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かにの泡ぶく


2011-08-06 夏の一齣・・・

_ 毎年恒例土肥海水浴場から帰還。(22時15分記)

8月4日(木)から二泊三日で家族揃って行ってきました。宿は毎年恒例の西伊豆土肥温泉明治館です。なんだかんだで、とてもお気に入りの宿です。

さて、8月4日(木)に現地から携帯電話で速報しましたが、線量は非常に低かったです。どこもかしこも我が家の半分以下。いやーもちろん、我が家レベルでもそう問題は無いとは思っているのですが、こんなに線量低い場所があるってことがわかってしまうとなんともはや・・・です。

海水浴場で線量測定したのは今回が初めての経験だったのですが、非常に低いのに驚きました。

海水浴場直近にある明治館の我が部屋内で、DBG-05Bで0.05〜0.1μSv/hぐらい(我が自宅の半分程度)、西伊豆土肥海水浴場砂浜1mと、同1cmでいずれも測定限界値ぎりぎりの0.05μSv/hぐらいでした。ちなみにDBG-05BはGM管なので、低線量では実際の線量よりも倍ぐらい高くでます。DBG-05Bで我が家の線量測ると、0.1〜0.15μSv/hぐらいですが、シンチの堀場PA-1000だと、同じ環境で0.060μSv/hですね。PA-1000のほうが実際の値に近いと思われます。

正直これは驚きです。西伊豆でもせいぜいウチの自宅ぐらいはあるかと思っていたのですが・・・綺麗な海水が大地からの自然放射線を封止しているのでしょうかね。

しかしながらここ西伊豆であっても、海の人出は例年に比べて確実に少ないです。

例年比で見た目半分ぐらい? もうちょっと少ない? そんな感じのパラソルの花の密度でした。

福島第一原発事故由来の放射性物質を恐れてのことなのか、東海地震を恐れてなのか(つい先日静岡で震度5弱とかありましたしね)・・・

まぁ、あくまでも私の素人判断ですが、海の放射能汚染については西伊豆はどう考えても問題無し。地震については、ぶっちゃけ日本で生きるにおいては受け入れるしかない自然現象なので、あんまりセンシティブになっても仕方ないという判断です。もちろん、東海地震が起きそうな前兆現象が確認されたりした場合は相応に備える必要があると思っていますが、そうでない平時であれば、普通に暮らすしかないと思っています。

日本人ですから。

海に温泉に海の幸に・・・と、しばし日常を忘れてリフレッシュさせていただきました。


_ 東名高速走行しながらの線量監視。(23時17分記)

8月4日は自宅を出て東名横浜青葉ICから下り線に乗って沼津経由土肥まで、そして本日はその逆の道程、ずっとDBG-05Bを鳴らしていたのですが(こんなときにBeep音線量計は便利。運転しながらでも音の割り込みで線量の様子を把握できますから)、いくつか気が付いた点がありました。

  • 東名横浜青葉〜厚木まではウチと大差ない線量。
  • 東名秦野中井あたりから西に入ると突如線量上昇。大井松田から足柄SAまではウチの倍ぐらい。
  • 但し都夫良野トンネルに入るとぱたっと線量計反応しなくなる。非常に線量低い。
  • 足柄SAより西になると、線量低下。

下りも上りも同じ傾向でした。東名秦野中井〜足柄SAぐらいまでの間は、DBG-05Bの「ピッピ音」が突然賑やかになります。助手席に座っている娘も『パパなんか急によく鳴るようになったよ!』とわかるほど。このへんはもともと地質的にそうなのか、あるいは、足柄茶を汚染したセシウムがまだ残存している所為なのかは、わかりません。

秦野〜足柄あたりは、今でも天然の黄鉄鉱とか取れますから、地質的に放射性物質量が多いという可能性は大いにありそうに思うのですが、都夫良野トンネルに入るとほんとうにパタっと線量計が反応しなくなるのは、実に気持ち良いというか、大自然の摂理を思い知らされる現象でした。

沼津IC降りて市街地はずーっとほぼ、我が家と同じ程度か少し低いぐらいの感じでしたが、国道136号西伊豆バイパスを通って土肥港が近づくにつれ、線量はどんどん低下していきます。

温泉、地下水脈、そして、駿河湾の海の水が大地からの自然放射線を封止しているのでしょうか。線量計が非常に静かになったのが実に印象的でした。

大自然の力って偉大ですね。

私は海と共に生きる人々の気持ちをわかれる立場にはありませんが、多摩川の汽水域近くで生まれ、育ったためか、親元離れて生活することになっても不思議なことに、比較的大きな河川の汽水域の近くにばかり住処を構えています。

不思議なものです。なんか、自分の住処の近くに海に近い川が無いと落ち着かないんですよね。

そんなことを思いながら旅先で改めて土肥の海を眺めてみると、例年よりかなり少ない気はするものの漁船が元気に行ったり来たりしています。

こういう日常に当たり前の暮らしを、原子力人災で奪われてしまった福島県、その周辺の地域の海で暮らしていたみなさんの気持ちを思うと、正直どうしたらいいのかわからなくなります。

家内と娘はまだ風呂から上がってこない一人時、家族旅行の海水浴での温泉旅館で、酒を片手に海を見ながらついつい目に涙が溢れてきます。

実際、直接的には私にはどうしようもできないですが、せめて今後、同じような災害を発生させないために、自分で出来る限りのことをやっていくのみです。

私は私のやるべきこと、やれることをやる。日常の活動を淡々と行う。

日本のエネルギー政策において原発は要らない。今、これだけは自信を持って、言えることです。

原発は要らない。絶対に原発は要らない。

ただ、学問の自由は確保しなければならないと思っています。すなわち、原子力の研究は、原発とはわけて考えねばなりません。私は、原発反対の意思を明確に表明しますが、原子力の研究は行うべきだと思っています。

今の日本、いろんなところがおかしなことになっていると思いますが、世の中のためにならない研究に多大な予算を使うことを即否定する「目先の人参」主義が散見されます。

こんなのそもそもが、おかしい。

本当に有用かつ先進的な研究開発というのは、その当時の時代では全く役に立たない、一般の人々にはチンプンカンプンで理解なんか到底できないようなものも多いハズなんです。

それをね、こういう先端研究テーマ自体の価値を、世間基準で判断しようとしている今の日本には、私は猛烈な危機感と閉塞感を覚えています。


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