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2003年1月30日昼:おかげさまで今月は忙しかった

年始にお休みがあったとは言え、19日営業日(いちおう土日祝日を除いて)中、13日は終日外出しておりました。
クライアントとの打ち合わせや新規商談など、とても充実した日々を過ごすことができました。ありがとうございます。

今月もまだ明日がありますが、今日明日は久しぶりにアポも無く、おうちでお仕事です。報告書や提案書、企画書書いたり、現在進行中案件のシステム開発をやったりして過ごす予定です。

今日は穏やかないい天気ですね。

今回はなんとなく、むか〜〜〜し使ってた、コモドールのマイコン with グリーンモニタ風にしてみました。
(追記:背景真っ黒だとなんか目が痛いので、ちょっとだけグレイにしました。)

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さて、自営でフリーのエンジニア(最近はコンサルが多いですが・・・)で生計を立てていると、「お休みってどうしているんですか?(あるんですか?)」「おうちで仕事していると公私の区別が大変ですよね」ってよく質問されます。

『お休みってどうしているんですか?(あるんですか?)』

自営業のみなさんはみなそうだと思うのですが、「今日は休みだぁ〜〜〜」っていう完全休みの日は滅多に無いです。まぁ、年に数回かなぁ。大晦日と元旦ぐらいかなぁ。これもようやく最近そうなったのであって、以前は(写真業界の会社で役員をしていたこともあり、また、サーバー管理などの仕事もあり)年末年始でも頭のどっかに仕事は必ずありましたし、生活の上でも仕事タイムが必要でした。

ですので、普通の土日は休みって感じはあまりなく、さすがに法人クライアントとの打ち合わせは土日は滅多に入りませんので(それでもたまには入ることもある。土日の打ち合わせってノイズも少なく集中できて結構効率よかったりするんですよね)、土日はたいがいおうちでお仕事してますが、打ち合わせが滅多に入らないので必ずおうちで仕事ができるといういい点もあります。
平日はなんだかんだで外出仕事で、土日で報告書とか提案書、企画書書いたりまとめたり、集中してコーディングしたりって感じですかね。
でも、さすがに土日も朝から晩までびっしりやっているわけでは無く、お昼は家族で昼飯食べに出かけたり、スーパーに買い物に行ったり、娘と遊んだりしてます。夕方以降深夜までお仕事タイムって感じでしょうか。でも、私の場合、集中してデスクに向かって仕事できるのってだいたいそんなもんです。時間効率良く集中してってタイプですね。

『おうちで仕事していると公私の区別が大変ですよね』

私の場合、公私の区別はほとんど無いですね。これはその人それぞれのスタンスというか、向き不向きがあると思うのですが、私はもともと公と私の間に明確なラインを引きにくい人間なんだと思います。自営業でも、例えば販売業は公私の区別が付けやすいと思いますし、エンジニアでも、付けようと思えば付けられるでしょう。でも、私は公私の区別はあまりありませんし、付けたいとも思いません。
そもそも、自分の得意分野を活かし、世の中に貢献し、それで生計を立てようという思いでこうして独立して自営業になっているわけで、別のもっとわかりやすい言い方をすれば、『自分の好き勝手なことして食っていきたい』ということなんです。当然、なんの役にも立たない誰にもなんの利益も与えない『好き勝手なこと』だけしてたらお金貰えませんからね、誰かにとって有益でなにかに貢献する『好き勝手なこと』をすることで、その対価として報酬を貰って米を買い、家族を養っているわけです。

そうですねぇ。公私という点で言うと例えば就業時間を見てみましょう。個人事業所としての「かにこむ」は、コアタイム無しのフレックスで、7時間/日 を1日の基準就業時間としております(でも実際はたぶん少なくとも12時間は仕事してますが)。でも、晩飯食べてお風呂に入って、蒲団にもぐって寝てしまったとしても、寝ている間に突如素晴らしいひらめきがあったりした場合は、朝の3時とかでも起きあがってMacに向かって突然コーディングを始めたり、ドキュメント起こしてひらめきをメモっておいたりなんてことはよくあります。不思議とこの寝ている時のひらめきっていうのは夢みたいなもので、『明日でいいや』とか思ってそのまま寝ちゃうと思い出せなくなってしまうことが多い。こうなると、ひらめきが失われただけでなく、以後数日は、『あれなんだったんだろう・・・・』って、悶々とした日々を過ごすことになって非常に負ですよね。
以前は常に枕元にメモを置いておいたのですが、深夜の寝ぼけ眼で蒲団の中でメモった内容は、そのときはマトモに書いているつもりでも翌日になって見ると非常に高度な暗号化がなされていて、書いた本人でも全く解読できないことが多いんです ^^) なので、今では例えメモでも、ちゃんと起きて記録するようにしております。

一方で、1年のうち何日かぐらいはどうも眠くてぱっとしない、ノらない日ってあるじゃないですか。そんな日はアポが無ければおうちで「今日はもういいや!」って思って昼寝してみたり。そんな時はデスクに向かってもろくな仕事できませんからね。

アポがあったらどうするんだって?

これがですね、人間ってうまくできているもので、アポがある日はもう前日から明日のアポの用意を普通するじゃないですか。明日はこんな話をしようとか、アジェンダに応じて事前に資料用意するとか調査しておくとか。こうしておくと、身体がもう前日寝る前からアポありモードになるんです。ですから、アポがあってぱっとしない日ってのは、滅多にありません。今までは経験ないですねぇ。例え前日少しぐらい飲み過ぎたとしても、不思議と朝ちゃんと起きれるものです。

まぁこんな感じで好き勝手なことを仕事にしているので、これはもはや仕事とプライベートを分けることはできないんです。好きなことには集中できるし、利害を超越したところで注力できるじゃないですか。それは明らかに仕事の成果物の品質、結果に反映され、非常に質の高い成果物を得ることができるのです(ここは自信を持って言い切りたいところだ ^^))。

でもだからと言って「仕事=趣味」では断じて無いんです。仕事には、性質の相違はあったとしても、目的とするものがあって、予算があって、期限がある。この限られた条件の中で最大の成果を得なければならないんです。ここが趣味とは違う。趣味は、予算は無いし(って、本当に無いんだけど)、期限も無い(あえて言えば自分がボケる時までか)、目的もあってないようなもの。

でもね、「仕事=趣味」では断じて無いんですが、私にとっては紙一重であるところも確かです。上に書いた、趣味とは違う部分を除けば、あとは一緒なんです。


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