★☆ スマメ安全祈願の場 - ことのおこり ★☆

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私はスマメ嫌い(だった)

なぜなら、過去に何度もスマメ自体の破壊(4枚)、デジカメで記録したデータの消失(数回)を経験し、信頼性に著しい疑問を抱いていたからだ。なによりも、自分で撮影したたいせつたいせつな写真画像が、ユーザー側から見ればまさに『勝手に』電子の彼方に葬りさられるのはいかなる怒りにも代え難い。それに加え、度重なる仕様変更による互換性の欠如など、ユーザーをなめているとしか思えないそのスタンスに、『こんな詰めの甘い製品を一般消費者市場に投下するたぁ許せん!』といつも激怒していた。
そんなわけで、スマメ嫌いであったわけだ。


しかし一方で増え続けるスマメカメラ

そんな私の手元には、矛盾しているのだがスマメを記録媒体に採用したデジカメが増えていった。例えば、1996年夏のFUJI DS-7に始まりDS-8, DS-20そして愛しのFUJI FinePix700だ。FinePix700は1998年秋のフォトキナ会場(@独)でフル稼働したが、悲しいことにデータ消失事故がまたも発生した(フォトキナレポート参照)。この事件で私は『我がシステムからのスマメ全廃宣言』をしたにもかかわらず、1999年2月10日、32MBスマメの発売日に合わせてOlympus C-1400XLと32MBスマメ2枚をゲット。『言っていることとやっていることが違うじゃね〜かよ〜』という批判の声も高まる ^^)も、欲しいデジカメがことごとくスマメなのだから仕方ない。


考察してみた

写真を撮る道具であるデジカメ。これを選定するのに記録メディアを基準に考えるのは当然といえば当然だが(だって写らない可能性の高いフィルムしか使えないカメラは普通買わないよな)、私がとても欲するデジカメが、なぜかことごとくスマメを採用しているという事実はなぜだ。これは、まさに天が私に与えた試練ではないだろうか? ここまでスマメを嫌っておきながら、欲しいデジカメがほとんど全て記録メディアにスマメを採用している。うぉぉぉぉお、どうすりゃいいんだぁ。自力で改造してCF/IFをつけちまうかぁ・・・・・そんなん無理だぁ・・・・・・・
そういうことであれば仕方がない。素直に欲しいデジカメを買おうじゃないか。メディアで云々言わず、ハード(ここでいうハードはカメラ本体のこと)主体で行こうじゃないか! と、一気に方針転換し、あっさりスマメ機種をゲットすることになったわけである。だって仕方ない。強力な外部フラッシュとシンクロして、秒に何コマか連写できて、一眼レフ式でとっさの時に確実にフレーミングできるデジカメで画像と価格がリーズナブルなものはC-1400XLしかないんだから。


3.3Vになって随分安定したかもネ

別に擁護するわけじゃないけど、FinePix700でずーっと随分スマメを使ってきたけど、3.3Vのものは随分強くなったような気がする。唯一FinePix700であったデータ破壊も、オペレーション起因であるといえばそう言えなくもない(けどあのぐらいの衝撃は耐えて欲しい)。が、やっぱり怖いデータ破壊である。



自作短波ラジオの上に置いたスマメ安全祈願ピラミッド。
中には、生け贄の2M/5Vスマメが鎮座する。

そこで私は、まず、自宅の自分の部屋に、スマメ安全を祈るピラミッドを設けた。ピラミッド自体は別の目的で1997年末ごろになんとなく作ったもので、クフ王型の約1/1000スケールだが、これにスマメを入れてみた。なんの効果があるか不明だし、これで2Mのスマメが4Mになることももちろんない。そして、ここからが肝心なのだが、せっかくなので、これをオンラインでなんとか繋ぐことにより、kani.comをご贔屓にしていただいているみなさんのなかで、もし、私と同じように、スマメ破壊の恐怖におびえる日々を送られているかたがおられるなら、ほんの気休めにでもなればこれ幸いというわけで、ここに、『スマメ安全祈願の場』を設けた次第である。

なおこのピラミッド祈願場は、状況に応じ移動撤去再構築が可能である。


もちろんここに祈願したからと言ってなにがどうなるわけでもないかもしれないが、ピラミッドがみなさんの祈願波動に有効に感応し、少しでもみなさんの安泰なるスマメライフのお役にたてればと思う次第である。

以上、長々と恐縮である。


「スマメ安全祈願の場」にぜひ参拝を!

master@kani.com