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2009年 3月31日:「備忘録:北陸信州放浪一人旅」はじめに。

何を思い立ったのか、3月26日〜28日の二泊三日のスケジュールで、新潟→富山→長野 という道程での放浪(というには短すぎる日程だが)一人旅に行ってきた。

そもそもの発端は新潟市美術館で開催されている「高橋留美子展」である。銀座松屋開催の時には間に合わなかった「うる星やつら」の新作OVAがその後の仙台開催時から上映されるようになり、当初、仙台に行こうと思っていたのだが、年末の多忙もあり、断腸の思いで仙台入りを断念せざるを得なかった。

そこで、3月7日から新潟市美術館で開催されている「高橋留美子展」に行こうかな・・・という、実になんでもない理由。

新潟であれば新幹線使えば日帰りでも充分間に合う。しかし、せっかく新潟まで行くなら、少しその周辺を見て回って、一泊ぐらいして美味い酒飲んで、日常の激務をほんの少しの間だけでも忘れ、かりそめの休息タイムを設けるのも悪くないなぁ・・・などと、考えていたときに、そう言えばインターネットで知り合った富山の友人が、今度ぜひ富山に来てくれって言ってたのを思い出し、少し足を伸ばして富山で一泊するのも悪くはないな・・・などと、思いついたのだ。

恥ずかしながら日本海側の土地勘が全く無い私は、新潟→富山って、このへんで言えば横浜→沼津ぐらいな感じで特急電車で行けば1時間ぐらいで行くだろうぐらいに考えていたのだ。ところが、路線検索していてびっくり! とんでもなく遠いじゃないの。ちょいと足を伸ばすぐらいの話では済まないってことにいまさら気がつく。

こうなったら仕方ない。富山からの帰りに、どこか中間地点でもう一泊して、帰ってこようと。

で、以前より行って見たかった 長野県松代 に、行くことにしたのだ。

松代はご存知の通り、太平洋戦争末期に国家中枢機能移転先として選ばれた地であり、多くの地下坑道が今なお現存する。しかし、私はそれよりもまず、松代から東南東に直線距離で約3Kmのところにある 皆神山 に登ってみたかったのだ。皆神山は、世界最大で最古のピラミッドだと言われており、また、山頂にある皆神神社は、UFOの基地であるという話を以前、聞いたことがあるからだ。ぜひ参拝して、この目で確かめてみたい。

というわけで、以下のような道程での、二泊三日、北陸信州放浪一人旅のアウトラインが固まった。


一日目:自宅→新潟(高橋留美子展で うる星新作アニメ)→富山泊。
二日目:富山→直江津→長野県篠ノ井泊。
三日目:篠ノ井→松代→長野→自宅。

地図で見てみるとなんというトライアングル大移動!
なお、新幹線の発着を基準にしたので東京起点になっているが、私は神奈川県横浜市在住である。

今回の道中で撮影に使ったカメラは、カシオのEX-S20。200万画素のお気楽コンパクトデジカメである。どうも最近、まともな画像を生成してくれる私の気に入る画像を記録してくれるコンパクトデジカメが皆無なこともあり、ここ数年のメモカメラはすっかりカシオのEX-S20となっている。電池の持ちがよい、必要にして充分な情報量、パンフォーカスなのでピン外しの心配が無い、小さくて薄くて持ち歩くのに負担にならないなど、接写が出来ないのが少し痛いときもあるが気持ちよい割り切りが気に入っている。今回の二泊三日の旅でも、充電器は持っていかなかったが総撮影枚数366枚、最後までしっかりと、シャッターを切ってくれた。


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