kani.com について

2002年 4月 1日
昔の(2001年 3月18日)
御連絡は、 webmaster@kani.com まで、お願いします。


ホームページに関するお問い合わせは    : webmaster@kani.com
管理者:青木康雄への一般 mail は     : master@kani.com
青木康雄の提供するソフトに関する mail は : support@kani.com
ソフトのバグリポートは          : bugreport@kani.com
お仕事のお話、ライセンスのお話などは   : sales@kani.com

kani.com は、私が1996年4月に、InterNIC に申請したドメイン名で運用されているものです。ま、個人でやっているっていうだけのものですが。
2002年4月1日現在、自宅に引いたNTTの提供するインターネット接続サービス「OCN/フレッツADSL/IP8」で接続されるサーバで運用されております。

もともと自分のオンラインでの活動拠点とすべく用意しておいたものですが、1997年元旦に独立、「とびまるソフト」を開業したことに合わせまして本格的に稼働させることにしました。2001年2月までは、DIGIWEBInterliantに買収された)というホスティングサービスプロバイダのお世話になっておりました。2001年2月から、OCNエコノミー128K(IP16個)を自宅に敷設し、サーバ一式を自宅に設置しましたが、通信費の節約と回線の高速化が両立できるということで、OCN/フレッツADSL/IP8へバックボーンを切り替えました。IPが減ってしまったけど、その分ちゃんとネットワークを考えるようになりました ^^)

メインのサーバ群は、ぷらっとホームで販売しているOpenBlockS(以下OBS)という、小さなLinux箱を用いております(kani.comデータセンターの写真)。OCNとの接続には、YAMAHA RTW-65bを使っております。
OBSは、赤青黄と3基あります。きれいでしょ。
  赤:DNS、mailサーバ。
  黄:webサーバとdns予備。
  青:各種開発用。
と、分けてます。

なんで kani.com っていう名称か・・・ですが・・・・

私は確か、1994年の秋にリムネットに契約し(サービス開始直後ぐらいの時だったと思う)、はじめてwebを公開しました。当時はISPもIIJ、ベッコアメ、リムネットぐらいしかありませんでした。自分でwebを公開して感じたことは、そのURLの長さのめんどくささと非永続性です。私は当時横浜に住んでいたのですが、リムネットは当初東京にしかアクセスポイントがありませんでした。東京で契約した私のドメイン名はst.rimでした。しばらくして横浜にアクセスポイントができるということで、横浜に移転したら、ドメイン名もyk.rimに変わりました。初めて経験する「webとメールアドレスの引っ越し」です。あちこちに案内出したり、電子メールアドレスの変更をしたりと、これはこれで結構めんどうなものでした。

私は思いました。
今後インターネットインフラが広まるにつれ、そのサービス、もしくは個人にアクセスするために必要な情報であるドメイン名は、非常に重要な意味を持つだろうと。そして、ブランド名と同じで、覚えやすくわかりやすいドメイン名か? そのドメイン名にある程度の永続性は期待できるか? 告知する際に、伝搬しやすいドメイン名であるか? が、とても重要になるのではないか・・・・と。
ある程度の永続性を期待するには、自分でドメイン名を取得するのがもっともよいと考えました。
調べてみると、日本でドメイン名を取得することは非常にたいへんで、1995年当時は日本では個人で取得することはほとんど不可能でした。比してアメリカはインターネットの国だけあって(という理由でかどうかは知りませんが)、個人でも比較的簡単に.comとか.orgが取得できるということもわかりました。日本に住んでいるのでほんとは日本のドメインがほしいかったのですが、とれないのであれば仕方ありません。アメリカでドメイン名を取得することにしました。

短いドメイン名、覚えやすい、愛らしい、などの条件でいろんなドメインを考えたのですが、そのなかで、思いついたのがカニだったのです。カニは日本人にとっては実に身近で親しみのある存在ですし、なにより、私がカニが好きだったからということもあります。子供のころは家の近くを流れていた多摩川でカニをとってきて水槽で飼ってみたりしましたし、地震予知の研究のために飼っていたナマズの餌にするために、小さいカニをとってきたこともあります(カニさん、ごめんなさい)。また、天に昇る蟹座の話も好きです。ギリシア神話にまつわる蟹座の話。もしよろしければぜひ一度お読みください。蟹座のカニは、気のいい、そしてそんなに強くないのですが、実に勇敢なカニなのです。悲しいけど勇敢なカニの物語です。

「かにこむ」って覚えやすいでしょ? どこかで誰かにお教えする時でも、『カニコムで覚えてね』って言えば、大概覚えていただけます。

そうそう、食べるカニは、ちょっとめんどくさいので、苦手です ^^) 美味しいですけどね。かにシャブとか、むき身になって食べやすいのは、とても好きです。