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2004年12月21日昼:「すっかり寒くなりました」



いや〜、もう12月も21日じゃぁないですか。あっという間に今年も終わる。ほんとうにあっという間。毎年恒例の、かにこむ本年を振り返っての話は、いまはちょっとそれどころじゃないので(ってじゃぁなんでヨタ話なんか書いているのかという突っ込みはぜひまたの機会に・・・)また時を改めて書きたいと思います。

最近のCMOSってすごいね。

このごろCMOSをいじる機会が増えました。ちいちゃいのは320x240のものから、上はメガピクオーバーまでです。が、画質的にはかなりよくなりましたね。「追いつけCCD」では無く、もはや互角に近い線まで行けるような感じです。

なんというか5年ぐらい前までは、「しーもすぅー(語尾上昇で)? けっ、あんな絵嫌い」って感じでまさに眼中にも無かったです。当時はとても、コンシューマ向けのものは写真を撮るデバイスとして使えるようなレベルではなかったですよね。なんというか、こう、CMOS臭いっていうんですか? 絵がもう、CMOSCMOSしているんです。「画質を少しでも求めるならCCD」でした。でも一方で、CMOSはその構造上スミア出ないとか、消費電力的にCCDよっか省エネだっていうメリットがあるわけで、「これで画質がよくなればなぁ・・・」と、なんとなく思っていたって感じです。

が、キヤノンがEOSデジタルでCMOS採用。このときは驚きました。ちょうど私が、写真学会のサマーセミナーで講演させていただいたときでしたから、2000年のことですね。写真学会のサマーセミナーですから、当然にそれ系業界のかたがたも大勢見えられているわけで、私もそれ系業界内では、そこそこ知人が大勢おりますので、「キヤノンがCMOSってのは驚きました」と言っては、CCDとCMOS談義に華を咲かせたものでした。しかし製品が製品でしたからね、高品質CMOSはまだまだお高い時代。でもね、QV-10がそうだったように、CMOSだってそのうち高性能のものが安くなるんだろうなぁなんて、漠然とは思っていたものです。

あれから4年。そのCMOSの品質はついにコンシューマレベルのデバイスにまで降りてきたって感じです。


かにこむ法人化

そろそろ考えようと思い、なんとなく漠然といろいろ考えてます。で、まずは、みなさんの反応をお伺いしようと思い、なじみのクライアントさんでの雑談時などに、『いよいよ「かにこむ」も法人化しようと思っているです』と話すと、みなさん『ぉお、いいねぇ。がんばってね。株式会社かにこむかぁ』というような話になります。そこで私は例外無く、『いやその、名前なんですけどね、「かにこむ」じゃぁ、なにがなんだかわからないじゃないですか。だから、イメージなんとか とか、なんとかラボ とか、かっこいい名前にしようかって思うのですが・・・』。と、自分の考えを話すと、これまた例外無く・・・

『青木さん、そんなのだめだよ。青木さんは「かにこむ」なんだから。「かにこむ」と言えば青木さん。そうなってんだよ。世の中みんなそう思っているよ。絶対に「株式会社かにこむ」』。

世の中が、みんなそう思っているですか?

自分で愛らしい感じだからって思って取ったドメイン、それが発端で付けた屋号。そして、それをみなさんに認めてもらえているというのに、自らその名称を変えようなんてとんでもないことを私は思っていたんだなって、改めて気がつきました。みなさんごめんなさい。そして、ありがとうございます。考えが至らなかった自分を省みます。

うむしかしだ。自分のドメインが欲しいと思い何の気なしに決めたドメイン名、そして、それに基づいて付けた屋号がここまで業界に浸透するとは、ドメイン取った1996年当時は予想すらしていなかったな。
そういう私も、『「かにこむ」なんて、なんだかわけわかんない名称だから、とにかくやたらめったら浸透させよう』と決意し、ありとあらゆるものにカニのロゴを付けて活動したことは事実です。封筒や便箋、報告書、講演やプレゼンで使うスライドのはじっこにも忘れずにカニを入れましたし、カニバッチも作って背広にびしっと付けて、あちこちの打ち合わせに行ったりしました。ご請求書やお見積書に捺印する角印にも、カニが一匹ちゃんと入っております。請求書に押してあるってことは、現場サイドに留まらず、その会社の総務経理系にまでカニのロゴは浸透しているはずです。
ですので、この「かにこむ」ブランドの浸透作戦は、一応の成功を見たということなのでしょうから、やはりここは、こんなところで立ち止まってないで「かにこむ」のまま、生涯突き進むべく決意を新たにしました。

さて、先へとまいりましょう!


年賀状

エプソンR-D1を買ったことにより、圧倒的な品質を持つデジタル画像を撮影することのできる手段を手にした私は、これを出力、鑑賞する方法として、エプソンのPX-G5000を、先月発売同時ゲットで予約購入しました。
R-D1の画像は、もうPC上で見てもなにも面白くない。200dpiで5120x3840 Pixelぐらいの表示能力を持ったトリニトロン管でも出てくれれば別ですが、そうでない限りはもうプリントするしかない。で、顔料で品質の経年変化も問題ないだろうということで、PX-G5000をゲットです。完全にエプソンの策略にはまりきっているわけですが(インク代もう3万円オーバー。紙代考えたくも無い)、しかし、いいものはいい。いいものに、相応の対価を払うことにはなんら躊躇しない私ですので、今年はR-D1に引き続き、たいへんに良い買い物が出来たととても満足な今日この頃なのです。事実、R-D1とG5000で、完全に自宅でカラー写真のフルデジタルプリントシステムが構築できるのですから、これは対価以上の素晴らしい効果があると言えます。自分で創造する楽しみ。自分のイメージを具現化することの満足感。これはお金では買えません。

というわけで毎年、アウトソースしていた年賀状印刷。今年はせっかくだから、G5000で刷っています。今、刷りながらこれ書いているのですが、さきほど第一陣終了。インクジェット専用年賀状と顔料インクの相性もまぁまぁいい感じで、落ち着いたマットな仕上がり。100枚刷るのに約80分。いい感じじゃぁないですか。

色校もリアルタイムで全部自分で出来ますから、これはいいです。来年も自分で刷ることにしましょう。


スキーシーズン

今年もいよいよやってまいりました。

今年は娘が小学校1年生になってしまったこともあり、あまり休みがありません。
年末年始は私は外出しないでおうちでのんびり寝起きと同時に酒食らうスタイルを愛しますので、年末年始は宿泊を伴うお出かけはしません。
つうことで、1月と2月の連休、それぞれ2泊で毎年恒例のゲレンデ近くの、これまた恒例のホテルをキープりました。かにこむ指定福利厚生施設にしようかしら、ここ ^^)。とても小奇麗なホテルで、ゲレンデまで歩いて5分(積雪量によっては10分)。スタッフのみなさんも(形式ばったものではなく)とても優しく丁寧で、料理もそこそこ本格的で大変にお気に入りです。

今シーズンは、愛車レガシィにスノータイヤを履かせるかどうか悩んだのですが(去年はタイヤチェーンで対応)、雪など滅多に降らない地域に住居する身としては、やはりオンロードタイヤのまま、今シーズンもタイヤチェーンで対応することとしました。私自身は、チェーンの着脱は全く苦にならないし、付けるのは10分程度、はずすのは5分もあれば終わりますから、まぁいいですかって感じです。

それになんか、雪のある道路のはじっこでチェーンを付けていると、気合が入ってくるんです。「よしっ! 行くぞ!」みたいな。

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