"> 裸眼立体視入門

裸眼立体視入門

2枚の写真をそれぞれの目で見て脳内でひとつの映像にすることで、立体感を得る写真の鑑賞方法を、裸眼立体視といいます。

仕組みについては多くのwebですでに紹介されておりますので割愛します。興味あるかたは、検索エンジン等で 裸眼立体視 で検索してみてください。ランダムドットステレオグラムという写真でないものもありますが、見方は一緒です。ここでは、この裸眼立体視がうまく出来ない人向けに、私なりに考えたサンプルで再挑戦してもらおうと思います。立体感が出やすいように、視差を少し大げさに取ってますので、見慣れたかたには少しドぎつく見えると思います。

はじめての人でも比較的簡単にできるような気がする、交差法からまずはやってみましょう。

PC画面に余計なものがあると気が散りますので、今、これをご覧いただいているブラウザのウインドウを、なるべく画面いっぱいに広げて見ていただくと、よりよいかもしれません。




交差法用の画像です。PC画面から少し遠めに・・・80cmぐらい離れてもらったほうがよいかもしれません。

まずはじめにこの画像を、普通に見ます。人魚が2人見えます。そのまま普通に、2人の人魚の間にある白い線(画像の境界)あたりを、10秒ぐらい見つめてください。

次に、人魚を見つめた状態のまま、さりげなく目を 寄り目 にしてみます。2人の人魚が分離して3人になります。人魚の分離に成功したらしめたもの。3人になった人魚の真ん中の人魚に気持ちを集中して、ピントを合わせるように意識します。人魚が4人になってしまったらそれは寄り目になりすぎですので、少し戻すか、はじめからやり直します。

自力寄り目でうまく3人に分離できない場合は、PC画面と自分の目の間、真ん中よりすこしだけPC寄りぐらいなところに、指を1本おいてみてください。指の上から、向こう側に居る人魚の顔が見えるような感じがGoodです。

その状態で、指を見ると指の向こうで人魚が3人になっているハズです。目の位置はそのままで、3人の人魚の真ん中のヤツに意識を集中すると、あるとき、ふわっと真ん中の人魚にピントが合って立体的に見えてくるハズです。

どうです? できましたか? だめですか? 焦る必要はありませんから、暇なときにでもちょくちょくチャレンジしてみてください。あと、交差法より平行法のほうが簡単という人も居ますから、次にご紹介する平行法もチャレンジされてください。



平行法用の画像です。交差法の画像の左右を入れ替えただけです。

この画像を普通に見ながら、眼の力を抜いて、なんというか、こう、ぼーっとした感じで眺めてみてください。寄り目にして人魚を3, 4人に分離したあと、寄り目解除した勢いで視線をさらに開く方向に移動させるという手もありです。

すると、人魚が3人に分離するハズです。

3人に分離したらしめたもの。その真ん中に人魚に気持ちを集中させて、ピントを合わせる点は交差法と同じです。