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かにの泡ぶく


2007-04-03 自オフィスでお仕事な日。

_ 久しぶりに一人自オフィスで仕事。

いやその、のんびりしてはいられないのですがそれでも自オフィスで一人仕事というのは、それはそれでやはりよいものです。

みんなでチームで仕事するのももちろん楽しいし面白いのですが、やっぱたまにはこうして誰にも気兼ねなく静かな環境で仕事に没頭できるという時間は、とても大切なものですね。

月初なので、さくっと請求書作って、あとはこれからしばらくお付き合いすることになるであろう評価ボードを使いやすいようにチューニングしてみたり、調整のための専用ツールを開発してみたり。

K501+#003が叩き出すBUDDY RICHのドラムに浸るのも、なんだか久しぶり。

_ 自作ヘッドフォンアンプ#003ご紹介。

去年には、今年の1月には紹介するとか言っておきながら一挙に仕事が多忙になり遅々として進まなくなってしまった#003案件でした。

先日ついに完成し、今ではすっかり常用機なのですがなかなか紹介コンテンツを作る時間が取れずそのまま放置状態なのが大変気がかりなのです。今後もちょいと時間が取れそうにないのでここに写真だけでも簡単に紹介したいと思います。








じゃんじゃかじゃ〜〜〜ん!









『あれっ、こないだの予想図と全然ちがうやん』ってわけで、結局最初に衝動買いしたウルトラ警備隊の人が持っているような機器のケースに実装しちゃいました。いや〜、かなりキツキツで、何度も「やっぱやめようかな〜」って思ったのですが、思い切って穴あけ決行です。

正面から見たデザインは、実はなかなか気に入ってます。シンプルでいいですね。一時は中央のつまみの左右にLED12連ピークホールドメーターをつけちまおうという馬鹿な考えを起こしかけたのですが:

・スペースがきつい。
・LEDドライバだけで 30mA x 2 = 60mA も食う。

という2点が問題で取りやめました。特に音質に直結する電流消費が激しいという点がリファレンス機として相応しくない機能実装であるということでやめたのですが、血迷ったことしないで本当によかったと思っています。一時はLEDドライバのためだけにトランスのグレードアップを考えたぐらいですから。人間、気が迷うとどこに向かって歩いていくかほんと、わかったもんじゃないです。気をつけなければですね。

背中にちょろっと見えている黒い引き出し線は、今だけ様子見でつけているケース内温度計のセンサー線です。

入力は金メッキのシャーシ絶縁タイプで、シールド線でVRまで引いてます。私はシールド線の音って好きじゃないのでほんとは使いたくないんですが、なんせスペースの関係で電源トランスがあんな場所に居るのでやむなく使いました。でも、なるべく遠くを這わしてVRまで最短で結びます。

ACコードは取り外し可能な2Pコネクタ接続です。かっこいいでしょ。

電源トランスは左右共通ですがトランジスタ2石/chで構成される原始的なリップルフィルタは左右独立でアースももちろん左右独立です。さらに電源ラインはぶっとい良質なケーブル(1.25sqぐらいかな)を使用して、シャーシ中央の穴でアンプ回路に最短接続です。アンプ回路から見た電源インピーダンスをとにかく少しでも低くすることに全力を尽くし、電源からの干渉を極限まで低減しました。これも私の好みで電源部は安定化はしていませんので安定度は東京電力頼みですが、昼夜を通じてアンプ回路に供給される電圧の変動は0.1V以内です。

シャーシ上部に見える白い四角いセメント抵抗が終段負荷抵抗なのですが、とにかくこれが熱くなります。周囲温度が20度のときで80度ぐらい。ですので、このアンプの実装でもっとも気をつけなければならないのは、熱対策です。

熱により寿命がモロに短縮する電解コンデンサからはとにかく離して実装です。シャーシ裏に電源回路を持っていったのは、ノイズ対策もそうですがコンデンサを熱源から離したいという意図もあってです。

音楽聴くときはこんな感じです。左奥に見えるのがコーナン出身\3,980-のDVD/CDPです。最近なんか調子悪いんですよね。トラッキングエラーでドロップアウトしたり、復号エラーで「パシッ、パシッ」って音したり。保証期間内だから取り替えてもらおうかな。

頭に載っているのはケース内の温度監視のための温度計です。左がシャーシ下部(電源部)、右がシャーシ上部(アンプ部)です。

室温20度前後で使っていると、電源部は30度前後、アンプ部は45度前後で平衡します。アンプ部の負荷抵抗はきっと105度ぐらいですね。ま、このぐらいなら、なんとか大丈夫かな。これなら電解コンデンサもまぁ大丈夫でしょう。

このケース、上部にスリットが無く左右と下にスリットがあるタイプなんですね。ですから、暖かい空気が上部に滞留して熱がこもる傾向があります。この写真のように、斜めにして自然対流を促進させるとあっという間に(ほんとに15秒ぐらいで)温度が一気に5度ぐらい下がります。

万一この#003を追試されようとするかたは、ケースに入れる際上部スリット有りのものを用意されることをお勧めします。

肝心の音ですが、いや〜、いいっす。

ジャズがどうのとかクラッシックがとか、ボーカルが・・・なんて、ジャンルに関係なく躍動感溢れるハイスピードな音です。出力コンデンサ有りのアンプとは思えません。なんかコンデンサあると音にスピード感なくなるような感じするじゃないですか。#001でも#002でも、出力コンデンサの音に対する害は特に感じませんでしたが、#003の音を聴き続けるにおいて、充分な直流バイアスを与えて動作させれば出力コンデンサはあっても全然大丈夫だという確信を得ました。

特に今回はK501を強く意識して電圧設計しましたからね。ヘッドフォン壊さないためにもコンデンサは安全対策として入れておきたいものです。

ケースに入れたことにより音の透明感が格段に増して、すごくよい感じです。もうなんというかね、自然に身体に染み入ってくる音とリズムって感じ。

なんかもう、しばらく#004に着手する気が起きないぐらい満足です。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ rabbitmoon (2007-04-03 21:09)

ドクロボタンが見あたりません。キョロo(・ω・= ・ω・)oキョロ<br>こんなの http://www.watch.impress.co.jp/AKIBA/hotline/20060729/etc_usbjibaku.html<br>いい音は魅力的ですが、熱は恐いです。(^^;<br>クロストーク対策についても楽しみにしています。

_ 青木@管理人 (2007-04-03 22:17)

具体的に書きますと終段負荷抵抗をはじめは100オームでテストしたんですね。このときの抵抗器の発熱が45度ぐらい。で、負荷抵抗をどんどん下げていくと出力に余裕が出るわけですが、100オーム -> 82オーム -> 62オーム と下げていって、当たり前ですが一番よかったのが62オーム。でも、80度にもなります。 <br>82オームで妥協しようかという思いが何度も脳裏を過ぎりましたが、ここで妥協すると一生後悔するだろうと思い、思い切って62オームで実装しちゃったわけです。 <br>でも、ほんと、音が全然ちゃいまんねん。一日中電源オンでも45度平衡だったので、まぁ大丈夫でしょう。


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