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かにの泡ぶく


2011-07-03 額に汗にじむ日曜日の昼下がり。

_ 謎の線量計の部品定数変更作業。(15時14分記)

いや〜〜〜、暑いっ! もうね、寝起きで汗びっしょりってヤツですよ。

ま、夏ですからね、暑くていいわけです。

今日も風呂上りのビールがたいそう美味いことでしょう。

・・・・・

というわけで日曜日の昼下がり。いつもなら仕事〜〜〜・・・みたいな感じですがどうもこのごろ仕事ばかりやっているような気がしますので(気がするだけでなく事実そうなんですが)、気分転換を兼ねて具合の悪い謎の線量計の部品定数変更作業を行うことにしました。

まず仕様の確認ですが、この謎の線量計に使われているGM管は、SBM−20と謎のガラスGM管。たぶんこのガラスGM管も、ロシアンGM管の代表格であるSBM−20の仕様に準拠してると考えれば、推奨アノード抵抗は、5.1MΩということになります。ところがこの回路図のように、何故かこの謎の線量計では、アノード抵抗15MΩと、3倍も高い値で駆動されています。なんでこんな高い抵抗で駆動されているのかな〜〜 GM管の寿命を考えてのことでしょうか。でも、5.1Mで駆動しても寿命は2x10の10乗パルスカウントですから、1μSv/時の線量下で連続稼動させても100年以上の寿命があります(計算上は190年!)。全然無問題なので、ここは具合の悪い線量計のアノード抵抗を、5MΩに換装することとします。


具合の悪い原因はこちらで推測したとおり、日本の高湿度環境下でGM管にかかる高電圧がリークしているのでは無いか? というもの。特に、GM管は高インピーダンスで駆動されるので、非常に高電圧リークしやすい条件で稼動していることになります。

この写真には3種しかありませんが、その後よくよく調べてみると5台買った線量計には、都合4種類のGM管が使われていました。かなりバリエーションがあるようです。うち、ガラスGM管(5台中2台うち1台は修行の旅に出した)は半田付けで接続されていて非常に安定して動作します。これは安定しているのでこのまま手を入れずに使います。

次に、基部ベークライトであるものの半田付けで接続されているGM管(5台中1台)は、やや不安定で、部屋を除湿すると安定稼動するという状態。これは、駆動インピーダンスを下げると安定動作する予感が激しくしますので、アノード抵抗5MΩ化します。

さらに、基部ベークライトでClamp接続されているGM管(5台中1台)は、入荷直後から非常に不安定で狂ったように「ぴぴぴぴぴ」と鳴り続けたり、全く鳴らなくなったりです。湿気の影響もさることながら、GM管自体もなんだかくたびれているような感じがしますので(自作テストベンチで連続稼動させているとガンマ線を突然カウントしなくなる)、アノード抵抗5MΩ化の上さらに手持ちのCTC−5と交換します。

そしてもう1台、アノード側がガラスで半田接続なのに、カソード側がベークライト基部でClamp接続というまさにSBM−20とガラスGM管の過渡期のようなGM管があるのですが、これも安定して動作していますのでこのまま手を入れずに使います。

こうしてみるとガラスGM管が、日本の高湿度環境下には向いているのかな? ガラスだから高湿度環境下でもリークしにくいんでしょうね。


ついでなので、ガラス管以外のGM管は全て外して、ベークライト基部をアルコール洗浄することとします。よくよく見てみると結構埃が付いてたり、半田のヤニや油脂状の汚れがあったりで、あんまり綺麗じゃありません。こういう汚れは、高電圧リークの原因になりますので、充分に注意です。

手持ちに5MΩが無かったので、貧乏臭いですが2+3で5MΩとしました。いやそのこう暑いと、わざわざ5MΩを買うだけのためにパーツ屋さんまで出かける気にもなれず・・・


こういうClampというか、ソケット的な接続というのは経年変化による表面酸化で接触不良を起こしやすい要因のひとつです。この個体は納品時からいきなり具合が悪かったこともあり、また、GM管なんてそう滅多に交換するものではありませんので、この写真だと実にわかりにくいですがリード線で半田付け接続してしまいました。


さて、具合の悪い2台のメンテナンスを行ったその後ですが、非常に快調になりました。バックグラウンドをピッピピッピと拾っております。

しばらくこのまま様子を見てみることに、しましょう。


_ 謎の線量計の部品定数変更作業その後。(23時04分記)

う〜む、どうも1台が相変わらず不安定です。

実に不思議なのが、スイッチオン後は快調にカウントするのですが、ふと気が付くとカウント不良になっている。しかし、デバッグ線でモニタしているオシロを見る限り、GM管からは検出パルスが出ているんですね。

で、しばらくするとまたカウントを開始する。

これはひょっとするとカウンタICの不良かなぁ・・・

だとすると、手の出しようが無いって感じです。

もう少し粘って様子見てみますが、この1台はどうも、駄目っぽい感じが漂ってます。

_ 追記:謎の線量計の部品定数変更作業その後。(7月4日16時00分追記)

具合の悪い1台はカウンタICの不良では無く、ほぼ確実に湿気による高電圧リークの模様。

今日午後、具合の悪い1台を通電状態のまま、部屋をエアコン自動運転で除湿しながら仕事していると、除湿が停止してキーボードを打つ指が『ベタベタしてきたな』って感じるとカウント停止。で、除湿が再開して、指のベタベタ感が解消してくるとカウントも再開と、現象発生がエアコン除湿運転にモノの見事にシンクロしてました。

となるとこれはこれでやっかいだなぁ・・・どの部品がリーク起こしているんだろう。怪しいのはコンデンサかなぁ。

とりあえず高電圧回路周辺の部品を全とっかえしてみようかな。


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