量計で食材の放射線量の測定は可能か?(15時30分記)

茶葉からセシウムが検出されまくったり、牧草が東日本の非常に広い範囲に渡って汚染されていることが判明したりと、確実にヤツは身の回りのすぐそのへんにまで、やってきています。

福島第一原発が爆発した直後〜4月ぐらいまでの間は、福島第一原発からやってきた放射能雲による被曝ならびに地上に降り注いだ放射性物質からの被曝がメインでしたが、これからは、食材からやってくる放射性物質との戦いがメインになってきます。

asahi.comに東日本の汚染牧草検出地図が掲載されていますが、これ見ると相当広い範囲に渡って放射性物質が撒き散らされたことがよくわかります。岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県から基準を超える放射性物質が検出されています。大げさな話でなく、マジでチェルノブイリ並みの広がりです。

福島第一原発が爆発した以降、本当に不幸中の幸いと言ってよいのか、季節風の影響で太平洋方面に風が抜ける日々が多かったです。にも関わらずこの広範囲汚染ですからねぇ。風下はすさまじい量の放射性物質が飛んで行ったのではないでしょうか・・・

セシウム137は半減期30年ですから、これは長い戦いになりそうです。

・・・・・

というわけで、いつまで経っても日本政府は汚染される可能性のある食材の流通停止&全量買い上げ措置を取ろうとせず、なんとかして流通させようと画策している有様。ある農作物が放射性物質の基準値超えで出荷停止になったかと思いきや数日後に解除され、また同じ地域で数日後に出荷停止とかもうわけがわからなくなってきています。

現場のみなさんは本当に大変な作業を強いられているのだと思いますが、こんなにころころ出したり止めたりが繰り返されていると、いち消費者としては、 『食材の放射能汚染は本当にちゃんと管理されているのけ?』 という、素朴な疑問を抱きます。(そもそも暫定基準値が・・・については置いておきます)

これを風評被害とか言われちゃぁ、たまりませんな。

というわけで、なんとか自力で食材の放射能汚染を検出できないものか、ざくっと可能性検討をしてみました。専用の測定器は、安いものだと100万円ぐらいで買えるそうですが、いや〜100万円はちと手が出にくいなぁ・・・

_ 地面に降ったヨウ素とセシウムから考察してみる。(16時05分記)

    2011年11月19日 11時32分追記:

    なんと! 神奈川県の降下物の放射能濃度測定結果に計算ミスがあって、11/18付けで訂正通知が出されました。
    訂正前の数値はかなり過小です。
    今更ですが訂正内容に従って、計算結果も修正しておきます。訂正前の内容は、取り消し線を引いた上で、そのまま残しておきます。

    しかしなんでこう、いつもいつも過小な方向にしか間違わないんでしょうね。

5月2日の かにの泡ぶくでご紹介したウチの近所の鶴見川某所C地点での測定結果を抜粋するとともに、関連する期間に神奈川県に放射性物質が降って来た量を書き加えてみたものが以下です。

■鶴見川某所河川敷の線量測定結果抜粋
β+γ線量 cpm --------------------------------------------- 3月25日のC地点地面から1cmの高さ: 45 5月 2日のC地点地面から1cmの高さ: 25
■神奈川県茅ヶ崎市に降り注いだI-131とCs-137の量
     3/18-3/25 3/26-5/1 --------------------------------------------- I-131 : 約20700 Bq/m2 約140 Bq/m2 Cs-137 : 約 3600 Bq/m2 約100 Bq/m2 Cs-134 : 約 3300 Bq/m2 約 20 Bq/m2 --------------------------------------------- 合計 : 27600 Bq/m2 260 Bq/m2      3/18-3/25 3/26-5/1 --------------------------------------------- I-131 : 約5642 Bq/m2 約137 Bq/m2 Cs-137 : 約 447 Bq/m2 約102 Bq/m2 --------------------------------------------- 合計 : 6089 Bq/m2 239 Bq/m2

鶴見川と茅ヶ崎市では随分離れていますが、まぁざくっと可能性検討なのでよしとします。

I-131は半減期が8日、降下ピークは 3/23の3100 Bq 3/21の9500 Bqなので、3月25日の時点では少し減っていると思われますがここでは検出限界を高い方向に見るため(安全を考えて検出しにくい方向に結果がブレるようにする)、あえて全量残っているものとして話を進めます。

一方、5月2日の時点ではさすがにI-131はもうほぼ無視してよい程度。残っているのはセシウムだけと考えてよさそうです。このセシウムも風で飛んだり雨で流れたりしているとは言え、かなり残って居そうではありますがここでも検出限界を高い方向に見るため、あえて全部無くなったものとして考えます。すなわち、5月2日の値を平時のバックグラウンド値としてしまいます。

しますと、3月25日までに降り注いだ放射性物質総量は 6089 Bq 27600 Bq。これに対するGM管のカウント数変化が 20 。これはかなり厳しいなぁ〜〜〜。1 cpm の差というのはほとんど誤差ですから、この結果からだけ見れば、かなり慎重に測定しても、1000 Bq 5000 Bq以上の汚染でやっとなんとなく察知できるかな〜って、感じでしょうか。

とんでもなく汚染されているのかどうなのか? ぐらいは判別できそうです。

あとは、少し気合を入れてバックグラウンドを落とすために鉛の箱を用意して、時間をかけて測定するようなことすれば、なんとかもう一桁検出精度上げられるかなぁ・・・

もっと感度の高い放射線計を入手したら、また考えてみますかね。CDV-700程度では難しそうです。


と思ったけどちょっと待った!(これ以後21時15分記)

夕方シャワー浴びながらいろいろ考えていたのですが、面積の関係を考慮していないことに気が付きました。すなわち、上記降り注いだ放射性物質量は、Bq/m2。対してCDV-700のプローブはそんなに大きくありません。

放射線量は距離の二乗に比例して減衰することを考えますと、超乱暴ですが、CDV-700のプローブサイズから推測される地表の放射線量測定範囲は、私のいままでの物造りで得たいい加減な勘から判断するに、相当鈍感サイドに振ったとしてもせいぜい 10cm x 10cm の範囲でしょう。となると、上記降下量が Bq/m2 であることを考えますと、cpm変化量 20 に対する Bq は 60 270程度となります。

これならいけそうじゃないの。 やっぱ難しいかな。

これが本当なら、30 140 Bq 程度の放射性物質は検出できそうです。

というわけで 近々、塩化カリウム調達してきますね。 塩化カリウムの調達はやめました。


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